私がボーダーの症状で泣き喚きながら記事を書いていようと、ベッドに突っ伏して泣いていようと、無気力にぼんやりしていようと、文鳥たちは実にいつものペースで彼らなりの生活を営んでいる。
決まった時間に起床し、朝食を食べ、菜っ葉を食べ、水を飲み、さて出かけるかとカゴを飛び出し、長老のももは飛べないので私が目的地まで丁重にお送りする。
一番気に入っている部屋で最も高い場所にある巣箱まで送り届ける。ももは、今年に入って老眼のせいか視力が格段に落ちて羽ばたく力もないので、万が一足を滑らして落下したときのために、巣箱の下にはクッションを敷き詰める。
そうしていると、何時間もこもって出てこない。
むくは元気が有り余っていて退屈だから、たまに私の様子を見に来る。
水浴びするから水をためろと要求したり。
まだ大阪のマンションの室温は高くて、クーラーがないとうだって死にそうに暑くなる。冷房のためにキッチンとの境のドアを閉めている。文鳥たちの餌や水がある鳥かごは部屋にあって、別荘にしている巣箱はキッチンにある。
巣箱にこもっていた文鳥たちが、こちらの部屋に来たいときは、ドアの向こうから文鳥語で「開けろ!開けろ!そっちに行くんだぜ!」と叫ぶ。開けるまで叫ぶし、面倒で聞えないふりをしていると、むくなどは小さい体でドアにとび蹴りをかます。開けるしかない。
餌を食べ、水を飲み、こちらの部屋である程度遊んだら、また別荘に帰る文鳥ズ。
またも「開けろ!開けろ!向こうに行くんだぜ!」と叫ぶので、またドアを開けなければならない。聞えないふりをしていると、やって来て私をつつく。意思表示がはっきりしている。
コミュニケーション能力が高くて、小さい体の文鳥に宿る知恵には舌を巻くことが多い。
文鳥たちが私を笑顔にしてくれたり、文鳥たちと食べる夕食(彼らは白米しか食べられないが)は心和む。
最年長の桜文鳥ももとは、私が闘病を始めたばかりの頃から約10年の付き合いになる。
最近、抱っこをよくせがむ。握ったまま一緒に昼寝することも多い。
健康で長生きして欲しい。
元気で、いい子にしてくれてて、ありがとう。楽しくしててくれて、ありがとう。
毎日寝かせるときに、二羽に声をかけるのが常になった。
この部屋で私が責任を持つとしたら、この愛すべき文鳥二羽に対して。
それだけは確かなことで、不安定な私を、生きることによく繋ぎとめてくれる。
心の病気、
虐待・暴力の残酷さへの理解を広げたく、ランキングに参加しています。
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文鳥 | comment(2) |
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2008/09/09 17:22 | [ 編集 ]
>>鍵コメSちゃん
Sちゃん こんにちは。コメントありがとう。遊びに来てくれて、ありがとう。そちらには、あまりコメント残せません。なぜだろう。
長文コメントがOKになって嬉しい限りw
文鳥もパンダも犬もネコもですけど、毛があって可愛いですね。毛がないと鳥はもともと恐竜なので、めくってみると中はえらいことになってますwそういうグロさも愛してますw
小鳥の腹部の羽毛はフワッフワで縦にわれるようになっていて、その中に雛が入ってぬっくぬくに過ごせるようになっていて、一度でいいからスモールライトでもぐりこんでみたい私です。
プロフ写真をお褒め頂き、ありがたき幸せ。
うちの文鳥のむく(白文鳥)は、私の中では可愛いギャル顔と位置づけてるのですけど、そのむくの写真です。首をかしげて何か考えてるように見えるけれども、所詮文鳥の脳なので、ごはんのことか、遊びのことか、喧嘩(←文鳥のたしなみです)のことしか考えてませんw
パンダ、かわいいですね。あのパンダ!あれを見る度に、あのパンダが旅行とかしてるの見る度に、なんだこれは!かわいすぎるぞ!と思ってみてます。
USJデートのときに、パンダも同伴するのであろうかと期待で胸膨らませてますけど、そんな暇ないくらい楽しんで来てください。
コメントいつもありがとう。
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