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2008/01/18 (Fri) 体だけは残して

病院に薬だけ貰いに行ったら、
意外にも空いていたので、今年初の診察を受けた。
ここでも例外なく、足の自傷について驚かれた。
なぜそんなことを!?と訊かれたので、
カウンセラーに言われたままを伝えた。
足の傷は、病院でみてもらったのかと訊かれたので、
そういえば病院に行くなんて考えもしなかったなぁ、と思った。
処置しよう、と言われたけれど断った。
何度も言ってくれて、心配されるのが妙な気持ちで、
なんだか嬉しかった。


解離すると、自分の体に頓着できなくなる。
病気なのに放置していて、死にかけたこともあった。
真っ青な顔で痛みで一歩も歩けなくなっても、
仕事します、と言い張って仕事していたのだ。
仕事が、とにかく大好きだったし。
見かねた社長に、
今すぐ病院に行った方がいいとしつこく言われたので、
大丈夫なんですけどね、と言いながら渋々行ったら、
「あなたあと1時間遅れていたら、意識不明で倒れて死んでましたよ」
と医者に驚かれた。
そんなに悪かったのか、と私自身が驚いた。
解離は、色んな意味で危険だ。


私の話を聞き終わって、医者のN先生は、
やはりそこまで解離する理由を訊いてきた。
言葉に詰まる。
仕方なく、あやの話をちょっとだけしたら、
やはり涙が止まらなくなった。
死んでしまいました、
死んだことに私はしていたいようなんです、と話した。
N先生は、今はそのことは考えないように、と言った。
今の私は、
そのことをまともに考えて受け入れられる状態にないという。
「あなたの中の大事な誰かが死んでも、構いません」
といわれた。
「中の誰が何人死んでもいいんです。とにかく、体だけは残してください」
「体だけは、残すんですよ」
と、何度も言われた。
<あや>に執着している私にとっては、
「死んでもいいんです」は酷だった。
でも、死んだことにしていたい今の私にとって、
考えないでいい、といわれることは、ある意味ほっとする。


毎朝、目が覚めたら「戦わなきゃ」と思うんです。
N先生に言ったら、分かります、
あなたから、そんな空気をものすごく感じます、と言われた。


とにかく自分を休めてください、といわれたから、
じゃあ、絵を見に行きたいなぁ、と思ったら、
外出は駄目だと言われた。
解離状態で外出したら、怪我をするから、と。
確かにそうだ。その言葉には、納得した。
転んだり、倒れたり、
車にひかれそうになったり、車道に飛び出していたり。
日常茶飯事で、以前は常に傷だらけだった。
一番怖いのは、また顔を怪我すること。
前回は、運が良かっただけだ。傷が残るのは、怖い。


家にずっとこもっているのは嫌だなぁ、と、
普段は苦痛にならないのに、指導されると嫌になる天邪鬼。
仕方ないので、帰りにスーパーに寄って、食料を買い込んだ。
お惣菜コーナーに行ったら、
そこで痙攣を起こして、倒れている男性がいた。
救急車が来た。
スーパーで、あらゆる人の好奇の目に晒されている男性を見ていると、
ひとごとではない、と思った。
しばらく、自分の部屋でおとなしくしていようと思う。
外に出ると、人ごみでの刺激やら色々あって、自分が保てなくなる。
良い機会だから、大掃除して、着付けのおさらいでもしよう。
戦わなきゃいけないときもあるけれど、
しばらく、ゆっくりのんびりすることを心がけよう。
足は、二箇所を残して、それほど傷が目立たなくなった。


昨日は、思えば震災の日だった。
あの日のあの瞬間の恐怖や、家中めちゃくちゃになったこと、
なくなった人たち、給水車の前に並んだことなんかを思い出した。
センター試験を受けた翌日に、試験会場がぺちゃんこになった。
電車も車もとまって、電話もしばらく繋がらなかった。
あの日を境に人生が変わってしまった友達のことも思い出した。
どうしているんだろう。
しんみりして、テレビに流れる特集番組を見ながら、
これを書いている。
生きていられるだけで、ありがたい。
揺れない大地が、水が、食料が、
電気が、屋根が、すべての人の気持ちが、ありがたい。
あの日ほど、強烈に思ったことはない。



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おはようございます。
すっかり寝込んでしまってたyorkeです。

過去の記事も読ませていただきました。
ご立腹されていたようで、、、

いろいろな人がいるんですよね、世の中、怖いくらいに、、、
一度でも向き合おうとする美鳥さんに凄いな~
と素直に感心してしまいました。

わたしは構うのが面倒になってしまうタチで、、、
それがダメなんですよね、わたしは。


震災ですか~、わたしはニュースでしか知りません。
新潟もそうですし、、、

経験されたからこそ、思うことがあるんでしょうね。
関東の大地震はいつきてもおかしくないと言われつづけ、
未だにきていません。が、、、

統計的にはかなり高い確率で発生するそうです。
ここ数年以内で8割以上?とかなんとか?

