--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2008/04/10 (Thu) 感性の証明

私って、最悪。
私は、感性で動くことしか知らないらしい。
衝動で動いてないだけ、まし。
でも、相手にしたら、最悪。


何でもかんでも、
人柄がまともそうな男性=恋愛に直結する境界性人格障害(ボーダー)。
散々、症状に振り回されてきた私は、相手がまともな男性だからといって、
恋愛に直結しないように、打てる手は打って、打って、
最後に、自分を試さなければ、安心できなかった。


ボーダーの症状を、自分でコントロールしつつ、
円滑に対人関係を築こうとした私が、
2,3日かけて考え出した策とは、突拍子もないアイディア。
思えば、一か八かの策。
今思えば、だ。

家に来た男性に、とにかくベッドに寝てみて、と言い募った。
冗談交じりに言ったけれど、私はそのうち真剣になっていた。
彼から、きっぱり断られた。
意味が、分からん。と。
それでも、私の横に寝ろと譲らない私。
嫌や、なんでやねん。
と、一切、歩み寄る気配のない彼。
何を言い出すねん、と、
理由を求められて、説明しようとするけど、うまく纏まらない。

ただ、彼が私を警戒し始めたのが分かって、
そうじゃない、そんな意味じゃない、と思った。
そういうのだったら、これ以上無理や、と言うから、
「そういうのだったら」の、「そういう」が暗に示しているものを知って、
ああ、まともな人だったら、私が彼を誘っているように考えるのが当然だよな、
と、思った。
でも、そうじゃなかった。

「そうじゃない」と、言ったら、「どういう意味?」と訊かれる。
どこから説明していいのか、分からなかった。
ただただ、布団被ったり、また起き上がったり、ベッドに倒れたり、の繰り返し。
ちくしょう!
と、言いたかった。
そうじゃない。そうじゃない。そうじゃない。

私は、彼を試したいんじゃなくて、自分を試したかった。
相手が男性だからって、恋愛しかないわけじゃない。
友情だって、いいだろう?
知人だって、いいだろう?
仕事仲間だって、いいだろう?
恋愛以外の選択肢だって、あるって確かめたかった。
ボーダー思考から、抜け出しつつある自分と、自分の脳と、自分の体と
自分の心を、自分自身に証明したかった。
そこを通らないと一歩も前に進めない、と思っていた。


ボーダーだからって、あなたに変な色目を持ってるわけじゃない。
あなたも、私に危害を加えない。
そんな、互いの了解が欲しかった。
目に見える、確かな形で。


私は、いつだって馬鹿みたいにストレート。
本音を隠す必要があるなら隠すけれど、
訊かれれば、いつでも大抵さらけだす。
人という生き物が、好き。
でも、人の心というシステムが、恐ろしい。
矛盾を埋めるために選んだのが
「私の横に寝てみて」だったんだろう。



自分でコントロールできていることを証明したい、と言ったら、
自分でコントロールできていると分かっているなら、
確かめる必要はないだろう、と言われた。

確かに、そうだ。



提案を拒絶されると、悲痛な気持ちに襲われた。
予想外の、痛手。
それしかない、と考えていただけに、絶望に突き落とされた。

一方で、時々おかしくもなった。
私が女性だから、おかしい奴で済む。
私が男性だったら、最悪だ。
ただの下心にしか、見えない。
「これって、私の方がまるで男みたいですね。
まるで、EDが治ったかどうか女で試したがる男みたい」
明らかに、私の提案に、度肝を抜かれていた彼は、
思わず、というように、笑った。


この話は、もうやめよう、と彼が言うから、やめた。
切り上げたつもりが、話を戻してしまった。
知らない間に
「とにかくベッドに寝てみたらいい」を、また連呼していた。
「またそれかい」とツッコまれたから、ああ、と自分で気づいて、
激しい自己嫌悪で布団を頭まで被った。
うまくいかない。
思い通りに、いかない。
泣き出しそうな気持ちを、こらえた。
彼が「また明日、来ます」と言ったから、顔を出すと、
帰り支度を終えて、玄関に向かっているところだった。
とにかく見送らなければと、後を追った。

