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2008/11/13 (Thu) 甘い蜜を啜る夕刻 ?境界性人格障害・自傷・希死念慮?

カッターナイフを太腿に突き刺す。
二度、三度、四度目で切り裂きたくなるがやらずにいる。
布越しに刺さる刃は痛いだけで、さほどの傷を残さない。
この自傷行為は、7?8年前の私がやっていた自傷の一つだ。切腹も同じく。リストカットやODじゃなく、自分をミンチにしたがるのも同じく。時間が巻き戻されたかのようだ。
しかし、あの頃と違うのは、今の私は失語症を克服し言葉を手にしていること。
書いて伝えることだけは、絶対にやめないと決めていることだ。


昨日は、3歳の頃の記憶がフラッシュバックした。それが自傷のきっかけになった。またODめいたことをやらかしそうになった。支えてくれる友達のことを思い、裏切るようで出来なかった。
泣き喚いて、太腿を刺した。

ひととき記憶が途切れた。ネットショップからメールが来ていて、インドのお香を私が注文したらしい。ご注文ありがとうございましたのメールだ。脱力した。
長袖一式は、やはり見つからない。捨てられたのか。私しかいないこの部屋で「捨てられた」と表現することがおかしいのか。私が捨ててしまったのだろう。


希死念慮が酷い。
些細なことがきっかけで涙が止まらなくなり、嗚咽になり、獣のような咆哮、絶叫に変わり、死にたい死にたいと部屋中をぐるぐると歩き回った。
目が外ばかり見る。
飛び降りたい、死ぬのも死ねないのもどちらでもどうでもいい、飛び降りたい、とにかくこの体を形を留めぬ程に滅茶苦茶にしたい。
そればかり考える。


今日は、本当は色んなことをやる予定だった。
一つだけこなした。後は悉く不可能だった。
些細なメール一つで、また死にたい死にたいの錯乱状態だった。
泣き喚いたかと思うと、ふと正気に戻ったりした。
ゴミを捨てに、夕方、外に出た。


飛び降りようとしている私の部屋の五階はどんな高さだろうか、と下を見てみる。
エレベーターで下りて、今度は下から見上げてみる。
硬いコンクリートの駐車場から見上げれば、吹き抜ける5階まで続く壁。
吹き抜けた上には、空だけがあった。


今日の空は、雲ひとつない。
何もない空は、ときどき憎しみを想起させる。
私の体中を駆け巡る、何者かへの怒りや失望、絶望、悲痛、孤独、何もかもに肩透かしを食らわせて、空は一枚の青い板のように無機質だ。
我が物顔で当たり前の顔をして、空は、私を世界に閉じ込めている。
あそこから飛び降りて、ここに落ちるのか。
足元のコンクリートに目を落した。


部屋に戻り、カメラを手にまた同じ場所に戻った。

コンクリートの上に立ち、最上階の上、憎い空を見上げた。
自由とは何だろうと考えた。
自由とは、欲しいものを欲するままに手にすることだろう。今私が欲しいものは何だろう。


今、この瞬間、死ねたらいいのに。

生きることは曖昧に許され続けて今日も明日も生きているのに、なぜ死ぬことは許されないのか。認められないのか。認められないのに、なぜ私はこんなに死に憧れる瞬間を幾度も幾度も繰り返し、逃れる術を持てずにいるのか。

死を希求することが私を支えてくれる大切な人を裏切ることになるとか、あの人を、この人を、その人を悲しませることになるとか。
苦しいだけ。本当はそんなことを考えたくはない。


死だけが私の望みを叶えてくれる。
成就する。
死に憧れ、甘い死に陶酔し、死への夢想で安らいでいる。
認めても良いのではないかと、ふと考えた。


今この瞬間、死がこの世で最上の甘美。
これが唯一の真実。
なのに不謹慎というだけで、なかったことにするのか。
こんなにも死に憧れるのに。
甘美で醜く爛れた私の死体が今ここにあれば、私は安らいで安らいで、もう何もかも満ち足りて、おなかいっぱいおっぱいをのんで、すやすやと眠る赤ん坊のように満ち足りる。


今、この瞬間、死ねたらいいのに。


雲ひとつない空の下、日が傾き始めた夕刻、私は空想の世界で死んだ。
私の死体を眺めた。
数メートル四方の冷たいコンクリートの上、カメラを片手に歩き回り、私は、自殺した自分の死体検分、現場検証をやった。
私は空を飛んで落下し、地に叩きつけられ内臓を破裂させ、耳や鼻や口から血を流し汚物を撒き散らし、コンクリートの上でひしゃげて死んだ。

私は、ここで死んだ。

ゆっくり深呼吸した。
清浄な死が、この場からかき消えてしまう前に。
肺の奥深く吸い込んだ。
爪先から足、膝、太腿、腰、胸、腕、手のひら、指先、爪、髪、頬、まぶた、睫毛の先まで、死が充ちた。
甘かった。
冬の陽は移ろいやすく、いつの間にか夕刻の陽射しは蜂蜜のように甘い。


私は、私の自殺現場でシャッターを切った。撮りたいものが明確だ。夢中で撮った。
珍しく、私らしい写真が撮れた。
もう少し生きられる。信じた。
一歩ずつ自分の足で階段を上り、5階の部屋まで戻った。




写真は後日アップ予定。

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Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

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