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2009/04/16 (Thu) 遺言書と引きこもり ?機能不全家族・ひきこもり・強迫性障害?

20090416.jpg
※多少、長文ですが重要な記事にて、最後までお付き合い下されば幸いです。

機能不全家族(Wikipedia 機能不全家族)の中で苦しんでいた時代から遷り変わり、私は機能不全家族の外円に接して生きている。
心は、この家族の病理を受け付けられないままでいるが、頭は、闇の仕組みを理解し把握し、生きるために適切な態度をマスターしている。受動的でもなく、能動的でもなく、積極的でもなく、消極的でもない。

かつて私は、狂っていた。私も、とでも言おうか。
「機能不全家族」という名前も知らなかった。それ以前に、どれほど自分が苦しくても屈辱を味わわされても、リンチを受けても、「これが普通の家族」と信じて疑わなかった。それどころか、愛情すら存在すると信じて疑わなかった。
カウンセリングを受け、本を読み漁り、自己分析を出来うる限り重ね、体験を重ね、今の私は、狂気を知って正気を知った、そのスレスレの狭間で息をしている。私は、自分の人生に責任が持てる。少なくともその努力が出来るまでに回復した。

同じ環境で育った弟MKが引きこもって、15年が経つ。
過去の同級生は、仕事を持ち家庭を持ち、子供を持ち、家を建てた者もいる。
MKの暮らしは、人間のものとは思えない。人間不信、極度の強迫性障害、コミュニケーション能力ほぼ欠落、友人なし、ネット上にもなし、民族蔑視の極み、劣等感の極限、髪は去年から洗わず切らず、全身から悪臭。その他、挙げればきりがない。
絶望と憎しみを煮詰めると、諦めという惨劇が生まれる。彼は、人間としての惨劇そのものだ。

一つ屋根の下に暮らしておきながら、いまだMKの問題を直視できない両親。
私は、彼らが直視しないままに問題に取り組むように時々仕向ける。

私が心掛けることは、至極簡単だ。
 怒らせてはならない。私の身が危うくなる。
 ある一定の領域以上は、踏み込んではならない。私の精神状態が乱される。
 相手の間違いや矛盾に気づいても、正そうとしてはならない。感情的になると頭が働かなくなり、拒絶の塊になる相手だから。


以下は、数日前の電話。
私も父も、最初から最後まで声を荒げず、感情もフラット。
私たちは、実に<うまく>いっている。
家族の和さえ乱さなければ、何でもまかりとおる。
暴力もリンチも暴言も嘲笑も、まかりとおる。
そして、私の話もある程度まかり通る。
例え、99%の確率で彼らの耳を素通りするだけだとしても構わない。
私は今、自分が後悔しないためだけに生きている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「もしもし。体調はどう?昨日、また夕食の時に胸苦しくなったってお母さんから聞いたけど」

「そうやねん。何か気分が悪ーくなってな。吐きそうやった」

「試験勉強に根詰めすぎてるからじゃない? 他にも聞いてる限りじゃパニック障害になりかけてる気がするから、休む時は休んだ方がいいよ」

「そやな。やけど、試験日が近いんや。問題が難しくてなぁ・・・もうほんま難しいわ」

「馴れが大事な問題やん。メリハリつけて、やっていったら、そのうち慣れてくるって」

「そやとええけどなぁ」

「ところで昨日、MTと電話で話したんやけど。おばあちゃんの命日のこととか、家系図のことでお母さん遠縁と揉めてたやん。そのうちお父さんら死んだら、うちらで親戚付き合いしてかなあかんし、その家のこともどないするんやろて姉弟で話してんやん。そんなんもそろそろ考えなあかんやん」

「そろそろて、まだまだ長生きするで俺たちは」

「私は自分が明日生きてるかも分からんと思ってるからなぁ。お父さんらも、何あるか分からんやん。人間いつ死ぬかなんて分からんけど、必ず死ぬねんから、その後のこと考えて準備しといてええやん」

「そらそうかもしれんけどなぁ・・・。家のことって何や」

「MKが引きこもって15年なるやん? このまま何もせんで放置しとって社会出られへんままお父さんら死んだら、MKは、あの家にそのままおるんやろ?」

「そりゃそうや。あいつが出るわけないやないか」

「出んでも、あの家と土地持ってるだけで固定資産税とか払ってかなあかんよな? そうなったらMKは払えんし、家と土地売り払うしかなくなるやん。お金が欲しいんやなくて、あの家と土地はうちら家族が住んできたもんやし、それを他人に売り払うんは私はいやなんやん? おばあちゃんのも埋めてあるしなぁ」

