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2008/01/13 (Sun) 眠っていたい

<カウンセリング 2008.1.10>


元旦での、実家での調子を訊かれた。
年末の体調の酷さに比べれば、
文章が書けなかったこと、外出時に頓服が欠かせなかったこと、
を除けば、全く問題はなかった。
多分、東京から帰ってきた弟MTのお陰だ。
彼がいるお陰で、両親の様子も随分違った。
MKの異常性を、MTが認知して、やんわり対応するので、
両親も迎合してくれるのだ。
弟MKが私に暴力を振るう確率は、
MTがいれば、ほぼ0%に近かった。


それに、創作に関する話がMTと、たくさん出来た。
MTが作曲した歌を、彼のアコースティックギターで歌った。
英語の歌詞は、難しいが歌いこなせると、なんだか気分がいい。
その日、結局5時間位歌っていた。
歌うことは、楽しい。
生きている感じがする。
彼は、最近「甲殻機動隊」の解釈にはまっていて、
そこを発端に、押井守や宮崎駿、「エヴァンゲリオン」、
写真の話、デザインの話、音楽の話、マンガの話、文章の話、
心理学の話、互いの近況、あらゆる話を、たくさんした。
物を作る苦労と楽しさ、
そして批判精神と賞賛の心をバランスよく持っている人と話すと、楽しい。
僅かに批判精神が勝っていたほうが、良いものが創れる。
支持者が多く、市民権を得ている作品の欠陥を、果敢にも指摘し、
具体的に議論できるMTは、面白い。


実家でのそんな話をしてから、年末の体調不良を思い出した。
食べては吐き、水を飲んでも吐き、よくなったと思ったら吐いて、
すっかり嫌になっていた。
先生は、体調を崩した契機がある、
吐くのは、精神的に消化できないことがあった反動だ、というので、
少しずつ遡ってみると、23日に親戚の少年に電話したことから始まり、
その前後に、心に響くメールを二人の人から貰ったこと、
全く意識しないまま、裁判を思い出していたこと、
体調を隠して、クリスマスだから、とブログで陽気に振舞ったこと、
そんな自分に疲れていたこと、
など思い出した。

そこからカウンセラーと共に見出したことは、

1 私は自分を飾ろうだとか、
  嘘をつこうだとかすると体調を悪くする人間である

2 感動し過ぎると、感情のまとまりがつかず体調を悪くする

3 要するに、過敏な人間、もしくはそんな状態である

ということだった。
私は、この3点に愕然とした。
飾っても虚勢を張っても、人の優しさに触れても体調を崩すとは、
幾らなんでも弱すぎる。
そんな調子で、私は社会復帰できるんでしょうか、と先生に訊いたら、
「弱すぎる」のか、「今鍛えられている途中」なのか、
どちらにしても、何かの途上にあるという。

何かの途上って言われても、不安が先立つ。
そんなにのんびりやってられない、と焦る。


現実が精神をオーバーする度に吐いていては、話にならない。
今の私は、もう少しましだと思っていたけれど、そんなに悪いのか。
精神科医に、精神障害者認定や生活保護を勧められたことを思い出した。
私って、そんなに弱い?
そんなに傷ついている?
自分に問いかけても、釈然としない。
過去の全てが、遠い国で起こった戦争のようだ。
年が明けてからは、
現在の自分の状態が、普通の人とそんなに変わらない気がしていた。
でも、解離性障害を患った人間の自己認識が、
あてにならないのは知り尽くしている。
私は、予想以上に悪いのかもしれない。


私は、ここ数年に起きた色々な事件の中で、
一体どの問題が消化できていて、
何が消化できていないんでしょうか、と訊いた。
とにかく、具体的に問題を把握しなければ。

私の焦り虚しく、先生は、全ては時系列で連続しているから、
解決している問題と、解決していない問題が絡まっていて、
一言では答えられない、などと答えになってないような答えを口にした。
私は、半分分かるような気がして、でも半分落胆した。

