カウンセラーを変えた初カウンセリングで話題になった私の「リストカット・ODは茶番。自分をミンチにしたい」について書く予定だったけれど、まさに茶番のODをやらかして病院に行ったので、そのときのことを書く。
昨日のことだから、薬が残っていて朦朧としている。しかし文章は、きちんと書ける。会話もできる。と言ったら「ろれつがまわってない」と医者に指摘された。
体も脳も動いているつもりだが動いてないらしい。何度もキーボードを打ち直す。
何がどうなったのかよく分かっていない。多分、前回の記事を読んだら思い出すんだろう。
そうだった。私が出たドキュメンタリーを見て、「あれより私は大変だったしあれは普通だし、あれじゃ別に支援はいらないよね」といったメールを友達と思っていた人から貰ったことと、もう1人半月以上意味不明な行動を続けて(私にとっては何故彼女がそう動かねばならないのか把握はしてたが)迷惑だった人とも色々あったからだ。
前者は、信頼していた友達だった。
ツイッターと記事を読んでくださった読者の方から「事情はよく分からないが今回は背中から撃たれたのではないでしょうか」と書いてきた方がいた。
まさにその通りだった。
他にも、新しいカウンセラーに不安を抱いていたこと、解離性同一性障害の診断が下りつつあること、いろんなことが重なった。
理由はどうあれ、他にも色んなことに私は嫌気がさしていた。この数ヶ月、どんどん溜まっていく人間が自然うみだす澱のようなものにズブズブと沈められて体の中から腐っていきそうだった。
ディレクターのN氏を私は心から信頼している。だから、作品について私が感想を述べるのを避けている。ディレクターだけの問題ではない。放送したのはTBSだし、ディレクターに迷惑をかけたくないので沈黙している。しかし、ディレクターを信頼している。世間の無理解と軽薄と現実とファンタジーの区別もつかないような鈍磨した感性、それに迎合しなければ資本主義社会でまかり通れない実情を近くで感じただけだ。
「臨界点を突破しそうだ」と友達に話したのが前々日だったと記憶している。限界が昨日来た。友達と話す前から私は頓服を規定量以上ガリガリ齧り続けて、もう幾つ服薬したのか分からない状態だった。友達と話しながら、確か10〜15分おきに更に齧り続け、話し終わってから更にお菓子を口に運ぶようにどんどん薬を齧り続けた。
普段貰っている量を殆ど使わないようにしている。あまり薬を体内に入れたくないからだ。だからたくさん余っている。
いつもの10倍飲んでも効いていない気がした。更に飲んで飲んで、そういえばどこまで飲んだらOKなんだろうかと思い、病院に電話した。
看護士に繋がって、幾つ飲んだのか数えてくださいといわれたから話してみた。その時点で3〜40錠のんでいた。まだのめる、と思った。話せるし、多少ふらつく程度で眠くもならないし、頭は冴えている気がした。
病院は丁度午前中の診療が終わったばかりで、次は4時からだから4時に来てください、と言われた。
私は、4時まで生きている気がしなかった。だから「生きていたら行きますね」と答えた。
このまま酩酊した状態でいれば、自分のことだから何か突発的にやらかして死ぬだろうなぁと思った。あと4時間も無事でいられる気はしなかった。
看護士は「それ以上薬を飲まないように」と何度も言っていた。はいはいと言いながら、ガリガリ薬を齧った。
病院までは、遠い。自転車で10〜15分かかるし、大通りを何度も通る。昔から自傷、自殺というと車に轢かれて轢かれてミンチになりたがる私が、無事に病院まで行けるわけがなかった。
看護士に、「1人暮らしですよね?」と訊かれた瞬間、どっと涙が溢れて、薬をかじりかけたままのパサパサした口で「ひとりです。誰もここにはいない。わたしが死んでも発見されない。そこにいけるわけもない」と泣きじゃくった。更に絶望が増した。
私がどうなっても誰も知らない、誰も見ていないここで、私がどうなっても何一つ現実は変わらない、微々たる存在、もしくは存在すら認められていない今に絶望した。
「4時に来てね。待ってるからね。お茶かコーヒーをのんで、薬はのまないで。薬を飲むならお茶かコーヒーを飲んでね」
看護士が繰り返し言った。
「待ってるからね。4時に待ってるからね」
言っていた。
「いけたらいけます」
と答えて電話を切った。
それから、ガリガリガリガリ、薬をかじり続けた。
効かない薬に苛々した。
そうだ、とにかく私は何があっても記録し続けるんだ、と思い、ツイッターに書き続けた。
死んだにしても幾つ飲んだか参考になるだろうと思った。
これくらいじゃ死なないこともわかっていた。
ここからどうなるか分からないから、書いておこうと思った。
一つずつが、二つずつになり、そのうち放り込めるだけ口に放り込んだ。
天井を仰いで泣いた。泣いても泣いても何が悲しいのかすら分からなかった。
息をつぐ度に薬を齧った。手当たり次第に呑み込んだ。
もう何もかもどうでもいい。
