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2008/04/02 (Wed) 人格と存在意義

<病院 2008.3.19>
※約10日前の通院の記録です


カウンセリングに行った◇壁の向こう翌日、病院へ行った。
同じ症状を、医者に話した。
医者は、カウンセラーとは違う見解を示した。

DID(解離性同一性障害いわゆる多重人格症)の初期症状と、
私の現在の症状は、何ら変わりないという見解。
私に幼少期の記憶がないことを、N先生は例に挙げた。

これまで、なぜか何度も言われているのだが、
お父様は異常ですね、と再度、突然言われる。
私としては、父はある意味分かりやすい。
突然怒り出すきっかけなどは、相変わらず分からないこともあるが、
怒ったときに何を言えば暴力をふるわれそうになるか、
どう行動すれば、罵声だけで済むか、分かり始めてきた。
もっと分からないのは、母だ。
問題や争いが目の前で起こり、明らかに理不尽な事柄に対しても、
何も目に入らない、全く何も感じない、母。

そんなことを話すと、N先生は、
「コツを掴んでいくことが大事です」
と、それでいい、と頷いた。
確かに、母は常に傍観者であり、危険なのは父と弟だ。
コツ。
なるほど。


DIDの初期症状、という見立てに対し、
カウンセラーが言った「大丈夫」という言葉、
そして「人格がバラけそう」という状態と「人格がバラけている」
という違いについて、カウンセラーK先生の言葉をN先生に伝えた。

加えて、私が、相変わらず自分に「名前がない」と思っていること、
本名など、一度も自分のものだと感じたことがないことを話した。

N先生は、頷いて聞いていた。
聞き方は、カウンセラーに似ている。
臨床心理士の資格も持っていて、
カウンセリングも行っている先生なので、
それは当然なのだが。
違うのは、いつもここから先。

私の内省に付き合い、見守る態勢のカウンセラーと違い、
医者N先生は、割合、アドバイスや見立てを私に話す。
その中には、私をはっとさせる名言もあり、カウンセラーとは
また違った役割で私を別方面から、支援してもらっている。

N先生は、私に言った。

あなたは、二十数年、自分らしさがなく、両親の道具と同じ状態だった。
両親にとって、玩具、車のような存在だった。
だから、あなたには名前がない。
あやの姿が見えるのは、DIDの症状と変わりない。
しかし、「人格が分かれる」という状態は、良い兆しだ。
あなたは、本当の意味で親離れしようとしている。
「あや」という人格に自分を映しこんで、過去を切り捨てようとしている。
「あや」に対する憎しみは、その兆しだ。

以上のようなことを話してくれた上で、私に、
前回◇狂乱は、かなり酷い状態でしたね、と言った。

手帳を見れば、ほんの2週間前のこと。
なのに、もう何ヶ月も経ったかのように感じている私は、
やはり今ここにいるようで、いない。

夜は眠れていますか?と、訊かれた。
相変わらず、それもよく分からない。
眠れている気がしたから、「はい。大丈夫です」と答えた。
薬の量を、また調整した。


病院を出て、カウンセラーと医者の違いについて考えた。
医療費がかかる。
また、通院の気力も体力も、時間も要る。
でも、カウンセリングと病院の両立で、私は
前よりも自分が分かりやすくなってきた気がした。
ドクターショッピングを続けてきた末に、落ち着いた病院と、
7年以上付き合いのあるカウンセラーと。

見立ても接し方も、対処法も、それぞれの立場で限られた範囲内で、
最善な治療を受けられている気がする。


私の中にいる「あや」という人格について、
とにかく、良いか悪いかという、二極論ではないようだ。
全ては、私が私を理解するために、深層心理から提示された材料。
これをどう理解し、どう対処していくかが大切だ。
アプローチの仕方は、決して一つだけじゃない。

病院に行ったこの日の翌日、
YouTubeで偶然聴いた曲に触発されてか、
また、私の中に「あや」の姿が現れた。
この日までは、探しても決して存在どころか、
気配すら感じなかったのに。

これを書いている約10日後の私の中には、
また、あやはいない。
昨夜、あやを生んだ男Yの夢を見た。
あやではなく、私が見た。
「あや」が、会いたがっている。
しかし、夢を見たのは私だった。
「あや」が夢を見ているときもある。
その夢が、私に流れ込んでくるときがある。
でも、違った。
「私」が、Yの夢を見ていた。
「私」は、Yと連絡を取ってみようかと、一昨日ふと思った。
それから、
あんなろくでなしと連絡取ってどうするんだ、と苦笑した。

最後は金であやを買おうとした男。
卑怯な男。
愛を語る資格のない男。
再会しても、何にもならない男。
ろくでもないことを考えるのは、あやがすること。
私は、やらない。


関連記事

3月5日(大阪へ戻った日。希死念慮が最悪な状態)
◇狂乱
3月14日(あやの姿を見た日)
◇靴は はかない
3月18日(カウンセリングの記録)
◇壁の向こう
3月19日(今回の記事の通院記録)
◇カピバラタクシー
3月20日(人格<あや>に関するリンク集)
◇名前を返して
3月20日(再びあやが現れた日)
◇心臓の血は苦い



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見覚えがなかった 

◇狂乱って題に見覚えがなかったので読んでみようと思ったら…アップしてない?