「そりゃ俺も嫌やでそんなん。土地とこの家はなぁ・・・守りたいわ」

「どないして守るんな」

「どうもこうも、あいつが外に出んから仕方ないやないか」

「仕方ないって言うには早いんじゃない? 引きこもりの専門家に来て貰うとか、施設で生活できるところもあるし、精神科医の往診に来てもらうとか、方法はいろいろあるけど。何か手を打たな、あいつこのままやん。うちら姉弟は、MKのことは面倒見いひんて決めてんねん。お父さんら死んだらな。それ、前から何回も言うてると思うけど。MKを生きてる間にどうにかせな、家と土地失うで」

「そんなん出来るか!? あいつを警察に渡すようなまねできるか!?」

「警察やなくて、専門家や。強迫性障害も酷くなって、あいつもう自分の部屋にも入れんくなってるやん。椅子でしか寝ぇへんし、引きこもりやなくて精神病の域に入ってるねんで」

「ぶっ殺すか?」

「殺せんの?」

「俺はいややぞ。安らかに死にたいから刑務所には行かんぞ」

「せやったら、専門家頼ったら?」

「できるか。無理矢理あいつを連れ出してみい。MKは俺を殺しに来るで」

「そうなん?」

「俺は嫌やぞ。殺さてたまるか。あいつならやるぞ」

「殺されたらいいんじゃない?」

「あほぬかせ」

「MK、株相変わらずなんやろ」

「そうや。もう24時間張り付いてやっとるわ。でも一銭も儲からんのや。あれは博打や。世界中のあらゆる事件で株価が変わるから、予想なんかつかんのや。あいつはあかん。株ばーっかりやっとるわ」

「はじめから私言うてるやん。お金まともに稼いで使ったことない、社会に出たことなくて、どんだけ本で勉強したかて、儲けられるわけないやん。だいたい時給にしたら、幾らやねん。赤字やん。何年やってんの」

「もう2年以上になるなぁ」

「仕事って、そんなもんちゃうやん。住むとこと食べるもの確保できる安定があるのが仕事やろ?今の状態で株なんて、ただの道楽やん。それで固定資産税とか払っていけるわけないから、家と土地のこと心配してんねんけど」

「仕方ないやないか。俺が責任もってやるわ」

「どうすんの?」

「知るか。そんな先のことは分からん」

「そんな先のことでもないで?お父さんも、最近あちこち体悪くしてるし、お母さんも年やん。MKのこと放ったらかして死んでも、私よう面倒見いひんで。お父さんらの問題やからなMKのことは」

「そりゃそうやけどな・・・人間みんな死ぬからな」

「いつ死ぬかなんて分からんやん」

「そりゃそうや」

「せやったら、家と土地どないするか、お父さんらの好きなようでいいから遺言書作ってや。後で揉めるのも考えるのも厄介事処理するのも、絶対長女で一番しっかりしてる私なんやから。
揉めんように1年か2年以内に弁護士を雇って遺言書を作ってくれる?」 

「恐ろしいこと言うな」

「現実やん。明日来るかもしれん現実。お金はどうでもええわ。MKの事と家と土地で揉めるの嫌やねん。しっかり準備しといて」

「わかった!俺が全部家取り壊して、お母さんに全部やるわ」

「お母さんに? お父さん、長生きしてMKを死ぬまで養ってお母さんのこともMKのことも家族全員のこと看取ってから死ぬっていつも言ってるやん。お母さんより先に死ぬん?」

「いや。死なん」

「そうなんや」

「ややこしいから、もういいわ。とにかく今勉強で忙しいから。そういう今すぐ分からんこと言われても仕方ないわ」

「MKのことは?」

「仕方ないやないか。あいつは何考えてるかさっぱり分からん」

「まあ、今から準備して段取り取っておいて欲しいだけだから。内容は何でもいいから遺言書だけは作成してね。遅くても1,2年以内に」

「まあ考えとくわ。よう分からんわ。じゃ今からまた勉強するから」

「はーい。じゃあまたね」


・・・・・・・・・・・・・・・・

機能不全家族において強いられるルール
(クラウディア・ブラックの言を参考に、思いつくだけ列挙)
1.話すな    問題について話し合うのはよくない。
2.感じるな   感情を素直に表すのはよくない。
3.信頼するな  人を信じるな。家族の事は外に漏らしてはならない。
4.考えるな   疑問を持つのはよくない。ロボットになれ。
5.要求するな  質問しない。頼まない。
6.遊ぶな    家族を第一に。遊ぶこと休むことは許されざる悪。治療も悪。