◇効かないラムネ(後編) - OD・境界性人格障害・解離性障害 - に続きます。
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2008/11/11 21:11 | [ 編集 ]
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2008/11/11 21:56 | [ 編集 ]
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2008/11/12 04:52 | [ 編集 ]
>>鍵コメdfさん
もう殆ど鍵コメになってませんけど、dfさん こんにちはw
御覧頂けなくて良かったです。私は、とんでもないピーモザイクなしでしたので、見たら見たでちょっとアレでした。
私は出させて頂いただけで、大変貴重な体験をさせて頂きました。不特定多数の人々に向けて表現することの責任と誠意を学ばせて頂きました。
この経験は、うっかり私が死なない限りは最大限生かしていきたいと思っています。
プロの方から表現においての指導を受けられる立場を得たことが、何より有難いことです。
dfさんから教えていただいたとおりに、最近の私は白飛びを恐れまいということで、目の前のボードに「白飛びを恐れず」と書いて貼っております。一向に進歩がないようでしたら、ご指摘いただけましたら幸いですw
今後ともよろしくお願いします。
>>鍵コメnaさん
naさん おはようございます。
はじめまして。
ブログも番組もということで、本当にありがとうございます。何か1つでも感じ取ってもらえるものがあればいいなと思います。当事者からすると、少し入門過ぎて物足りなかったかもしれませんが、次回作をお待ち下さい。
ボーダー等人格障害の辛いところは、ボーダーだけにとどまらず、鬱はじめ様々な症状を抱えることが多い点ですね。
鬱と人格障害は、私の経験上のみでお話するなら、誤診も多いのが現状と思います。
一過性と仰っていますが、少し心配です。実は私は取材前は「私のボーダーは治ったのだと思う」と言っていました。対象となる相手がいなければ、症状がその間だけなりをひそめているということは、よくあることです。
対人関係等、今後も少し注意された方が良いのではないかと老婆心ながら感じています。
取り越し苦労であればいいと願います。
リストカットもODも、単純に言えば人を遠ざけるなぁと思います。けれど、苦しくて苦しくて死んだほうがましだと思ったときに、酩酊状態に陥れて免れるという方法を、私も手放せずにいます。お気持ち、お察しします。
大阪は、最近寒いのか寒くないのか、よく分からない毎日ですね。しとしと雨さえ降らなければ気分的にOKなのですが、雨が降ると憂鬱になる。それがよりによって数少ない外出日にあたると、何でこんなことに・・・と鬱になりますw
カウンセラーとの相性は、人間同士、当然あるようですね。女性が苦手な私にとって、ボーダーが酷いときは女性だからこそカウンセリングが続いた、ともいえて、何が功を奏すか分かったもんじゃありません。相手が男性だと、転移が激しくて治療どころじゃなく、仮想恋愛のような極端な感情に陥って、ドクターショッピングしてしまう、というのが過去ありました。
しばらく調子を崩しっぱなしで、ブログにお伺いできていません。naさんも、どうぞ風邪など引かれませんよう。同じ大阪の空の下で、私も何とか生きてます。
>>鍵コメsさん
sさん おはようございます。
先日メールありがとうございました。ベッドの上でひからびてまして、お返事できていませんが、拝見しました。本当、ありがとう。
物理的に1人というのは、何というか楽なようでいて、いざとなるとやばいですね。ここで死んでも1ヶ月は発見されないだろうなぁ、などと考えますが、それが決して大げさでもないという・・・。
友達の家に泊まったときなど、家族の何ということはない話し声を聞きながらだと熟睡できたり。けれど、やはりこの病気の孤独感や虚無感というものは、そういう人のぬくもりも軽々と色褪せ温度を奪ってしまいますね。
ODはいかんな、と当然ですが思いました。
連日だったので、身体がガタガタになり、消化器全般やられて固形物が昨日まで食べられない状態でした。
私は、基本、ODもリスカも嫌悪しています。経験者ではありますが。そのことを知る友人がとても心配してくれ、負けないでくれと励まされ、そうだもうODなんてやってる場合じゃない、と思いました。
壮絶な痛みを前にして、何週間後かに効く治療薬と、今すぐ効くモルヒネを差し出されたら、人間間違いなくモルヒネに手を出してしまう。そういう心理を体験しました。
とりあえず今日も生きてます。生きてる限り、ちゃんと書き続けようと思います。
ありがとうございます。
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