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2008/03/02 (Sun) 記憶の単位

先月からか、今年からか、ここに書けないことが増えてきた。
体調のこと、精神状態のこと、「私」のこと。

書けない理由は、いっぱいあった。
自覚しなかったが、いっぱいある。

私は、肝心な記憶の殆どに鍵をかけたまま思い出せず、
日々その時に感じたことと思い出すことしか書けなかった。
しかし、思い出してここに書けることは、
私にとって「入り口」でしかないことに気づいた。

虐待経験にしても、いじめにしても、書きかけの「原本アンドロイド」にしても、
どれも、これからが私が怖くて苦痛で逃げ出したくて吐き気がしそうな話ばかり。
でも、だからこそ書きたい話ばかり。
そこへ、どう自分が近づいて行けばいいのか、分からずにいる。
躊躇している。

それから、ブログを通して読んでくださる方それぞれとの距離が出来、
関係性が築かれ、私の変化や誰かの変化が互いに影響しあうようになった。
でも、このことを恐れまいと私は思う。
そのことを本当に恐れ始め、
ブログを通しての関係にデメリットしか生み出せない私になったなら、
そのときは潔くブログをやめて、
大方を内面に隠すことをマナーとする現実の関係へ変えようと思う。


頭痛がひどくて頭の中が纏まらず、支離滅裂かもしれない。
今、頭に浮かぶことを書こう。

最近になって、まず思い出しても容易には書けない記憶が出てきた。
私が<自傷>というものをはじめたのは、3歳頃。
映像が残っている。
私の記憶ではなく、一室の中での一瞬をおさめた写真のような記憶。
「ひとつ」は、記憶の単位。
それから私の中にあるたくさんの「一枚」の記憶。
たくさんかも分からないな。
何枚か。
詳細を書くのは、今はやめておく。
頭痛がひどい。
昔住んでいた、私には記憶のない部屋。
暗くなった外を見てか、布団を取り込もうとしてベランダへ出ようとしている母と、
それを見ている幼児。
自傷する幼児。
記憶の中では、幼児までの距離は数メートル。顔は見えない。
身体つきと服装と大きさで、だいたい2,3歳だと思う。


それから、さっき夢を見ていた。
長い長い夢。
何時間も目が覚めなかった。
目覚めようとしても起きることが出来ないから、物語はずっとずっと続いた。
美しくてきらびやかで洋の美しさ、和の美しさ、伝統的美と未来的美と、
美しい人達と架空の国の人たちと、
そして、あやが出てくる夢。


あやが出てくる、と思っていたら、違っていた。

「あや」が夢を見ていた。
「あや」が眠りながら見ている夢だった。
だから、「私」の意志では目覚めることができなかった。

それに気がついたのは、目が覚めたとき。
母から電話があって、夕飯のメニューについて父が聞いてきたとき。
あやが答えた。
それを、私は背を向けたまま聞いていた。
背を向けたままというのは、私の背とあやの背は、
胎内での双生児のように隣り合わせだからだ。
途中から、私にかわった。


「かわった」なんて言葉、書きたくなかった。
「自分が分からない」と書いたとしても、
私は「かわる」とは、一生涯書きたくなかった。

だってそんな感覚、私は知らない。
分からなくて当然だった。
私は、私がわからなくて当然で生きているんだから。
記憶がないから今の自分の病気も分からなければ、
「治る」という状態が、一体自分のどんな状態を指すのか分からないのだ。
同じく、何をもって「悪化」というのかも分からないのだ。

鬱病も持っているという。
けれど、じゃあ私は記憶がある限りは、
一度だって「鬱病じゃなかった」時がない。
治るというのは、鬱病じゃなくなるということだ。
でも、それは一体どんな状態?


私は自分が誰だかわからないし、自分の名前も分からない。
けれど医者やカウンセラーは「治る日が来ますよ」と言う。
「治る日」?
じゃあ、その日、その瞬間、今の「私」はどこへ行ってしまうんだ?


