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2008/06/10 (Tue) 人生半分引きこもりの生

朝起きるなり号泣で、意味も分からず怒っていた。
感情は不安定なものの、昨夜よく眠れたから体調はまずまず。
早速、部屋の掃除をした。実家に残してきた本や服が届いたので、さっさと片付ける。我ながら素晴らしい手際だ。しかし、本が50冊ばかり本棚から溢れたので、マイルール「この本棚から溢れた分は処分する」を実行することになった。
デスクを窓際に置いたら、部屋全体の調和が激しく狂ったので、隣の本棚を増設してみた。何かに使えないかと捨てられなかったとある木枠なのだが、ぴったりと増設できて、本棚増設完了。
未読の本コーナーに決定した。

友達からメールが来て、色々やりとり。
そのうちN氏から電話がかかってきた。
何やら忙しい上に大変そうだったけど、彼には悪いけど、おもろくて爆笑してしまった。うろたえるN氏。そして、芯が通って、どんと構えた友達。第三者なのか間に立っているのか微妙な私は、見ていて、それぞれらしいなぁと感心した。

夕方には、弟MTと話した。
来月に半月ばかりの旅行を企画しているので、打ち合わせも兼ねて。
そうして、何となく思いついたから、久しぶりに戻った実家の話などをしていたら、猛烈な吐き気が襲ってきて脂汗が吹き出てきて、何やら体調が激しく悪化した。



夜には、母から電話があった。
不登校になったまま以後約15年間引きこもりの弟MKの話になった。
彼とのメールのやりとりについて「姉なんだから、コミュニケーションを教えてやってよ」といわれたが、彼はコミュニケーションを教わるというコミュニケーションが既に不可能な状態になっているでしょう?と懇切丁寧に説明してみた。

例えば、彼は株の話を延々するのだが、それは凄くしたがるのだが、相手が興味を持ってるかとか関係なく喋り続ける。ちょっと相槌を打ったり、真剣に話を聞こうとして感想とか意見とか言ってみる。その間は、彼は黙っている。
問題は、その後だ。
何を言われようと、何を訊き返されようと、
「それでな、」
と、相手の言葉など一切聞こえなかったような様子で、ためらいもなく、さっきまで話していた話の続きを、また延々続けるのだ。常態化していたので、私もしばらく気づかなかった。それくらい、彼とのコミュニケーションとは、我が家では一方通行が当たり前、自然なことになっていた。

キャッチボールしようぜと言ったこともある。何度もある。
でも、人生の半分を家族以外と接することなく過ごしてきた彼と、私は共有できる会話がない。彼は、自分が興味があることしか話さないし、人の話を聞くことはない。
コミュニケーションを教える以前に、コミュニケーションが全く成立しないので、コミュニケーションを教えることなど不可能なのだ。


感情でものを言うのみで、理屈で考えない母も、この具体的例を挙げた説明には納得したらしく「そうなのよね」と言った。
それから、「何とかならないかしら。何とかどうにかならないものかしら」と言った。
私は、「箱庭療法なんかいいんじゃない?」と言った。
「どうしたらいいのか分からない」という母の言葉には、とりあえず具体的に答えるようにしている。これが実ったためしはないが、自分なりに誠実な答えかな、と思うあたりを口にすることにしている。
これを聞いた母は案の定、
「でも本人が治したがらないんだから、どうしようもないじゃないの」と言った。

そう。
どうしようもないのだ。
どうしようもないときには、どうにかするしかないのだ。
どうしようもない、の先に答えがあるのに、探しに行こうとしない両親。
そして恐らく、生きることなんてどうでもいいと思っているMK。

MKの弟であるMTに、実家で見たMKの様子を話したら、既にネタでしかなかった。
MTも努力したし、私も努力した。でも、これは両親の問題なのだと分かっただけだった。

弟MKは、15年引きこもっていることと重度の、重症化していっている強迫性障害以外に、さして不健康でもない。
しょっちゅう倒れたり吐いたり過食したり呼吸困難でもう駄目か?と思ったり、記憶がとんだり眩暈がしたり難聴になったり、何かしたら寝込んだり、の姉の私と比べて、どちらがどうなのだろうと考える。
姉弟だからこそ、考える。
両親と同居し衣食住、金銭に困らない生活をしているMKと、一人暮らしで金銭ギリギリ、孤独が身に沁みる私。けれど、私には大切な友人たちがいる。

人の幸福とは何だろうと、弟MKを見るにつけ考えずにはいられない。
「幸福」なんて曖昧な言葉、本来私は嫌いだ。
でも、弟MKの無味乾燥な生活を見ていると、「幸福とは何?」と口にせずにいられなくなる。
それほど、幸福でもなく不幸でもない、すれすれの生殺しの生活を彼は送っている。
曖昧な言葉が、ぴったりなのだ。


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Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

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