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2007/11/23 (Fri) 言葉が媚びれば私が消える

2007.11.22_diary.jpg

カウンセリング 2007.11.22


風邪が治りきらないまま、片道約2時間かけて
カウンセリングへ行った。
カウンセリングに対してポジティブな気持ちのときには、
風邪くらいの体調不良は、関係ない。
先週とは、大きな違いだ。


先週、ブログのアドレスを先生に渡した。
見てくれたのだろうか、どう思ったんだろうかと気になる。
でも、やはり今日も先生は、いつものとおり
「今日は何から話しますか?」と訊いたきり、
ブログのブの字も、言おうとしない。
クライアントが話したいことを常にメインにするためだ。


私は、しばらく実家の話をした。
私の家族の、金銭感覚の話だ。
例えば今朝、弟が、
また私の監視役となって任務を遂行した。
私が購入した本の代金数百円を、
マジックペンで紙にでかでかと書き、
母の席に貼り付けていたのだ。
金額以外、何も書かれていないが、
「姉がこれだけ買ったから、忘れず徴収するように」
という意味で貼られた紙だ。
私は、何も踏み倒した覚えもなければ、
先週、母に貸した金だって、
まだ返してもらってない。
自分から取り立てて請求したこともない。
なぜ、母の借りは書かず、私の借りだけ書くのか。
同じく、私とは違い、母から借金する形で
本を購入した弟自身の代金は、なぜ書かないのか。
登録情報上、母の名義で購入されるわけだが、
私は、払わないと言った覚えもなければ、
踏み倒したこともない。
カウンセリングに行く、と言うと
父が「お前、金を払ってからにしろよ」と言った。
だから、私がいつ払わないと言ったんだろう。
ここの家の人たちに聞いても、答えはない。


両親からは、
私にかかった養育費まで返せと言われた位なので、
そんな両親と金銭についてやり取りをするのが、
とても虚しく感じる。
ただの貸し借りではなく、
権力を奪い合い与えあっているような、
重苦しい空気が、いつもある。

社会に出たばかりの頃は、
家庭内での金銭感覚そのままだったので、
人からコーヒー一本奢られることさえ苦痛だった。
付き合う男性から奢られることも、
奢られないことも苦痛だった。
愛情関係に1円でも金銭が関わると、
混乱してパニックを起こし、
自傷欲求が抑えられず、私にとっては地獄だった。
お金のない世界に行きたい、と
子供のようなことをいつも願っていた。

今、そんな感覚を持たなくなったのは、治療のお蔭。
そして、怯える私に少しずつ少しずつ、
お金と愛両方をもって私を愛し、育ててくれたYのお蔭。



時間を半分過ぎて、私からブログの話をした。
話し始めて、先生の反応が鈍いことに気付く。
カウンセリングという、対面での会話よりも、
ブログを通じての先生への情報伝達に、
会話の軸がずれることを危惧して、
慎重になっているのだと分かった。
私は、思わず笑った。
先生が、私が思っていたとおりのことを言ったので、
先生と一緒に笑った。
一対一で話すより、文章で一方的に情報として伝達した方が
私にとっては楽だろう。
でも、それじゃカウンセリングの意味がなくなってしまう。
現実で向き合って、先生と私の間でその瞬間生まれる会話、
その会話を私がまず優先して大事にしなければ、
カウンセリングは、ただの一方的な独り言になってしまう。
先生が恐れていることが何なのか分かっています、と伝えて、
慎重に、ブログの話をした。


私の7年を知る先生は、このブログ以外の私も知っている。
例えば、私の趣味や日常の暮らし方、友人、恋人、
このブログにいまだ書いていない性格まで。
ブログは私の一部にしか成り得ないが、
カウンセリングの私と、ブログの内容を比べて
何か違和感がありますか、と訊いた。
先生は、ない、と答えたので、安心した。
それは、私が誰にも媚びず、誰からの批難も恐れず、
ただ純粋に自分を書けているという証だからだ。


誰かと取るコミュニケーションには、優しさや気遣いがいる。
でも、純粋に自分を表現するとき、人目を気にすると、
幾らでも言葉は媚びてしまう。


例えば、

私は悪い子です、
どんな両親でも私は愛しています、
私が至らないんです、
虐待なんて私の言い訳なんです、
病気なんて、ただの甘えなんです、
頑張ります、
頑張ります、
そう言い続ければ、
きっと善良な多くの人は、優しい言葉で許してくれる。