カウンセラーが、
「だって、あやちゃんの話をこの間したら、泣いてたでしょう」
と言った。
その瞬間、私は涙が止まらなくなった。
自分でも、なぜ泣きだしたのか分からず、驚いた。
「あや」と聞いただけで、私は壊れてしまうらしい。

あやが死んでから、先生が言うには、まだ生きているというが、
あやが死んでから、私は、ほとんど泣いたことがない。
あやの男は、「いつか必ず迎えに来る」と言っていたが、
あの男は、永遠に逃げたのだと思う。
「いつか」は、絶対に来ない未来のことを指す。
絶対、来やしない。
あの男の言葉は、翻訳すれば、そういうことだ。
だから、あやは死んでしまったのだ。

最後に200万近くのお金を、
一緒に生きていきたいから、
あやの力になりたいから、
妻にも納得させて、お金を出したいんだと言ったが、
それじゃあ奥さんにご挨拶しなきゃ、と言ってやったら、
案の定、私の言に恐れおののいて、口ごもった。
全部うやむやになった。
妻に見切りをつけられ離婚が決まったと言ったが、
それも本当だか、あやしいものだった。

あの男が言った話の大部分は、ただの気分であって、
嘘にまみれていたのだと思う。
どれが嘘で、どれが真実かすら、
彼自身、既に判別できなくなっていたのだろう。

誰がいつ、お金が欲しいなんて言ったんだろう。
何億出されたって、びた一文受け取らない。
人の足元を見て、
お金をちらつかせて、食いついてくるかどうか、様子を見ていた男。
お金なんてくだらないもので、あやの死は侮辱されてしまった。

病気だろうが貧乏だろうが、裁判中だろうが、
幾らお金に困っていようが、
お金の力、善と悪を知っているから、そんな紙切れに惑わされない。
あやが誇り高いことを知ってたくせに、そんなところも愛したくせに、
土壇場で、都合よく忘れて、
あやを嘘にまみれたお金で買おうとした男。
あのとき、あやはもうとっくに死んでいて、
駅前で、喧嘩になった。
愛してるだとか言う男と、言葉はいらない、という私と。
あなたが100回死んだって、もう取り返せないのよ、と。
あのときも、誰も泣かなかった。
「誰も」じゃない、あれも私だ。
どれも私。
じゃあ、あやも私なのか。
ああ、あやの話は駄目だ。
その話だけは、したくない。


色んな思いが渦巻いたけれど、私は涙が止まらなくて、
カウンセラーに、
「そうですね」
と一言返すだけで、精一杯だった。
無理やり話を切り上げた。
合わせてくれた先生が、メールをくれた人について訊くから、話した。
それから、また私は、何が解決していて何が未解決なのか訊いた。
裁判も、あやのことも、婚約破棄のことも、家族のことも、
どれも全て絡まっていて、やはり解きほぐすには時間がかかるという。
確かに、そうだ。全ては同時進行で進んだ出来事だから。
互いに絡まりあって、互いに影響を与え合う出来事だった。


次回、続きを話したいと思った。
でも、あやの話はしたくない。
今の私が、こんなに脆いのは、あやがいないからだと思う。
彼女の死、もしくは彼女を永遠の眠りに追いやったものが何なのか、
私が理解しない限りは、進めないのだろう。
彼女のことを考えなければ、ならない。
でも、考えるために思い出す作業が、怖い。
彼女のホームページすら開けない。
怖い。
あやが、怖い。
私の大切なものは、全部、あやが持っている。
持ったまま、棺に入ってしまって、鍵は固く閉じられて、
私はどう生きていいのか分からなくなった。
でも、あやの話はしたくない。
もう少し、あと少しだけ、
あやを棺で眠らせてあげて欲しい。
なぜ、あやの話をしなければならないのか、
次回、先生に一言でいいから訊いてみようと思う。
勇気を出して。
勇気が出たなら。



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Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

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