機能不全家族(当ブログ内リンク・私の家族について少しずつ書いています)
Wikipedia 機能不全家族

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お墓の話し 

美鳥さん、こんにちは。拝見してお墓の話しを思い出しました!。私は一人っ子なので家の様々な行事を引く次ぐ義務があると責任を背負い込んでいた頃のお話です。
実家のお墓は○○家代々の墓石ではなく、一人1基で幾つもあるのです。もちろん祖父母以外の知らない人の分まで。それはかなわんと思い、父親に姉弟で相談してまとめてもらうようにと何度も申し出ていました。母にも何度も何度も話しましたが、母と父の姉弟関係が思わしくないままで何一つ改善されませんでした。
その後、私は親と縁を切ることになり(来月で4年になります)墓のことはどうでもよくなりましたが、両親の私への配慮のなさにあきれたものでした。「自分の人生を受け入れられない人は、自分の人生に責任を持てない」と両親を見て感じます。
『機能不全家族において強いられるルール』は全くその通りで、原因や状況が違えども、ルールは共通しているのだなと改めて思いました。

2009/04/23 10:40 | エコペン [ 編集 ]


>>エコペンさんへ 

エコペンさん こんばんは。

機能不全家族は、私にとって重要なテーマであり続けるので、少しずつ書いています。
機能不全家族の怖いところは、構成している家族全員がルールを遵守するようロボット化している点で、幾人か苦痛を感じているとしても、家族のルールの矛盾が生み出しているものだと自覚するのが難しい点だと思います。
エコペンさんも、よくご存知のことかと思います。

自分自身も全く疑いを持たず、苦しみだけ感じて生きてきたので、この厄介さは重々分かっているのですが、だからこそ私の経験が誰かの目に触れ、潜在的な機能不全家族への気づきのきっかけになれれば最高の幸運だと思って書いています。

我が家は、大人と子供、成績の上下、年功序列、男女の区別、様々でヒエラルキーが確立されていました。自然、大人や両親は敬うものであり、両親達の言うことは何があっても正しいと覚えこまされていました。ですから、自分が大人になってから記憶にある限りでも、葬儀屋に騙されかけて直談判したときや、悪徳リフォームからは両親は完全に騙されて金を持ち逃げされたり、今回のように家族の問題を一切処理できなかったり、は私にとって数年前は驚きの連続でした。
両親って、こんなに何もできなかったっけ?こんなに主体性がなかったんだっけ?こんなに片付けられなかったんだっけ? 目が覚める思いでした。


エコペンさんは、一人っ子なんですね。
初めて知りました。なるほど、過去にお話したことなど総合して、一人っ子で機能不全家族の中で生きられるのは、相当にご苦労されただろうとお察しします。

葬儀や墓の話、必ず揉めますね。
事後処理と事前の取り決め。この点で、人生への取り組み方が問われるからでしょうか。
エコペンさんは、物凄くしっかり者という印象が強いのですが、お一人で全部背負われてきたからなんですね。私も一応長女ではあるのですが、存外人見知りで活動し始めたのは最近のように思います。

お墓をどうするかなど、最近の母方の親戚で家系図の表記についてもめたことを思い出します。なぜか私が一番腹を立ててたんですが・・。処理能力が低い母は、諦めちゃいました。

お墓、残念でしたね。
うちの家系図もそうなんですが、先祖代々のこと、途中の血族が曖昧だとそこでせっかくの系図が途絶えたり、歴史が辿れなくなったりしてしまいます。歴史好きとして単純に、とても惜しいことだと感じます。エコペンさんも熱心に努力されたんですね。徒労感、分かる気がしました。

>「自分の人生を受け入れられない人は、自分の人生に責任を持てない」と両親を見て感じます。

同感です。
両親の姿を見て、自分の身を振り返り、私は徹底的に自分について受け入れたいと思っています。両親を変えることではなく、私の中にすべてがあるので、これを断ち切り、私らしく生きることが肝要と感じています。

> 『機能不全家族において強いられるルール』は全くその通りで、原因や状況が違えども、ルールは共通しているのだなと改めて思いました。

そうなんですね。
ルールを明文化されてはじめて、なるほどと納得できる点も過去幾つもありました。
そうか、これは正常だったと思っていたけど異常だったのか、など自分が苦痛に感じていた感覚に間違いはなかったのだと背中を押してくれました。

知ることは、とても重要だと思います。
自分の人生について知ることは重要、そして何がしか重なる誰かの人生を知る機会があれば、尚更に幸運と思います。
全く違う地と両親の元で生まれても、たとえば私とエコペンさんの間に、機能不全家族という共通概念の共有がある、これはとても貴重なことです。その上で、今現在生きている存在感は、潜在的機能不全家族で苦しんでいる人にとっても大きい意味を持っていると思います。
このような気づきや交流がブログを通して誰かと誰かの間に広がりますように、願わずにはいられません。

2009/04/28 22:09 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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