私が消えてしまうくらいなら、治る必要などいらない。
もう今のままでいいよ。
「私」は、消えたくない。

書いていたら、涙が出て来る。
もう絶望的な気分だ。
こんなことを書きたくないが、正直言って死にたい。
私はどこまで私じゃなくなるんだ。



頭痛が酷くて、ここ数日、本当に腹が立つ。
10年ほど前、頭痛と眩暈がひどかった。
その頃より、もっとひどい頭痛。

昨日は、昔知ったメニュー「猿の脳みそ」を思い出した。
生きたまま小猿を金具で固定して、そのまま頭蓋をノコギリで切り、
皆でスプーンですくって食べるという実在のグルメメニュー。
あの小猿そのものだった。

左側からノコギリで切られているようだった。
ノコギリの歯が遠慮なく私の頭蓋をゴリゴリと往復しながら、
実に手際よく頭蓋骨を削りとりながら、
徐々に前頭葉のあたりまで歯を食い込ませた。
そこで、頭痛がふと治まった。
それまでは、頓服を何錠のんでも治まらなかった。


今日は、昼ごろから右のこめかみと頭頂部のちょうど間位が、
会話している途中でも叫んで倒れこむくらい、痛い。
突然、痛む。
今日の痛みは、例えてみれば、レーザーガン。
宇宙人が持っている、一点集中のレーザーで、
ずっと同じ場所ばかりを気まぐれなタイミング、気まぐれな時間、
ひたすら照射され続ける。

これも、薬が効かない。
それから、寝ていても襲ってくる。

脳から出血でもしているのだろうか。
クモ膜下出血 とか、脳梗塞だとか、ろくに知識も持たないが、
脳が何かおかしいのは、はっきり分かる。


ここに書くのを憚るようになったのは、心配してくださる人が増えたから。
「ありのまま書く」を私自身のためにポリシーにしてきた。
ブログやネットが個人個人との交流を避けたくとも心理的に避けられず、
またそこに醍醐味と喜びと楽しみ、生き甲斐を見出している私には、
私が好きな人達と、私を気にかけてくださる人達と、
ありのまま書きたがる私のバランスは、難しくなってきた。

それでも、ありのまま書こうと思う。

なぜか、とか、理由は今はよく分からない。


先週だったか、弟MTからメールが来て、
私が記憶にない私の異常行動を撮った動画が、
撮っている最中にシャレにならないものを感じて消したと言っていたが、
実は残っていた、と言われた。
見る?と言われた。
怖くて、見なかった。
それがただのトランス状態であっても、何であっても、
自分の記憶に残っていない自分の姿など、気味が悪くて見る勇気がない。
また、見たからといって、何がどうなるというんだろう。
弟は、見たらしい。



私をずっと阻んできたのは、「なりたがり」の人たちへの嫌悪。怒り。
ひょっとしたら私もどこかで「なりたがって」いるのかと恐れたから。
かといって、私はまだ自分の今の状態が何なのかよく分からない。
私が「なりたがり」なら、死んでしまえ。
心から思う。

私の大切なネット上の友人、
私のブログポリシー「ありのまま」を支えてくれている方は、
解離性同一性障害、いわゆる多重人格症、DIDだ。
彼女がどれだけ苦しい闘病を今も続けているか、
望んでも望んでも手に入らなかったものへの
怒りや哀しみや苦しみがどれほどだったか、
私は数年単位で拝見させてもらってきた。
私は、ただ「私」が分からないだけだが、時間や記憶の消失、
ままならない人間関係、自己の曖昧さ、その発狂しそうな苦しみ、
ときに苦しみすら緩慢になる苦しみ。
現実では誰にも言えない、言っても多分通じないそんな感覚や苦しみが重なった。
私は、DIDではないけれど、分かる。
そんなふうに、私をずっと勇気付けてくれてきた。
でも、読むだけで、まるで戦場の銃弾と轟音と、
屍になっても尚も銃弾や剣や砲撃で切り刻まれていく様を見ているようで、
人間とは、こうも残酷なことができるのか、
そして、ここまで虐げられても辛くても、
生きていこうとする人がこの世にはいるのだ、と
濃い影に真っ黒に塗りつぶされそうになりながらも、
命からがら這いずって生きる姿に励まされてきた。
だからこそ、私は彼女に励まされ勇気付けられてブログを書いている。
Sさん、元気かな。
私は、あなたへ1月以来メールを書いてない。
書きたいのに、書けない。
でも、最新記事も読んだよ。
なんて病気は苦しくて、戦いは長くて、戦いの合間に見る花一輪、
どれだけ美しく輝いて見えるものだろう。






