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2008/08/20 (Wed) ポーニョポーニョポニョ♪さかなのこっ♪

以下は上映中の映画「崖の上のポニョ」を見た私の個人的な感想を、ほんの少しだけ書いてみました。これから見る予定の方は、スルーすることをおすすめします。

私は、宮崎駿が日本で人気が故に、徹底分析したい人です。
率直に言えば、毎度どの作品も納得いきません。テーマも伏線も悪くないのに、最終的な作品全体の質は60点いくかどうかだなと感じています。
上から目線で偉そうです。自覚しています。すいまっせん。
今回は、ただの個人的感想です。なので、既にイラッときた方は、以下は読まないでください。
後日、私なりに「崖の上のポニョ」を一作品として分析し、論じてみたいと思っています。



宮崎駿アニメについて、以前書いてみたことがあります。
気が向いた方で宮崎駿の盲目的ファンでない方、不愉快に思われない方だけ、こちらの記事をどうぞ。
◇処女の足だって縺れる

今、東京の弟も実家にいるのですが「崖の上のポニョ」どうよ?という話になりました。
「もののけ姫」など劇場に3度は足を運んだにも関わらず、現宮崎駿嫌いな私は、見てみたいけど見たくない微妙な気持ちのまま面倒なので見てませんでした。

崖の上のポニョは、「不安と神経症の時代に送る作品」と宮崎駿が位置づけてるそうな。
神経症色々で常に不安を抱えてるらしい私としては、何だ私に喧嘩売ってるのか、と勝手に怒り心頭(←自意識が病的に過剰)。機会があれば見るけれど、ハヤオに何が分かる、と上から目線でした。
しかし、テーマがとても気になっていました。気にならないわけがないです。
いまだ見てもない新作を批判しつつ(「見た上で言ったほうがいいよ・・・?」と忠告してくれた友人多数)内心では、期待していました。


「崖の上のポニョ」を2度見た弟MTの感想は、「ポニョは、一見明るいけれど、よく見れば気味が悪い作品」でした。「ボーダー(境界性人格障害)の匂いがする」とも言ったので、ますます興味を惹かれました。
是が非でも見たくなりました。


というわけで、さっそく鑑賞。

以前の記事では一切触れなかった宮崎駿アニメに対する或る懐疑が、ずっとずっとあるのですが、今回の「崖の上のポニョ」を見て、やはり!と個人的に確信しました。

毎度同じパターンの後味の悪さが、今回の「崖の上のポニョ」でも、相変わらず一切改善されていない。
「もののけ姫」あたりから一貫して顕著に見受けられる傾向です。
観るものを毎度毎度、思わせぶりに引っ張ってきておいて、最後の15分ほどで煙に巻く手法。
監督に他意はないのでしょうが、誰か教えてあげた方がいいのでは、と偉そうに思うわたし。


ネットで調べても調べても、ジブリアニメは高評価。
今回の「崖の上のポニョ」も、右に同じ。
今のところ「崖の上のポニョ」のテーマやストーリーの細部までを分析、批評しきった映画評に遭っていません。殆ど見当たりません。
「楽しかった」「可愛かった」「面白かった」「絵が綺麗だった」「ぽーにょぽーにょぽにょ♪(←気がつくと私も一日中歌っている・・・)」こんな感じが大半です。

「理屈抜きに楽しめばいい」という感想が幅を利かせてるようだけど、そこに落ち着いてしまったら宮崎駿の思惑通りです。思惑とかって、どんだけ腹黒い見方してるねんと、全国の駿アニメファンを敵に回しそうでチキンな私は若干怖いです。でも、思惑は思惑ですよ・・・
「楽しかった」「面白かった」などの感想に紛れて「意味が分からない」「説明不足」という感想も、ちらほらと見受けられるのも事実。



私の個人的感想としては、一言で言えば、「崖の上のポニョ」は、予想以上に薄気味悪い仕上がりの映画でした。ポニョは可愛かったです。しかし一作品として、薄気味悪かったです。

最初は、子供向けメッセージと、物を考えて見る大人向けメッセージと、敢えて監督が二重構造に製作しているのだな、と見ていました。実際、脚本も話のつくりもキャラも、二重構造になっています。私が見る限り、そうでした。その見事なつくりには感嘆しました。

しかし、そのクオリティが維持されたのは途中まで。
いつもの宮崎駿監督の悪癖とでも言うのか、最後の15分で、これまで引っ張ってきた肝心のテーマを丸投げしちゃった。

意図的か?と思いきや、開き直ってる感が否めない。素っ頓狂な唐突なエンディングと、ダメ押しのように流れるポニョのテーマソング。
開き直り、極まれり。
あれだけ技術を持ったスタッフと、監督自身日本アニメ界を背負う大人物でありながら、なぜ最後の最後で自分が引っ張りに引っ張ってきた当初のテーマを丸投げしてお茶を濁すエンディングにしてしまうのか。甚だ疑問です。

監督は、「映画を見終わった子供達がポニョの歌を口ずさんでいて欲しい」と仰っています。子供だけじゃなく、いい年した大人の私も漏れなく「ポーニョポーニョポニョ♪さかなのこっ♪」と歌ってしまいます。歌わずには、いられないのです。詳しい感想を求められても咄嗟には出ないというか、アホみたいに思考が停止します。停止せざるを得ないつくりになっているのです。

