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2008/07/01 (Tue) 狐と赤いチェリー

hitokara.jpg

何度歌っても飽きない大好きな曲

躁も躁を極め、ついに「ひとカラ」なるものを人生初体験してきた。
「ひとりでカラオケ」略して「ひとカラ」と呼ぶらしい。友達から聞いた。
私は、歌うことが大好きだ。どれくらい好きかというと、最長時間8時間徹夜で歌いっぱなしを毎週続けていたくらい大好きだ。
うちの近所のカラオケは、激安だ。30分280円で、フリードリンク飲み放題。
駅前でもあるせいか、大学生が多い街だからか、いつも繁盛している様子だ。それを横目に私はいつも羨ましい気持ちでいた。この街の近隣の友人たちとは、私は悉く縁を切り、今に至る。その中には、カラオケに行くだけの友達がいた。禄でもなかったので、縁を切ってよかった。しかし、以来私はカラオケに行けなくなった。
私ほどの歌好きが、もう何年もカラオケに行ってない。

事前にシュミレーションした。友達がいなさそうに見える格好は避けた。しかし、どこかしら気後れがするから、帽子をかぶった。それから、歩き方を考えた。堂々としていればよい。物怖じしていても、物怖じしないのが私のとりえだ。

シュミレーションどおりに入店してみれば、「お一人様ですか?」と元気よく笑顔で聞かれた。怪訝な顔をされるかと思えば、全くそんなことはなかった。内心では嘲笑っているのでは・・・と、営業スマイルを疑ってみたが、そうでもない。とりあえず、1時間にした。

フリードリンクはセルフサービスだから、歌っている途中で店員が入ってくることはない。サービスエリアで、好きなドリンクを選んで、好きなだけおかわりに行けばいい。
ペプシ一杯持って、2Fの指定の部屋へ入った。懐かしい薄暗さだった。久しぶり過ぎて、一体何をどうしていいのかよく分からなかった。しかし、歌いたい曲は腐るほどある。この何年もの抑圧された歌への情熱だけは、誰にも負けない。
5分ほど戸惑って、ようやく、ひとカラ開始。10分後、室内の受話器でフロントに電話した。

「1時間延長してください」

楽しい。慣れれば、楽しくて、たまらない。そして忙しい。
歌いながら、次々と曲を入れていかねばならない。そして、終わっても私、終わっても私、とにかく私が一人で歌い続けるのだ。
おとなしく座って歌っていたが、楽しすぎて、そのうち座っていられなくなった。
迷わず立った。
立つと、テーブルが邪魔になった。脇へ寄せた。
歌いながら踊らずにはいられなくなった。
気分は、既にステージ上のシンガー。私は、妄想に生きているので、そんなちょっと痛々しい感じも全然平気なのだった。人間なんて、明日生きてるか分からない生き物だ。楽しめるときに楽しんでおきたい。
テーブルが更に邪魔になったので、更に脇へ寄せ、完全に一人の世界に入り込んだ。
乗りに乗っているところで、無粋なフロントからの電話。
「10分前ですが、いかがいたしますかぁ?」と訊かれたので「30分延長で」と即決した。

結果、2時間半一人で歌いっぱなし、踊りっぱなし、悦に入りっぱなしで良い汗をかいた。
店を出たら、すっかり日が傾いて、夕方になっていた。
ブリジストンの愛車(参考記事◇なまずのオッサン と わたし)で家路に着きながら、私はやっと自分の人生を生きているんだな、と思った。

自分が何を好きかようやく少し分かって、分かった分自分を遊ばせてやることが出来るようになった。
私の肉体年齢は大人だが、私は子供時代をすっ飛ばして大人になったのだと思う。
小さい頃から、大人の目ばかり気にして、お人形のようにお行儀良くしていた。一方で、生き生きと笑って遊ぶ同年代の子供を羨んだり、行儀が悪いな子供っぽいなと小ばかにしたりしていた。
今の私は、違う。おいしそうなぶどうを前に、悔し紛れに「あれは酸っぱいぶどうなんだ」と負け惜しみしか言えない狐は、もういないのだ。

ようやく私は、回復していくのかもしれない。
それともこれは、とんでもない鬱状態の前触れで、ただの躁状態なんだろうか。

今日の昼間に気がつくと、近所の交差点に突っ立っていた。
今日の大阪は、天気が良くて太陽の光で何もかもの色彩が消し飛んでしまうのではと思うくらい、強い陽射しだった。
フラッシュのような光を浴びて突っ立っている私は、なぜ、いつ、ここに来たのか分からなかった。
ぼんやりした。それから、少し怖くなった。
思わず独り言を繰り返した。
なんで?何しに来たの?どうしてここに来たっけ?なんで?なんで?

何故解離したのか。多分、何かしら無理しているからだ。何だろう。
思い当たることが多すぎて、特定できない。
誰か私を止めて欲しいとも思っている。
こんなに私は、動けないはずだ。
けれど、今ここで止まるわけにいかない。今日はもう、7月に入ってしまった。専念しなければならない。専念したい。自分の内側を覗き込む作業に。
この7月は、私にとって、とても大切な月になる。
だから止まるわけにはいかない。
今の私の心は健康なのか、それともバランスを崩しているのか分からない。






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Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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