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2009/03/17 (Tue) 生を抱く

8歳半の白文鳥むく(♀)に、腫瘍が見つかったのが2ヶ月前のことだ。
それから、通院と朝晩の投薬、体重測定、闘病を続けている。

腫瘍と思われるものは、上クチバシと腹部。
特にクチバシが酷い。
最初は、クチバシの変色から始った。
美しい赤色だったが、紫に変わり、貧血を起こすと黒色に変わる。

クチバシの内部にあるらしい腫瘍が片方の鼻から出てきて、みるみるうちに大きくなり、現在、文鳥の目の7,8倍の大きさだ。
見た目は、血の大きな塊に見える。
腫瘍のせいでクチバシが盛り上がって割れかけていたり、逆に下のクチバシが異常発達して舌を巻き込むようになり、下のクチバシをカットしてもらったこともある。

今日少し目を離したときに、自分で引っ掻いたらしく、カサブタが取れて大量出血を起こし、失血のショックで倒れていた。

こういったことが、先月から続いている。
失血で立てなくなったのは、今夜が初めてだ。
体重が減っている様子はないが、腫瘍がどれだけ大きくなっているのか分からないので、実際の体重が分からない。

私を、とても頼るようになった。
止血の手当てをする私の手の中で、むくは大人しくしていた。
力なくも抱っこをせがむから、しばらく手の中で看病していたが、温度が足りないので今は電気毛布を入れたベッドに入れている。
息が荒い。

老いから来る白内障で、片目が完全に失明してから1年は経つが、一番元気でやんちゃで食いしん坊だ。
そのむくが、クチバシの異常のせいか腫瘍のせいか、以前食べていたもの殆どを食べなくなった。食べようとするが、食べられないようだ。一種類のペレットしか食べない。


更に年長のもも(♂)は、10歳半になった。
今月の頭、むくが出血して手当てをしている間に、突然低体温で危篤状態になった。
その頃、私は酷い鬱で、この二羽の命が重くて重くて仕方なかった。
そんな瞬間は、今まで何度あったかしれない。
それでも、文鳥ズは生きていて、自然が任じたままに疑いもなく生きようとしている。


明日生きていたくない私が、明日生きているか分からない文鳥たちの看病をするのは、複雑な気持ちだった。
今の私は、今日を生きていて、明日も生きていこうとしている。
私ができることは、彼らの生老病死を彼らと同じように、あるがままに受け入れ、私に出来るだけのことをさせてもらう、それだけだ。

生きることは、苦しい。
楽しいこと、楽なことがあったとしても、悩みはいつも尽きないし、思い通りにいかないことの方が何と多いことか。
苦しい生を全うしようとする生物に、等しく敬意を私は抱く。
自分の生の重みから目を逸らさず、与えられた運命を嘆くでもなく、逃げるでもなく、誤魔化すでもなく、身一つで全うする生を無言で讃える。

むくの呼吸が、どんどん荒くなっている。
明日の朝が、分からない。
私は、あらゆる全ての可能性を覚悟している。
付き合えるだけ付き合おうと思っている。



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美鳥さんがブログを不在にしていらっしゃる間、美鳥さんのご無事を思うと同時に文鳥たちのことが気になっていました。
美鳥さんの覚悟を決めた文章を拝読すると、なんと言葉をかけていいかわかりませんが、美鳥さんが文鳥たちと一日でも長く一緒にいられたらいいなと思います。

2009/03/17 22:26 | アネモネ [ 編集 ]


>>アネモネさんへ 

アネモネさん こんばんは。
いつも来てくださって、本当にありがとうございます。

ブログを休止している間に、アネモネさんから頂いたコメントを覚えています。お会いしたことのない私のみならず、文鳥にまでお心配り頂けたことが嬉しくて印象的でした。

むくの容態が急変したのは、予測していたようで予測できなかったことでした。本人も、びっくりしたんじゃないかと思います。死ぬ1時間前、貧血でしんどそうでしたが自分の羽で飛んでいました。

翌日に、むくの母親の墓もある実家に行って、一晩一緒に過ごし、亡くなった翌々日に庭に埋めてやりました。
私は、むくが死んだ日に、むくのためにペレットを大量に買い込んだばかりでした。覚悟していましたが、予測はつかない。命は厳しいです。

一緒に暮らしていても、死の間際に立ち会えることは難しいことです。アネモネさんが一日でも長く一緒にと願ってくださったこと、感謝に耐えません。むくが息を引き取る瞬間まで私は彼女の生に付き合うことができ、むくが息を引き取ったのは、私の服の中でした。意識をなくす前に、目を合わせることができ、私は精一杯の感謝と励ましと労いを注ぐことができました。

大切なものの死に立ち会う度に、私は自分自身に問いかけられている気がします。
どう生きるのだ、どう行動するのだ、と問いかけられて仕方ありません。
今日、実家から大阪に戻り、文鳥ももと一緒に、一羽と一人で再スタートです。
スタートに際して、アネモネさんに感謝の返信を書けることが嬉しいです。
ありがとうございます。

2009/03/28 22:01 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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