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2007/11/15 (Thu) スキゾイド?

「あなたの病名ね、あれから考えたけど<スキゾイド>の傾向があると思ってね」
と、精神科のN先生に言われた。
私は意味がまるで分からなかった。
<スキゾイド>って、何??
特撮ものの怪獣かなんかで出てきそうな名前だ。
帰ってきてネットで調べ、和名を知って、理解できた。
<スキゾイド>とは、<分裂質人格障害>のことらしい。


DSM-IVの基準によれば、
スキゾイドは以下のうち4つ以上にあてはまる場合による。

(1)家族の一員であることを含めて、親密な関係を持ちたいと思わない、
  またはそれを楽しく感じない。
(2)ほとんどいつも孤立した行動を選択する。
(3)他人と性体験を持つことに対する興味が、もしあったとしても、少ししかない。
(4)喜びを感じられるような活動が、もしあったとしても、少ししかない。
(5)親兄弟以外には、親しい友人または信頼できる友人がいない。
(6)他人の賞賛や批判に対して無関心にみえる。
(7)情緒的な冷たさ、よそよそしさ、または平板な感情。


正直、ほとんどあてはまらない。
<強迫性人格障害>だとか、
<境界性人格障害>だとか言われれば、自覚もある。
でも正直、<分裂質人格障害>ではないと思う。
境界性人格障害に限りなく近いと、自分では思っている。
自覚するだけの失敗もしてきたし、
失敗だと気づく位の、修羅場を実際繰り返してきた。
得た教訓を元に、
ある程度統制できるようになった半端な自己が、今の私なのだ。


付き合いの浅い今のN先生から見れば、
私がスキゾイドとやらに見えるのは、
どういう理由からかは、想像がつく。
単純に、私に関する情報量が少ないからだ。
私はN先生に対してスキゾイド的な態度をわざと取っている。
なぜなら、私は年上の知的な男性に弱いからだ。
弱いというのは、好みだということではない。
弱点という意味だ。
相手がどんなろくでなしであろうと、
単なるビジネスライクの社交辞令であろうとも、
会ってたった3秒しか経ってなかろうと、
年上の男性というだけで、
激しく依存心をかきたてられるのが、私の病の一端なのだ。


用心していたにも関わらず、
案の定、私は、N先生に初日に一発で惚れてしまった。
その翌週、今度は猛スピードで地に落下するが如く、
N先生に失望し、落胆し、怒った。
まさにボーダーラインの特徴の表出。
別に恋でもなんでもない、健常な同一性を持たない私の妄想劇場が、
僅か7日間で劇的に始まり、劇的に終わったのだ。
いつものように、私は自分の感情に振り回され、クタクタになった。
過去、このパターンを繰り返し、悉く治療が失敗に終わってきた。
境界性人格障害らしき、この浮き沈みに、
どれだけの治療費と精神力を無駄にしてきたことか。


教訓を生かすべく、私は毎回、とても慎重に通院している。
N先生に過剰な期待を持たぬよう、
また過剰な警戒も持たぬよう、ほどほどに接している。
その、ときには必要以上な慎重さが、
先生から見れば、まさに<スキゾイド>に見えるのだろうと思う。


採血で白血球が増えてるだとか、
MRIで腫瘍が見つかっただとか、
そんなふうに一見しては分からない。
心の病気は、難しい。
自分の正体を知りたいばかりに、私もたまに病名に固執する。
特に、通院を始めたばかりの頃は、行く先々であらゆる病名を聞かされ、
その都度振り回されたものだ。
けれど、何らかの病名にカテゴライズされたところで、
心の病気は複数に跨っている症例の方がはるかに多い。
あまり、意味はない。
寛解に向かっているであろう過渡期の私には、
尚更、病名は付けづらいだろうと感じている。
他人に病状を理解してもらうための病名は便利だが、
自己を理解するには、病識なんて氷山の一角でしかない。
普段の私は、
「良く分からないけどパーソナリティ障害」
位に考えるようにしている。


家庭環境に触れられたので、
「私が泣くまでからかい、泣けば指をさして笑われました。
もっと泣けば、キチガイだと嘲笑われ、精神病院に入院しろといわれました。
泣いている人間を虐めることは、そんなに楽しいものなんでしょうか?」
とストレートに先生に質問してみた。
先生は、
「ご両親はあなたのことを子供じゃなく、玩具だと思っているんです。
だから平気で笑えるんですよ。
あなたのご両親は、あなたの世話は、とても良くされてきたと思う。
でも、あなたの心は分からなかった。
残念ながら、そんな親御さんもいるんです」
と言って、すまなさそうに苦笑した。
分かるような、分からないような。
それが現実か、とただ受け入れる。
そういえば、別の精神科医もそんなことを言っていた。
「世話をするということと、
理解するということは全然別のことなんです」
と。


<スキゾイド>の可能性を、
カウンセラーに相談するようにN先生から言われた。
決め付けない慎重さが、
N先生が巷で名医といわれる由縁かもしれない。
ここ数日悪夢を見て眠れないと話すと、
眠剤を、たまに減らすように言われた。
長く使用していると、薬への耐性が出来るらしい。
治療に直接繋がる努力とは、
ただただ地道に専門家と情報を交換し続け、
自分を知り、その都度軌道修正していくしかない。
信頼できる専門家、
カウンセラーと精神科医の連携が、とても大切だと思う。




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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

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