なりたがりな人たち。

この世に格好いい病気なんてないよ。
苦しんでいる姿そのもの、苦しめるものの正体は、
いつもあなたたちにはビジュアル系か。

病気は、美しくないよ。
かわいくないよ。
周囲に迷惑をかけるよ。
苦しみを知らずして、楽しむな。
病気になりたがって、どうする。
自分をバラして、都合よくあっちこっちと自在に人格を出せたら、
大変便利で結構ですね。

ちくしょう。
私の記事が「なりたがり」への陳腐な罵倒に成り下がる。


頭痛が止まらなくて、これはもういいや。
私を返してくれ。
誰か、私を返して。
「あやちゃんと話したよ」
あれは、本当なのか。
ジョークだと思いたかった。
だけど、あやがいたよね。
私は、暗がりで寝てた。
背中合わせか、もっと遠く。


ふざけるな、私。
私は誰なんだ。





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2008/03/02 20:14 | [ 編集 ]


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2008/03/02 22:44 | [ 編集 ]


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2008/03/03 12:27 | [ 編集 ]


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2008/03/03 18:44 | [ 編集 ]


コメントありがとうございました 

お返事が遅れました。すみません。


** 鍵コメHさんへ **


消えたくないと思っていたら大丈夫。
あなたから聞くと、本当に安心します。
でも、やっぱり怖いです。ずっと怖いのかな。
いつから自分なのか分からないということは、いつ自分じゃなくなるかも分からないですね。

>自分が薄れる時は、自分のことを自分が否定した時が多かったです。

ものすごいアドバイスになります。
自分を否定しないこと、自分にしがみついてでも離れないこと、心します。

>「記憶はあるけど感情が伴わない思い出」や、「知識はあるけど、自分がなぜ知っているか分からない」

よく分かる感覚です。
詳細を知らないのに年表としてだけ知っていたり、という感覚でしょうか。なぜ知っているのか分からない記憶もあります。
こうして記事で書いていても、書いた後で、そんなことそういえばいつ体験したっけ、とか、中味が思い出せなかったり、一枚の写真のように記憶していたり。

>でも、自分を掴んで離そうとしなければ、大丈夫。

離しません。絶対、嫌だ。

あやは、あなたが言うように、まるでそんな性格です。嫌になる。正直。
今日、かなり回復したので、考えてみます。
コメント、ありがとう。
怖くて絶望的で、本当に助けてもらいました。
ありがとう。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


** 鍵コメMTさんへ **


こんにちは。
コメント、ありがとうございました。
涙が止まりませんでした。
最悪な気分で泣いていたのに、あなたのコメントを読んで、私は幸せ者だと思って泣きました。
今書いていても、涙が出てくる。

境界例について、初めからあなたとお話したのを本当によく覚えています。
偏見がなくなったと言ってくださって、ありがとうございます。
いい格好をしたいときが、いっぱいあります。
私は多分、物凄く見栄っ張りなんです。
でも、ここを読んでくださるあなたのような方が、「いい格好をしようとしていない」と仰ってくださる度、私はありのままでいようと原点に帰ることができます。

あなたの最近の記事も読んでいます。
でも、なかなかコメントができませんでした。
あなたが書かれていること、一つは、私の過去そのものでした。
こちらこそ、コメントできずに、すみません。
あなたのお気持ちに添わせて頂きたいと思いながら、言葉ひとつ書くことができないときがある。
あなたも、きっとそんな時がたくさんあるのだろうと思います。最近の記事を拝見していて、特にそんな思いが強くなりました。
理解しようとしてくださって、ありがとうございます。
本当に、ありがとう。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


** 鍵コメMさんへ **


コメント、ありがとうございます。
この間は、たこ焼き(←というか、たこを焼いてるの笑)とメール受け取ってる可愛いお姿、ありがとうございました。
メールでお返事書きます。
少しだけ、気長に待ってくださると嬉しいです。