ドアを閉める間際になって、ようやく一言、言葉になった。
「私が、危険じゃないって証明したかった」と、言えた。
自分の言葉が、自分の心にようやく真っ直ぐ届いて、
ああ、これだ、と思った瞬間、涙が止まらなくなった。

ボーダーだからと、壁を作られたくなかった。
ボーダーについて知ってもらおうとしていた私が、
自分は、ボーダーではない、と伝えたがっていた。
馬鹿げている。



この思考、この言動はボーダーだろうか、と訊いたら
「分からない」と、返ってきた。
私も、分からない。
どうしよう。

私特有の、人との親密さの作り方のようにも思う。
恐る恐るの不信を、一足飛びに飛び越えて、
自分自身にとってストレスのない、親密さの作り方。
こういう発想を、いつもしてないでもない。


進捗状況に、早くも自分自身に点数を付けずにいられなくなってきた。
今、何点? と、とにかく訊きたい。
点数を付ける段階でもない、と言われて、確かにそうだ、と思いなおし、
しかし、点がつくまでもない前段階の自分に絶望したり。
これは、AC(アダルトチルドレン)の特徴。
また、これか。
まだ、ここか。
全然、進歩していないどころか、振り回されっぱなしの自分を自覚した。

多分、私が人を信じられないようには、人は人間不信ではないのだ。
何が何でも、突拍子もない方法であろうが、セクハラだろうが、
実行に移して試さずにはいられない私が、異常なのだ。
強烈な見捨てられ不安を感じたときに、試さずにいられない「試し行動」は、
ボーダー(境界性人格障害)の顕著な症状の一つ。


ボーダーって、最悪だ。
ボーダーって、最悪。
ドアを閉じて、わーわー泣いた。
布団を被って泣いた。
でも、どう考えても、この発想がボーダーなのか、
自分のオリジナルの意思表明なのか、表現方法なのか、
全く分からなくなった。


少しだけ、慣れたこともあった。
ボーダーの感受性を、うまく抑えられた自分の成果も、実感できた。
自信が、ついた。

なのに、最後の最後で、この大失態。
なぜ、逆セクハラみたいな発言を、したのか。



「何でもいいのだ」は、やめることにした。
彼は、私がかなり無理をしているという。
私は、無理など一切していないと、その度に言い募る。
何でも出来る、と言い切る。
でも、彼から言われた。
「何でもいい」は、やめて、「駄目なんだ」でいいじゃないか、と言われた。
そうかもしれない。
理屈は、よく分からない。
でも、「駄目なんだ」が、今の私の本当なのだろう。
私は、よく自分を騙したがる。

カウンセリングに、行けなかった。
これも、自分を騙したいときの特徴。
何も怖いものなど、感じたくないときの、特徴。


逃げている。
逃げていた。
たった数時間前まで。
今、真実に気がついた。


さあ。
どうする。
明日は、病院だ。
大阪は、午後から晴れるのだとか。
私は、自分を立て直せるのか。
「今の私は無理をしている」
「今の私は駄目」
ここから、今から、立て直す。
明日の朝まで、あと数時間。
立て直さなければ、進めない。
立て直してみせる。




心の病気、
虐待・暴力の残酷さへの理解を広げたく、ランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします。
         
a_04.gif にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

関連記事

境界性人格障害 | comment(4) |


<<外は怖い | TOP | 蜥蜴のしっぽ切り - 自我同一性障害 ->>

comment











管理人のみ閲覧OK


お疲れさまでした 

美鳥さん、こんばんは。
眠る前にのぞいたら、新しい記事がアップされていたので読みました。
まず、何はともあれ、本当にお疲れさまでした。
今、うまく何も言えないんですが、
明日、美鳥さんが立て直せることを、眠る前にベッドの中で祈ります。

どうか、美鳥さんが立て直せますように。
明日、病院へ行けますように。

おやすみなさい。

2008/04/11 00:06 | U [ 編集 ]


管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2008/04/11 01:06 | [ 編集 ]


>>Uちゃんへ 

Uちゃん こんばんは。
コメント、ありがとう。
もう何だか、単純に体が空かず、体力ないわで、どなたのところへも遊びに行けない状態です。だから、ちょっと気になってます。元気なのかなぁ・・・て。お元気ですか?