2008/04/02 17:34 | monokuro [ 編集 ]


美鳥さんへ 

こんばんは(^^)
毎回思うことですが、何気ないコメントなのにお返事をもらえると、
やはりうれしいものですね。
美鳥さんはいつも、とても丁寧にお返事されていて、
読むのがとても楽しみです。

さて、話がそれました。
お医者とカウンセラーの違い。
私の場合、まだカウンセラーにはお世話になっていないので、何も感想が持てないのですが、
やはりその両立によって、自分と向き合い、自分を分かっていけるものなのかしら?
と、想像してみました。

私事ですが、病院の先生には、
「今は状態を治すことが先。過去を掘り返すことで原因が分かったとしても、状態が改善されるわけではないのだから、焦らないほうがいい」
と言われているので、カウンセリングへの道は遠いようです。
正直、早くカウンセリングを受けてみたい、少しでも楽になりたい、と、
その気持ちが先走るのですが…

少なからず、相性のいい病院を見つけられるかどうか、って、変な言い方ですが、一種の“運”もあるんじゃないのかな?と思います。
色々と病院を彷徨ったこと、本当につらくて大変だったろうと思います。でもその結果、今の先生やカウンセラーさんに出逢えたのだから、きっと美鳥さんは運に恵まれていたんじゃないかな?
(病院の選択って、かなり神経を使いますよね。精神科は今のところはまあいいですが、それは夫の勧めがあったからであって、私ひとりではミスチョイスが多く、その度に痛い目ばかり遭います…)

私は、会えるかなあ?

2008/04/02 17:47 | U [ 編集 ]


あれ? 

読めた。ってか、文章見て読んだことあったと分かった。さっき見れなかったのは何だったんだろ…すみません。

2008/04/02 18:54 | monokuro [ 編集 ]


>>monokuro姐さんへ 

姐さん・・・すいまっせん!
私が、アップし損ねていました。
正しくは、以前アップしたものを、当日下げたのでした。そのままになっていました。
今回、あらためてアップしました。
やはり、私は、ありのままでなければ私ではないです。
今となっては、下げたことが馬鹿馬鹿しい。
理由は、ご存知のとおりです。
読み込んでくださってることを感じて、感激しました。
monokuroさん、いつもありがとう!

2008/04/02 21:30 | 美鳥 [ 編集 ]


>>Uちゃんへ 

Uちゃん こんばんは。

コメント返信、喜んで頂けて、私も楽しいです。
記事は、一方通行です。
それを良いことに、ありのままに書かせて頂いています。
一方、コメント欄は、私とUちゃん、また他のビジターの方との一対一の対話の場だと思っています。ネットとリアルの人間関係を、感覚的に分けていません。なので、私も話したいことが、それぞれの方にいつも、たくさんあるんです。が、あまり長文になってもお相手の方が大変だろう、と、これでも控え気味です(笑)


医者とカウンセラーの違い。
記事を別にして、治療歴が長い私が思うところが最近明確になったので、あらためて書く予定です。
他の治療中の方や、内容自体、慎重さを要しますので、少し後になると思います。
そこで、あらためて私なりの見方と、心の病を治療する上での、治療者の心得のようなものを書いてみたいと思っています。
実は、「カウンセラー」と一言に言っても、色々な派閥(?)や、流派、クライアントへのアプローチの仕方など、様々あります。これは、私がカウンセラーの養成所に通っていた時にも実感したことです。

ひとついえることは、回復へと心が先走っているときには、心の病気は回復が難しいというジレンマを抱えているということです。
カウンセリングにしても、通院にしても、目の前の一つ一つをきちんと理解して把握し、対処法を考えていくという点では、受診者側の心構えとしては、変わらないと思います。


>少なからず、相性のいい病院を見つけられるかどうか、って、変な言い方ですが、一種の“運”もあるんじゃないのかな?と思います。

思いますねぇ。
今まで一番ひどかったのは、「心身症」などと適当な病名をつけて、診察室でセクハラを受けたことでしょうか。一気に、医者不信になりました。その他、病院を転々とし、またカウンセリングも別のものを一度受けたことがありますが、ぼったくりあり、いい加減あり、医師法違反あり、確かに運は必要ですね。それ以上に、何を基準に良い医者とするか否か、の正しい知識を持つことが大事かと思います。これもまた、経験からしか分からなかったりするのですが。私は、最近ようやく分かってきたような次第です。遅いです(笑)

>色々と病院を彷徨ったこと、本当につらくて大変だったろうと思います。でもその結果、今の先生やカウンセラーさんに出逢えたのだから、きっと美鳥さんは運に恵まれていたんじゃないかな?

運かぁ。以前お話したように、精神科医に「あんた来世シダ植物」と言われた私ですから、それで真剣に2年も悩んだから、恵まれているのか、どうなのか(笑)カウンセラーとも7年の付き合いだけれど、良かったなぁと思ったのは、つい最近です。
それまでは、なんで女性なんだろう?とか、変えてもらえないだろうか?などと思ってました。
医者とも、カウンセラーとも、最終的には人間関係。築いていくものなのかもしれません。

>私は、会えるかなあ?

今通院されている病院、私は良いお医者さんなんじゃないのかなぁと感じてます。記事からだけですが。
的確に一つ一つにアドバイスされているように思います。お互い、焦らずに目の前の症状一つ一つを理解して、落ちるときあり、浮かぶときあり、支えあって治療を進めていけたらいいな、と思っています。
コメント、いつもありがとう。
今日の通院、お疲れさまでした。

2008/04/03 23:51 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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