わたしがわたしで良かったです。
あなたもあなたで良かった。
相対する二つの感情、胸に響きました。
コメント、ありがとうございました。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


** 鍵コメdさんへ **


dさん こんばんは。
いつも来てくださり、心こもったコメント、ありがとうございます。

>人に心配されていることが心配という気持ちが伝わってきます。無理なお願いかもしれませんが,心配させて下さい。それで私自身が励み?のようなものになっている部分があるような気がします。

数年前まで私は「心配」という言葉は脅迫のように感じていました。
でも、最近になり、私もdさんのことが心配になったり、他のブロガーさんのことが心配になったり、友達のことが心配になったり「心配」という言葉の本当の意味が、ようやく私に馴染むようになってきました。
あなたの言葉は、いつも不思議に真っ直ぐです。
胸に響きます。
ありがとうございます。


ブログ歴、同じ位なんですね。私はしばらく公開していなかったので、dさんが先輩です。
確かに、この世界は自己主張できる世界ですね。
dさんが運営されているブログと違って、こちらがメンタルヘルスというジャンルだからでしょうか。
残念ながら、悪意ある方が訪れることは多いようです。
名前も名乗らず書き捨てたり罵ってみたり、最近でしたら私は名指しで吊るし上げられ、事実捏造されたりと色々あり、ブログの世界でも悪意の表明は現実とあまり変わらない気がしています。
ですから、私の記事を嫌悪する方が多いだろうと思う中で、あなたのように「嘘のない真っ直ぐな文章」と感じてくださることは、本当に光栄で嬉しいです。嘘がなく真っ直ぐは、大概の方には不快だろうと感じています。

あなたが、見かけ騙しの世間にうんざりされているのを、初めてコメント頂いたときから、ひしひしと感じております(笑)
確かに、足の引っ張り合いや横並びが日本は美徳とされる傾向にありますね。
没個性の中で個性を放たなければ受け入れてもらえないような、妙な構図になっていると感じます。

>言葉は悪いですが虚構が現実でもあります。

本当にそうだな、と感じました。
記事を書く契機を与えていただきました。
ありがとうございます。
その虚構の骨組みに、とても興味があります。
なぜ、そのような構造をよしとするのか?
これは、永遠に私の中に存在し続ける疑問だと思いました。


あなたがお話くださった「生きることの意識に関してタフ」だという言葉、それからご経験。
実は、例の土地と結びついて私の中に記憶されている過去と重なりました。
あなたと似た系譜を持った方と私は親しくしていました。その方は、途中で折れてしまいました。自分が受け継いできた運命に。
男性でしたから、口には出しませんでしたが、とても怯えていました。何から何まで人生の不運は、自身の血のせいではないかと考えていました。
血が不幸なのではなく、血を恐れる人の心が不幸なのだと彼の姿から感じていました。

私も、厚かましくも生きることにタフであって欲しいと思います。
あなたがお話くださること、私にはとても実感として感じられます。

>自分にないものを他人が持ってくれていることを魅力というのかな。

はっとする言葉です。
そうですね。そうかもしれない。そうだ。
そう思いました。
私は、あなたの作品が好きです。
私には努力してもどうにもならない才能だからです。
光と影と空気の緩急、温度まで、あなたの作品からは感じます。不思議です。
魅力的な作品です。
そして、私好みな作品ばかりです。
私にないものを誰かが持っている、これは素晴らしいことだと思いました。
羨ましいと思うこともあります。
でも、「才能」ではなく、その人そのものなのだと思うと、「いてくれてよかった」と感謝の気持ちに変わることを、私はあなたのコメントから、はじめて実感できました。

ありがとうございました。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


** 鍵コメSさんへ **


率直にコメントいただいて、ありがとうございました。
逃げたいときは、ただ逃げるのみ。
信頼、好意、全部ぶっ壊したくなるとき、度々あります。
>味方も読者もいらないや~って そんな気持ちです。
私も今は何のお役にも立てないようですね。
お気持ちに変化があれば、アホ話でも何でも声かけてください。気長にお待ちしています。
逃げたいときは、逃げるのみですよ。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::






2008/03/04 13:07 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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