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2009/09/02 (Wed) 砂地フィルター ? 境界性人格障害 ?

20090902_2.jpg


感情に隙間が出来る時期があって、
そんな時は何故かいつも、
どうでも良い相手を探す。

その傍らで、
ふいに携帯電話が鳴って、
楽しみに待っていた人からのメールが届く。

どうでも良い相手よりも何十倍も大事だし、
どうせ話すならメールの送り主の彼と話す方が絶対楽しいはずなのに、
私は何故か返信できずに、
何となく、
どうでも良い相手と、
どうでも良い話で、
割合楽しい話をして、
あはははと笑っている。


あはははと笑いながら、
メールをまたちらりと読み返し、
ああやっぱり好きな友達だなと思うのに、
メールを送ってくれた彼は、
本当に私と会いたくてメールしたんだろうか、
義理で仕方なくメールしてくれたんじゃないんだろうか、
などと胸の端に厭な靄がかかる。


疑いを持つ理由などどこにもないのに、
昨日まで、
ついさっきまで、
このメールが来るまで、
考えたこともなかったのに、
何故私は急にこんなにも不安になるのか。


何故なのか考えようとするが、
どうでも良い相手との話にそれなりに熱中してしまい、
メールの相手のことは考えたくなくなってしまった。

どうでも良い相手よりは考えたい事なのに、
何故考えたくないのか。
私は急に、
どうしてしまったのか。
少なくとも、
好きな友達を選択できない今の私は、
自分を嫌いでもないが、
決して好きでもない。


時々こんなことが起こる。
私は、
自分に急に自信がなくなって、
それは誰かから挫かれるわけでもなく、
目に見えて何があったというわけでもなく、
ある瞬間に突然、
自分の足元が底なしの砂地に変わってしまうのだ。


どうでも良い相手と、
じゃあねと電話を切って、
メールを再び読み返そうかと考えると、
またあの厭な靄がやって来て、
一人きりのからっぽの部屋で、
クーラーの静かな音にじわじわと冷やされていると、
さっきよりも靄がどす黒く胸を染めて、
何だこれは、
何をやっているんだ私は、
と嫌悪と焦りで胸を掻き毟る。


専門家は、
こんな気持ちすら病名という枠で囲うことができるが、
この煙のようなどす黒く曖昧な靄は、
枠には少しばかり引っかかるのみで、
あっという間に拡がり私を汚染する。

専門家は、
化学反応を原子レベルから説明する化学者のように、
今の私の状態を得意げに解説するのだろうが、
私の何故には、
答えていることにはならない。


どうでも良い相手の方が、
心に馴染みやすい時、
浪費されゆく時間が、
インクの染みのように頭上の空を曇らせ、
暗澹たるフィルターの下、
私はしばらく大事なものを見失う。


それはきっと哀しいことだが、
何故か涙は出てこない。

それを時々、
繰り返して、
時々、
茫然と生きる。




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痛いほどわかります 

凄く気持ちわかるなと思いながら読みました。
本当にふいに世界は灰色になる。
崩れた瓦礫の中に一人取り残される。
何があったわけでもないのに…。
この心境をあるドクターに話したら、まさしく得意げに言いました。
「それはこちらの想定内のことです。一つ覚えておいて欲しいのはずっと続かないということ」。
ボーダーラインに言う常套句って感じでした。
随分良くなってきたつもりでも、やっぱり襲われるこの心境。
「時々茫然と生きる」哀しさは泣けない深いものですね。

2009/09/03 02:23 | serein [ 編集 ]


 

美鳥さん、こんにちは。

その霞をこうして言葉にできるのが
美鳥さんのすばらしいところだと思います。

自分の考えていることが、
果たして偏っているのかいないのか、
それすらもわからないことがあります。

”普通の人”は、どんな風に考えて
どんな風に生きているのだろう。

私は、自分の目線、というものを尊べなくて、
ついグラグラしてしまうのです。しょんぼり。

2009/09/03 10:15 | Muumipeikko [ 編集 ]


 

あたしもそういうのが昔から時々訪れます、なんでしょうね。
自分では、そういうのが破壊しようとしている一つなのかな?と考えてます。

心許せる好きな人でも、相手は自分の事なんて必要としていないんじゃないだろうか・・と考えたりして、わざと遠ざけようと企んでしまうような所があります。

いつか裏切られるんじゃないだろうか、だったら先にその関係を自分から壊した方が楽、と、大切な関係性すら壊してしまうような事ばかり、繰り返してしまって。

自分が相手を大切と思う気持ちより、目の前に存在する人間の方が大切に感じてしまったり、流されてしまうような感覚が拭いきれません。心が空虚な時ほど、あたしはその傾向が強いみたいです。

もしかしたら的外れな気持ちかもしれませんが、何となくそんな思いで記事を読ませて頂きました。

2009/09/03 18:49 | konomin [ 編集 ]


>>sereinsさんへ 

sereinsさん こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
最近、心理的な作業が多く、なかなかブログを拝見に行けません。お元気ですか?またお話したいですね~!

BPDは、24時間BPDというわけでもなく、変動があるので時によっては甘く見てしまいます。
「もう治ったんじゃ・・?」と思っているときに、いきなり寂莫とした感情に襲われると、二重にショックを受けました。

何があったわけでもないんですよね。でも実際は、何かあったんでしょうか。誰かとの摩擦やすれ違いもなく、突然一人で絶望に陥るのは何故なのか、いまだにそこらへんが分かりません。これが症状といわれてしまえばそれまでですが、BPDからの回復を目指す者として、不意の絶望はどうしても克服したい症状の一つです。

「ずっと続かない」と言われても・・・と思いますね。「想定内」といわれても、それだってこちとらも想定内だよゴルァと言いたいですね。想定内だし、ずっと続かないとか知っていても、襲われる虚無感をどうすればいいのかが課題であり、課題に挑む意義を医者が示しても良いんじゃないの?と思います。

BPDに対して、医者は依然回復を目指すというよりも「厄介者をどう宥めるか」を重点としているようです。「回復はしない」と断言する専門家すらいます。怠慢や無能を症状のせいにするのは、いかがなものかと思います。仮にも専門家を名乗っているわけですから。

BPDに関する薀蓄や、症状の解説はもううんざりですね。
それだけ分かっているなら、次に挑むべきは具体的な治療法の実践と試行錯誤だと思います。

この記事を書いた日、あまりに茫然として殺伐として、それでいて世界中の輪郭が薄墨に溶けて流れていくような感覚に捉われ、書き留めておかねばと思いました。
共感して頂ける方がいること、回復を目指し日々地に足をつけ歩んでらっしゃるsereinsさんが存在していることに、深く勇気付けられ、感謝しています。

2009/09/18 00:04 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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