--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2009/03/15 (Sun) ひとつくらい

20090315.jpg

薬を追加された。
とても安定しているのに、なぜだろうかと最初は服用拒否も考えたのだが、飲み始めて効いてくると、処方された理由が分かってきた。
2週間ほど、かなりの躁状態だったらしい。

脳内がアッパーになっていた。
生活費の計算もぶっ飛んでしまい、体力は無尽蔵な気がして常にそわそわして何かせずにはいられず、手帳の空白を埋めたくて仕方ないから、次から次に予定を入れた。

九州に行って、その足で沖縄に1週間行き、ちょっと大阪に戻って来たら東京に行って、合間に大阪で習い事を3つ始める予定を立てた。
計画の一つ一つは、別段問題はないのだが、健康体でもきついスケジュールだ。
なぜ先週までの私は気づかなかったのであろうか。現在の私は、首をかしげるばかりだ。


ついでに、躁状態の時のパターンで買い物をやらかした。
必要なものなら構わないが、私が買ったものは、

バラフォン(冒頭の写真がこれ)

と 

油絵セット+キャンバス

である。

<バラフォン>を知っている人は、そうはいないだろう。
それが何であるのか、バラフォンという名前すら購入する2日前まで私は知らなかった。

子供人格A(仮)が、カウンセラーに送ったメールを見て木琴を買おうとしていることに気づき、慌ててネットで値段を調べたのが最初だった。
ヤマハにしても全音にしても、かなりの高額でサイズもでかく、こんなもん家に置いていたくないと思った。家が小学校の音楽室みたいになってしまう。

Aは、金銭感覚がぶっ飛んでいて、経済状態に無頓着なので、興味が向いたものはすぐに買う。
躁状態の私は、先回りすることにした。自分も妥協できる木琴を必死で探した。
バラフォンを見つけてからAの同意を得た後、ネットでアフリカ楽器店に電話をかけまくった。

アフリカの木琴バラフォンは、木の鍵盤の下に共鳴板として瓢箪が幾つもついていて、これに穴をあけ蜘蛛の卵嚢の皮を貼り付けてある。主にアフリカのブルキナファソかマリから輸入している。
にわか知識で、ブルキナファソにはバラフォンを使った<木琴ことば>が存在することを知った。バラフォンはブルキナファソだろう、ブルキナファソのバラフォンしかいらない、とド素人の癖に余計なこだわりまで途中追加されたため、ちょっとした値段になった。
しかし、躁状態で大して気にもならない。
電話口で実際に演奏してもらい音を聴いて、選びに選び、価格と質と店のアフターフォローを吟味して、二日後には購入していた。


翌々日に届いたバラフォンを見て、私も欲しいものを買っても良いのではないか?という気持ちが頭を擡げてきた。
何が欲しいだろうか。
そうだ。そういえば、油絵道具が欲しい。油絵が描きたい。今すぐ描きたい。しかし、やはり質が良くて店側が鼻血出すような究極にお買い得なセットが欲しい。

躁状態の私は、またも油絵セットを探しに探した。
スタートダッシュが速い速い。
集中力も並大抵ではないので、すぐにネットで、こんなにも高品質なのに何故!?と絶叫する安い油絵セットを見つけた。しかし、月に5台限定のセットだ。売り切れていた。次の販売日すら、曖昧である。
躁状態の私は、またも店に電話をかけた。ホームページでは、再販日はネットでお知らせしますのでと書いてあるにも関わらず、そんなもの待ってはいられない。
店の方は嫌がりもせず丁寧に応対して下さったが、販売日はやはり未定ということであった。
仕方ないので、その日からネットの販売ページに張り込みを始めた。
朝から晩まで販売されるのを数十回チェックし続けるのである。我ながら、気持ち悪い位の執着だ。
そうして販売開始1分後に見事購入した。
躁状態でアッパーなのも手伝って、その瞬間の私の幸福感、達成感といったらなかった。


手元に届いたのは、実に完璧な油絵セットと、選びに選んだキャンバスだった。
ここのキャンバスいいわー下地処理してあるんだもの、楽なんだもの、と言ってみるのだが、下地処理って何だろう。
いいわー高品質だわーこれにして良かったわーと手に取るなんたらナイフって、一体どう使うんだろう。この形は、何のためだろう。
この油壷最高だわーと手に取るのだが、怖くて蓋すら開けられないではないか。

その瞬間に気づいたのだが、私は油絵を描いたことが一度もないのであった。
山ほど見るのは見てきた。美術館は大好きだ。それなりに目も肥えているだろう。
しかし、描いたことがないものは、描けない。キャンバスの下地処理が何であるのかから調べなければならないのは、躁状態でなくともアバウトな私には七面倒なだけである。


現在、この立派な天然木箱の油絵セットは、私のデスクの下に眠っている。届いたその日から、早くも眠っている。
躁状態の時には、ついでに油絵教室に通おうと思ってそれもスケジュール帳に書き込んでいたのだが、一昨日に一度ドーンと落ちてからは、一切のスケジュールを一旦白紙に戻したために、油絵セットが日の目を見るのは相当先になりそうだ。

かなり本気だった沖縄1週間滞在旅行も、そんな金がないことにやっと気づき、行こうにも行けない。一昨日に鬱状態になった時に、行く気も失せた。


アフリカの木琴バラフォンは、人格Aがカウンセラーが持っているバリの太鼓と合奏するというので、私がデカい楽器、しかも現地人が手作りで作った壊れやすい木琴を全神経集中させてカウンセリングルームまで運んだ。
昨日のカウンセリングでカウンセラーから聞いたところによると、一応大喜びで使ったらしい。最初は全くお話にならなかったが最終的には先生の太鼓と合わせ、アフリカっぽい演奏になりつつあったとか。「Aちゃんは、なかなか面白いリズム感がありますよ」と先生は言った。そうならいいが。
少なくとも私が叩いてみた限り、赤ん坊が叩いたほうが面白いのでは?と思うくらい、自分のセンスのなさに失望する。私は、この楽器を有効活用できない。

買ってしまったものは仕方ないので、ほしがったAが有効活用してくれるのは有難いが、運ぶのは毎度私である。昨日は、出会い頭、当然のようにカウンセラーに「今日は、木琴は持って来てないんですか」と訊かれた。運搬係は一度で解放されると思っていたが、毎週合奏する約束でもしているのか。持ってきてないと分かったらAちゃんが多分怒ると思いますよとカウンセラーは言った。面倒だ。何しろ幅は60センチもある。一日で肩がこった。


一昨日最悪まで落ちた精神状態は、カウンセラーとの関係がうまくいかなかったからだが、昨日の午前中には乗り越え、カウンセリングで解決した。
精神状態は、フラット。鬱でも躁でもない。
明日は躁状態の時に勢いで入れた予定をこなしに行く。

うまくいけばいいなと思う。
殆どの日を鬱状態で過ごしている気がするから、たまには躁状態の時に作った予定のひとつくらい、実らせてもいいなと思うのだ。



応援よろしくお願いします。  
a_04.gif にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

関連記事

治療日記 | comment(0) |


<<生を抱く | TOP | 夢の記録<神殿と硬貨の島>2009.3.13>>

comment











管理人のみ閲覧OK


| TOP |

プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

QRコード

QR

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

メールフォーム 

お気軽にメールください。返信までお時間頂く場合があります。

名前:
メール:
件名:
本文:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。