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2008/06/08 (Sun) 彩度0

体調が最悪なのだけど、明るくいってみようと思う。

昨夜、途中からオマーン戦(サッカー)を見ながら、避けてきた作業に取りかかった。何の作業かというと、あやと、あやの男の写真などを整理するという作業だ。見れば見るほど自分に思えない。男に関して思い出すことといえば「超が付く変態であったな」ということくらいだ。
どれくらい変態って、あやが死んで、という表現が一番私の感覚に沿うのだけれど、死んだ後に引き継いだのが「スーちゃん」と婚約者に呼ばれていた美鈴だ。この「スーちゃん」という響きにも私は全くなじみがない。年表として情報が刻まれているだけで感情も思い出も伴わない。
この美鈴が、あやの男に予告した通りに新しい恋人を探してきて、彼とさっさと婚約して彼の家で暮らすことにした。あやの男は、ある意味自分からあやを手放したも同然だったから異論を唱える権利がなかった。美鈴が、あやの男に再会したときには「あや、随分別人みたいになったね」と言ったものだった。その男が「あや、いつ婚約者と結ばれたの?」と訊いてきた。美鈴が返答すると、男は嬉しそうに頷き微笑んで「そうか。その日、俺分かったんだよ。身体の感覚で、ああ、今あやが婚約者と結ばれたんだなぁって分かったんだよ」と答えた。
美鈴は、男が気持ち悪すぎたのか黙っていた。
変態過ぎてスルーしたのかもしれない。
別れ際に男が最後の別れと握手を求めたけれど、美鈴は気味悪げに指先をちょっとつまんだだけだったか、つままなかったか。私の中に、写真のような記憶が2,3枚残っているだけだ。

ということなんかを思い出した。
オマーン戦を見ながらだ。

出てくる画像は、最悪だった。予想はしていたけれど、男の撮影センスは最悪だ。SMプレイの画像だ。もっと美しく撮れよ。あまりに危ないので削除削除。私が持っている画像の10倍は男が持っていて、確か別れると決まっていたときにも「写真撮っていい?」などと言って撮ったっけ。あやはとっくにいなくて美鈴がどうでもよくて、どうとでもしろよと黙っていただけだ。別れた後々のネタにようとしていたのは明らかだ。馬鹿馬鹿しい。

前回、この作業に取りかかったときには私は錯乱して大変だったのだけど、今回は大丈夫だった。大丈夫だと思った。私とあやの仕切りがはっきりと明確で、感情が湧いて来ない。
男があやと心中しようとした奈良と和歌山の県境あたりの写真が出てきた。その黒々とした山と、妙な翡翠色をしたあそこらへん特有の川やダムを見たときには、恐怖で吐き気がした。怒りじゃなかった。吐き気だった。
それ以外は、あやとあやの男との幸福そうな写真もどれも、私は、おやまあと呆れて眺めただけだった。

たとえば私が双子だったら、双子の写真を見ているような感覚だろうか。
私そっくりの顔をしているけれど私ではない。だから、写真を見て情報を知ってはいても、感情も思い出も一切ない。限りなく顔が似ているのだろうが、私はしょっちゅう自分の顔や姿かたちを忘れているから、写真はいつもぴんとこない。


オマーン戦は、よく頑張ったなーと思った。とにかく暑そうで、選手の体力が限界っぽかった。でも頑張ったなーと思ったし、ああいう場面での遠藤の落ち着き払ったゴールが、私はたまらなく好きなのだった。それにしても、岡田監督とは個人的に選手の好みが全く違う。私が好きな選手が全く出してもらえない。オシム監督の復帰も近いというけれど、是非日本代表に返り咲いてほしいと個人的には思う。


異変に気づいたのは、昨夜ベッドに入ったときからで、全くちっとも眠れなかった。
頭の中で、とにかく声がする。声、声、声だ。女性の声、男性の声、一斉に喋るから誰が何を言ってるのか判別がつかない。日本語で喋っているのは分かる。とんでもない不協和音だ。一つも言葉を拾えないどころか、耳を傾ける気もなくなる騒音、雑音だった。
その人々の声の中に自分の輪郭までもが溶けてしまいそうで、長い長い夜だった。気が付いたらカーテンの隙間から光が射し込んできて、結局一睡もできなかったのだと分かった。


仕方ないのでベッドを出て、部屋の掃除に取りかかった。吐き気と頭痛が酷かった。息もできないから、ああ嫌だなぁと思った。洗濯しようとして発作を起こして倒れた。死ぬかと思った。気が付いたら洗濯機の前に倒れていて、午後4時だった。

眠るとすっきりするけれど、気絶している間は睡眠に含まれないのか、とにかくやたらと疲労感がある。その直前の発作で疲労するのか、意識を失うということ自体が消耗することなのか。
洗濯機をあらためて回して、二度目の洗濯あたりから、ふっと記憶がとんだ。何をしていたのか不明な時間が数時間、ぽっかりと空いた。
頭痛が酷くて吐き気がした。
見たらアイスクリームを3つ食べたらしい残骸を見つけた。
気を取り直して、また洗濯の続きをした。
篤姫を見ることができた。

上様と篤姫のやりとりを先週から私はいつも号泣しながら見てしまうのだが、上様の「誰も信じない」という言葉と表情と心境に自分を重ねているのだな、と思った。
信じないという人間に関わろうとする人間は、滅多にいない。
食事に毒を盛られてきたという言葉も、自分と重なった。家族との食事が苦痛で、毒を盛られていると信じていた中学生時代。数日目に夕飯を食べない私を見て理由を尋ねた家族は、私の小声の返答に大笑いしていたっけ。
人の痛みや苦しみを大笑いするのは、過去うちの家庭では普通の出来事だった。

テレビで、秋葉原のニュースを見た。人事には思えなかった。被害者も加害者も。
私は、いつでも誰かに殺されまいかと恐れていて、過去は世界中を殺してやりたいと考えていた。
悲惨な事件だと思った。世界を既に見捨てたあの加害者が、被害者の痛みをどこまで認識することができるのか不明な点が、より悲惨な事件だと思った。


メールしたい人がいるのだけれど、できていない。
感情があるのかないのか、よく分からないから、本心でない事務的メールを書きそうなのだ。社交辞令は一切しない、感情のこもらない言葉は送らないほうがよっぽどましだから、自分の回復を待つ。

何だか今の私は、まるであてにならない。また本気で入院を考え始める。せめてヘルパーを雇えないかと考える。一人で暮らすことに自信がなくなる。
アイスクリームを食べたのは私なのだろうが、記憶がない分、悔しい。それから、去年から見つかっていない服一塊が、どこを探しても相変わらず出てこない。相当な枚数なのだけど。

今日も、眠れそうにない。
あやとあの男の毒気にあたったのだろう。
私の私らしい感情は、どこに行ってしまったのか。
ありかが分からないものだから、探しようもない。
そういえばカウンセリングをキャンセルしたまま予約を取っていない。
人を信じることについて考えるべきだと思って、考えていたのだけれど、結局感情がないから考えようがなかった。どこに治療へ行けばいいんだろう。

書いてみたら、全然明るくいけてない。
何だか淡々としていて、つまらない。


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Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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