逆に、

私は虐待を受けました、
虐待の傷を抱えて、私は苦しんでいます、
病気が私の人生を奪っていきます、
虐げられた怒りが消えません、
こんなことをされました、
あんなことをされました、
私は何も悪くないのに、
私は私らしさが分からないので、
間違っていることも、正しいことも、
自分を知りたいので善悪を問いません、
と言えば、
人は、宥めや反発、批難の気持ちを持つだろう。
一生懸命子育てをしている人は、
私の両親の肩を持ちたい気持ちになるかもしれない、
過去を乗り越えてきた人は、
過去はもういいじゃないかとポジティブ思考を勧める人もいるだろう。


自分をありのまま書くということは、
その分、他者のイデオロギーを刺激することでもある。

同時に、私自身の良心も痛む。
私は、ここに綴っている両親を憎んでいるが、
両親の人柄をとても愛している。
シンプルでない自分の心に、
ある意味背いて書いている。
両親と一つ屋根の下の実家で、
このブログを書くとき、私は
両親と自分を傷つける後ろめたさに襲われている。


でも、私は、あくまでも私でしかない。
ただ、ありのまま書いていきたい。
先生は、誰かの目に触れることで、
ブログを始めた最初の気持ちが揺らがないかと心配していた。
確かに、揺らぐ。
たった一人でも、読んでくれる人がいると思うと、
ありのまま書くことが罪悪のように感じることがある。
でも、私はもう自分に嘘はつけない。


今までずっと自分に嘘をついてきた。
悲しくても不安でも寂しくても辛くても、
屈辱も怒りも孤独も全部、蓋をして生きてきた。
悲しんでも寂しくても、仕方がなかったし、
弱みを見せれば大人たちに笑いものにされるだけだった。
怒っても自己主張しても、良いことなんて一つもなかった。
精神病院に入れられないよう、
怯えて暮らさなきゃいけないだけだった。
生き延びるためには、
私が私でない、ということが、最良の生き方だった。



だからこそ、今私は、自分をありのままに書く。
良い子でいようとする自分を、削って削って、書く。
醜くても間違っていても、ここが私の出発点だ。
これまで私を抑え付け、私の声を奪い、私の息の根を止めようとした、
暗い闇や、怒りや、絶望や不安、
それを全部吐き出さなきゃいけない。
ここに綴る言葉は、
私が今まで一言も発せなかった言葉だ。

人が不快に感じて当然なのだ。
何よりも誰よりも、私自身が不快で不快で、
身の内に留めていたのがおぞましいくらい不快だからだ。
醜く澱んだこの心の、ずっとずっと奥に、
私にとって本当に大切なものがある。
私は、それをただ取り出したいだけだ。

誰かに媚び、誰かの許しを請い、
誰かの倫理観に伺いを立てていたら、
どんな言葉を綴ろうとも、
それはもう既に私ではなく、
他の誰かになってしまう。
言葉が媚びれば、私が消える。



誰かに哀れんで欲しいわけじゃない。
誰かと不幸比べをしたいわけでもない。
今の私が、良いのか悪いのか評価されるのも、御免だ。

自分と向き合って、自分が知りたい。
病気と向き合って、生き直したい。


ただそれだけの私に、
もし共感してくれる人がいるのならば、
そんな人と、優しさで繋がりたいと思う。
それぞれの過去も感性も病気もセクシャリティーも、
互いに尊重し、横にそっと置いて、
願わくば、
いたわりと励ましの言葉で繋がりたい。



<カウンセリング 2007.11.22>後編 「万能ごっこ」に続きます



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はじめましてv 

遊びに来ていただいてありがとうございます♪
カウンセリング、私は最近になって始めました。

 自分と向き合って、自分が知りたい。
 病気と向き合って、生き直したい。

とっても力強い言葉ですね^^
私も勇気づけられました。
私ももっと自分を知って、
病気と向き合っていきたいです。

また遊びに来ますvv

2007/11/25 19:11 | えみ [ 編集 ]


>>えみさん 

えみさんの言葉に、
私こそ勇気付けられました。

ご訪問ありがとうございます。

同じ治療を受けられてるんですね。
ちょうど同じようなことを感じていたので
とても親近感です。
こちらこそ、また遊びに行きます。

楽観的なときも 悲観的なときも
色んなことを気ままに書いてますが、
ぜひ またのぞきに来てください。


2007/11/25 21:06 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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