コメント、ありがとう。
予想外に、むっちゃくちゃ疲れます(笑)
でも、お陰さまで無事立て直せました。
で、また崩れ、立て直し、を連日繰り返し、今、これを書いている私は、またも崩れかけ・・・という寸でのところで止められている状態です。
今日は、このまま寝ます。
このどっちつかずの状態を保つことが、まずボーダーから抜け出るために必要な過程かなぁ、と自分を鍛えている気分です。

病院へはいけなかったけれど、カフェでランチを食べられました。気に入ったから、今日も行きました。調子が良いのか、悪いのか、よくは分からない状態です。
このまま今日は、寝てしまえーと思っています。

コメントありがとう。
お返事遅くなって、ごめんね。
明日は、ゆっくりたっぷり寝ます。
Uちゃんも、安眠できますように。

2008/04/14 21:59 | 美鳥 [ 編集 ]


>>鍵コメhちゃんへ 

hちゃん こんばんは。
お返事が、遅くなってごめんなさい。

まさに!当たり前の反応だったのだな。
でも、想像もしなかったですね(笑)

>一足飛びいろいろ飛び越えて、相手の答えだけをズバリ引き出そうとする行動

まさに、その表現がぴったり当てはまります。
一足飛びに距離を縮めて、曖昧な答えでは不安で不安で耐え切れない心理状態。辛いです。
ただただ、苦しいです。
しかも、「無邪気に見えたり、悪戯にできるような方法で」という表現も、まさに!
今は、ジョークに出来るようになったけれど、たまにまた言うときは、半分本気だったりしています。
目的のために手段を選べる余裕があるのならば障害ではないけれど、手段が一つしか考え付かない、得たい答えも一つだけ。だから、拒絶されたときの絶望は、健常な方からは想像できない目の前が真っ暗な状態になりますね。

この逆セクハラは拒絶されたものの、それが功を奏しました。手段も目的も一つではない。それを、相手に示された気がしました。
直後には目の前が真っ暗になって、自分は消えてしまいたくなったけれど。
うまくいかなくて、絶望して、何もかも手当たり次第に物を投げたくなったけど。

ボーダーの症状は、対人関係の中で出るから、出ないときは全く出ないですよね。私も、てっきり寛解したのだと思ってました。
「ボーダーの私がボーダーじゃないって証明したかった」は、つくづく今読んでみても、おかしいよなぁ・・・と自分で失笑です。ボーダーだと知られて、得することなんて、一つもないからね。
ある意味、鬱や何かの病気よりも活発だったり攻撃的だったり、行動的だったりするので、別格の「構ってちゃん」のように扱われている病気だと思います。ただの構ってちゃんなだけで、飛び降りたりリストカットしたりODしたりなんて、普通はできないわけだけど。行動的にさせてしまう病気なだけに、自ら望んで行動していると思われるようですね。
精神病と神経症の間にある病気ということで「境界性」とついているわけで、コントロールできない部分と、コントロールできる部分がある。ここらへんについて、まだまだ世の中の理解が進んでいません。
当事者が知識を持って自身の症状と向き合うこと、プラス、周囲も理解し協力してくれること、これが人格障害にとって、最も必要であり、最も回復に近づく必須条件だと今考えています。

興味深いコメント、ありがとう。
後で自覚できるだけ、すごい進歩。
お互い、進歩してると思います。
無自覚ほど、絶望的で、何より苦しいことはないですから。
人格障害は、他の病気と同じ。
ただただ、苦しいよね。

2008/04/14 22:18 | 美鳥 [ 編集 ]


| TOP |

プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

QRコード

QR

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

メールフォーム 

お気軽にメールください。返信までお時間頂く場合があります。

名前:
メール:
件名:
本文:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。