どうなるのか全く想像つきません。。。

2008/01/19 08:30 | yorke [ 編集 ]


>>Yorkeさん 

Yorkeさん ご回復されて良かったです。
更新も途絶えていたので、もしや風邪で寝込まれているのでは、と心配していました。高熱、大変でしたね。

その節は、私も大変怒っていまして、怒り7割減くらいで書きました。

>一度でも向き合おうとする美鳥さんに凄いな~
と素直に感心してしまいました。

一度目にコメントを頂いたときに、私も心の調子を崩したので、事情をご存知ないのなら仕方ない、と、事情を書いたコメントを返させていただきました。で、二度目も全く変わりがなかったので、これは怒っていいんじゃないのかな、と思った次第です。

関東の震災は、弟がいることもあって、とても心配です。阪神大震災を直下で経験した者にとって、震災のニュースは生々しいです。被災者の方たちの生活を思うと、胸が痛みます。
8割以上って・・・・もう、地震来るで、て言ってるのと同じですね。一分、一秒のずれで人の命が奪われてしまいます。生と死の明暗を分けた、いくつもの実話を聞きました。できるなら、関東に永遠に地震が来ないように、と祈っています。

完治されたら、また音楽話や映像話したいですね。
ゆっくり体を休めてくださいね。
コメント、ありがとうございました。

2008/01/19 16:39 | 美鳥 [ 編集 ]


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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2008/01/19 23:51 | [ 編集 ]


>>鍵コメさんへ 

私も、あなたと同様の理由でメールを差し上げたいと考えていたところでした。
ご丁寧なコメント頂きまして、ありがとうございます。
またもや、あなたの言葉にカルチャーショックを受けているところです(笑)

私が自然な家庭だと思い育ってきた機能不全家族と、どうやら機能している家族というものは、決定的に真逆なようです。
お返事を今書いているところですが、またも長文になりますので、後日お届けに参ります。
一言、この場で申し上げられることがあるならば、虐待は人間の自己防衛本能です。人間に備わった、高度にして残酷な脳の機能のひとつです。
この機能を駆使して、どうにか歪んだ世界でも生きようとする点において、虐待者も被虐待者もさほど変わりはありません。

私のブログのリンクに貼っていますが、「境界例と自己愛の障害からの回復」というホームページがあります。こちらの、「回復のための方法論」「思考と行動の問題点」をご覧頂ければ、私が申し上げる高度で残酷な人間の自己防衛機能の一端がご理解いただけるのでは、と思います。
貴重なご意見、ありがとうございます。
あなたの私のブログへのご指摘は、本当にそのとおりなのです。
私自身、書いていて不満に思っている点でした。
最近、毎朝目が覚める度に「戦わねば」と思うのも、ご指摘の事実を感じていたからです。
しかし、解離性人格障害が妨げとなり、書くに書けない状態です。
自分を追い詰めた挙句、足の自傷となりました。
こちらの心理状態についても、近々記事にしますので、読んでくださると嬉しいです。
今既にこのブログを運営するにあたって、私は自身の足の肉を削いだように「自身の身を削って書いている」のだそうです。
自分の体を守るためには、悔しいですが、問題点にストレートに切り込むことが出来ない。
被虐待者の人生は、虐待から逃れても、そんなふうに自己のコントロールが出来ません。どこを取っても、虐待は人の心を殺す殺人です。私は、自分が思っているよりも、色んな部分が死んでいるようです。

また、コメントで書く予定ですが、実は私の現在の問題点は、虐待経験のみならず、ものすごく複雑で混乱しています。実際、悪霊にでも憑かれたのではと心配されるくらいの事件、事故が数年で一度に起こり、全ての処理にあたっているうちに心の病が悪化している状態のようです。ご存知のように、こちら関西では、極上のネタとして笑いに転化できる文化があります。同時に逞しくもなりましたし、私のエピソードは友人の間ではネタになっています。笑えるようになりました。今書いているコメントに綴っていますので、笑って読んで頂ければ幸いです。

お忙しいところ、ご丁寧に、いつも本当にありがとうございます。
数日かかるやもしれませんが、返信させて頂きます。そちらへも、また遊びに行きますね。

2008/01/20 12:51 | 美鳥 [ 編集 ]


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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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