テーマは途中で丸投げされているのに、勢いだけは最後まで維持されています。あれ?と戸惑っているうちに、何か楽しくて覚えやすい歌が最後に流れて「わぁい!何だか分からないけど楽しいや」となってしまう。むしろ、楽しまないと損、童心に返らねばならない、という強迫観念すら芽生えます。
作画やキャラや色彩やそこらへんは、さすがジブリですが、逆の意味でも、さすがジブリといわざるを得ません。宮崎駿監督は、これが限界なのか。



偶然今日、新聞で見かけた宮崎駿と親しい鈴木敏夫という方が書いているエッセイを読みました。
読むなり、またもや色々言いたくなりました。(←つくづく偉そう)

そこには「宮さんは、自分は72歳で死ぬと言っている」と書かれてありました。要するに、監督は、自分は72歳で死ぬと予測しているというよりも確信して、鈴木さんなどに話してるらしい。

ほんまやな?


所詮、人間は人間。
寿命を1人勝手に確信して口にする人というのが、私は苦手です。当たってようが、当たってまいが、それは今日の占いでA型は1位だった並にどうでもいいことです。
自分の感覚を信じるのは、良質な作品作りには不可欠。しかし、それが自己崇拝にまで濃縮されてしまったら、最終的には作品作りの足元を掬いそうです。


そもとも本人が口にする死ぬ死なないほど、あてにならないものはない。
弟MTと話しました。
好きな漫画家、古谷実の漫画には、おっぱい星人が必ず出てきます。
おっぱいが大好きなので「俺は○○のおっぱいが見られるなら本気で死んでもいい!」とのたまいます。周囲が本人に何度確認しても「死ぬ!絶対死ねる!」と言うので、実現させてやろうと手を貸すのですが、実際見れたところで、全然死ねなかったりするのです。
そんな漫画、そんな人間が好きなので、新聞で読んだ上記の宮崎監督のエピソードは、何やらカリスマ特有のいやらしい自己暗示に思えて、いやーな気分になるのでした。ジブリにおいてヒエラルキーの頂点にいるのだなぁ、天辺たる自分を崇めているのだなぁと、いやーな気分になるのです。


「不安と神経症の時代」と銘打たれた作品ですので、あらためてレビューを書きます。
書きますと言ってアップしてない記事が溜まってきてますが、全て覚えています。毎日気になっています。忘れ去られた去年のとかでも、自分で覚えています。すいません・・。書きたいことが一杯で、なかなか一つずつ消化できてない状態です。
ブログはずっと続きますので、必ずアップしますので、気長に遊びに来てください。


後で製作現場に密着した「仕事の流儀」の録画を見ます。
内容は知りませんが、見たらレビューを書かずにはいられないと思います。
その際は、微に入り細に入り作品を細かく分析し、作中に並べられただけで丸投げされたテーマについて、論じる予定です。


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comment











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なかなかですね~。 

そうですね。確かに表面的にはアニメを越えた芸術性に皆,感動するのですが,芯というか本筋に於いては甘さがありますね。
宮崎駿作品はアルプスの少女ハイジの頃からずっと少女が主人公で,そのいそうでいないキャラクターがアニメなんだろうなと思います。実写にすると美鳥さんの言うところの違和感がしっかり出るのでしょうね。それに気付いていない人がこの世の中ほとんどだと思います。
日本のアニメ文化とはこの妙なところに立脚している,画面の中だけの世界なのでしょうね。
気付きそうで誰も気付かない美鳥さんの指摘は鋭いと思います。今回も納得でした。

2008/08/21 21:12 | df504 [ 編集 ]


>>df504さん 

df504さん こんばんは。
手相の件ですが、おおざっぱですが良い手相と思いました。肝心なところが有難い鯛の骨で隠れてますw 西洋占星術の方が得意です。ホロスコープ描いて人間データを集めるマニアでした。今は放り出してます。生き方で半年で手相はずっと変わっていくので、長い生命線、どうぞめきめき伸ばされてください。

アンチ宮崎駿は勇気がいるのですが、やっぱりアンチでした。ポニョで好きになれるかと思ったのですが、やっぱり無理でした。

宮崎駿監督は、アニメにしか出来ない非現実的な描写を敢えて取り入れてきた監督だと思うのですが、ストーリーに於いては、大人向けにしたいのか子供向けにしたいのか、散漫に映ります。
監督自身が最初から子供向けであると言って、そのとおりに作っているのなら違和感も感じないのですが、途中から宗旨変えしてみたり、思わせぶりな伏線の割に途中で投げ出してあったりと、なんだかなぁと思ってしまいます。
アニメにしか出来ないことをやりたいというのが一貫した宮崎アニメの方針のようですが、今回、日本の社会が抱える問題が物語冒頭では、リアルに盛り込まれていました。どこに着地するのか見届けたかったです。現実問題がアニメという表現手法の中に逃げ込んでしまったようで、残念な気がしました。そこは少し残酷でも現実を描く方が面白いのではないか、子供ってそんなに夢を与えられなきゃいけないものだろうか、子供ってもっと大人が思うより世界に敏いのではないかと感じてなりません。

ポニョについて様々意見がネットでも出てきています。あちこち拝見して、もう一度見たら、こちらにレビューを書きたいと思っています。

いつも遊びに来てくださって、ありがとうございます。

2008/09/13 20:19 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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