--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2007/12/29 (Sat) 労働裁判

最後の職場は、裁判を起こしてやめた。

雇用条件から給料、仕事内容、何から何まで嘘づくし。
月給で入ったのに、いつの間にか日雇い制にされそうになった。
入社する以前から私の悪口を雇用主は、周囲の社員に言いまわっていたから、
入社当日から、私は周囲の社員から無視という嫌がらせを受けた。
私を手足に使い、社員と決裂させて、
最終的には私以外の社員を切り捨てる予定だったらしい。
実際、私が籍を置いている間に、
何人も嫌がらせを受け、不当解雇され、もしくは自主退職した。


職場環境が最悪で、初日から歩けなくなり、それでも私は通い続けた。
入社して1週間ほどして、私は他の社員に思い切って話しかけた。
私の人間性を知ってもらうと、後は本当に仲良しになった。
昔、いじめを受けていたときの経験が生きた。
何度訴えても、職場環境は改善されず、私は起き上がれなくなり、
トイレにすら自力で行けない状態になった。
「殺してやる!」と私は、ベッドの上で叫んだ。
あのとき、私の身体が動けていたなら、私は何をやっていたか分からない。
息をしていても、体中に激痛が走った。
救急車を呼ぼうかと本気で迷った。
母に来てもらった。
その電話一本かけるにも、何度も痛みで気絶するかと思った。
パニック障害、鬱、強迫性障害、人格障害、
どれも同時進行だったが、なぜか記憶がない。


全治1ヶ月、その後も療養が必要、との診断書も出したが、
私の嘘だと雇用主に一喝された。

労働基準監督署、弁護士事務所、労働局、あらゆるところへ相談にまわった。
自分の生活のために、名誉のために、
何もしないでやられっぱなしでいるのは、我慢できなかった。


私は、それまで自分の生活を守ることを第一に、大人しくしていた。
同僚が、嫌がらせを受けている場で、
私はいまひとつ雇用主とやりあえなかった。
雇用主は、気分屋で女王気取りで、
自分にへつらわない人間は平気で切り捨てる。
ごめん、ごめん、と謝る私に、同僚たちは、
あなたは結婚してなくて一人暮らしだし、
クビになったら大変だから、と理解を示してくれた。
でも、悔しかった。
友達のために戦えない自分が、嫌で嫌で、それもストレスになった。
ある日、爆発して、雇用主と一対一でやりあった。
客が来るのも構わず、私は雇用主を言葉で滅多切りにした。
雇用主は、怒りでぶるぶる震えて私を呪い殺しそうな目で睨みつけていた。
私も、睨み返した。
嘘つきなんて、怖くない。
私の生活は奪えても、私の誇りを奪われてやるものか。


ある朝呼び出された。
雇用主の何もかもが嘘八百だった。
病的な嘘つきの雇用主の言葉は、
閉鎖された会社内では、一社員の私がどう反論しても最後には通った。
お金を取ったとか、ありもしない嘘を雇用主に第三者の前で言われ、
最後は数にものを言わせて、これまた、ありもしない嘘八百を浴びせられた。
祖母の死まで持ち出され、こきおろされ、
私は怒りと屈辱で目の前が真赤になった。
何かと相談に乗ってくれていた税理士にも、最後は裏切られた。
雇用主と二人で、私を責め立てた。
二人とも、既に口裏を合わせ、相談した後だったらしく、
決して私に「解雇だ」とは言わない。
「やめなさい」と一言でも言ったら、法律上、
不当解雇になることを承知の上のことだった。
自分たちの立場が危うくなることを知っている彼らは、
「解雇じゃない。あなたが、やる気がもうないんじゃないかと思って」
と、そればかり言った。
労働基準法など知識をつけていた私は
「解雇という意味ですか?」と何度も問いただした。
それでもやはり
「解雇ではない。ただ、あなたが辞めたがってるんじゃないかと思って」
と繰り返された。
「私は、辞めません。やる気もあります。仕事をしに来ました」
と答えると、「でも、やめたいんじゃないの?」
と返ってきた。
「辞めません」
それだけの応酬が数時間、続いた。
汚いやり方だった。
私は、その場での論破を諦めた。
でも後の裁判を見据え、決して「辞めます」とは言わなかった。
言った時点で、私の負けになる。
どんな屈辱的な目にあわされても、罵倒されても、
生活を奪われても、卑怯者に負けたくなかった。
私は、荷物を纏めて、集荷サービスに預け、その足で弁護士事務所へ向かった。


弁護士会から借金という形で、弁護料を工面し、
全ての書面を揃えて、起訴した。

末期癌で祖母が、息を引き取ろうとしているとき、
その横で、陳述書を書いたりした。
相手から提出された陳述書は、
読むだけで吐き気がするような嘘と、
私へのありもしない誹謗中傷にまみれていた。
怒りと不安で、気が狂いそうになったことが、何度もあった。


テレビでしか見たことがなかった裁判所に私は立ち、証人尋問に答えた。
相手の証人尋問は、見ものだった。
私が何をしなくても、自分で次々と嘘を露呈し、
取り繕っては嘘を重ね、誰の目から見ても狼狽し、哀れなものだった。
私の弁護士は、私の屈辱をきっちりと晴らし、
見事な手腕で私の誇りを取り返してくれた。

裁判は、始めたら、止められない。
地方裁判所で私が勝訴しても、
病的な虚言癖がある雇用主は納得しなかった。
判決の全面不服を主張し、控訴された。
また、裁判が続いた。
高裁で、和解金が膨らみ、ついに金銭的に雇用主が折れざるを得なくなった。
裁判官立会いのもと、数度の話し合いを経て、和解で終わった。
私の手に渡された和解金は、以前の会社でそのまま働いていても、
赤字が出る金額だった。


覚悟はしていたが、高裁までいき、二年間かかった。
当初の予想通り、労働基準監督署も労働局も役に立たない相手だった。
簡易裁判でも、意味がなかった。
上記の機関は、仲裁はしてくれるが、裁くことはしてくれない。
本裁判をして、よかった。
いってみれば、二年という年数は、最短年数だった。


思い出して、とりとめもなく書いた。
書き直すときがきたら、この記事は削除しようと思う。
今は書けないが、色んな人に助けてもらい、裁判を終えることができた。

狂った人間が経営する会社は、檻に等しい。
生活と金銭を人質にとられ、奴隷のようにこき使われ、
人としての尊厳、誇りまで汚され、踏み躙られ、
ときに、人生を狂わされる。



↓ランキングに参加しています
クリックしてもらえたら とてもうれしいです
         
 a_04.gif にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

関連記事

労働裁判 | comment(6) |


<<弱い | TOP | 世界は待ってくれない>>

comment











管理人のみ閲覧OK


管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2007/12/31 05:30 | [ 編集 ]


>>鍵コメさん 

ほんま、ありがとう!
成敗とかこらしめてやるとか、相変わらず男らしいっすね(笑)
ちゃぶ台ひっくり返さないように、ご注意ください。
爆笑です!

いまだちょっと辛い思い出なので、本当に、ありがとうございます。

2007/12/31 12:11 | 美鳥 [ 編集 ]


私も 

はじめまして、私は市立病院で看護師をしています。上司から窃盗の濡れ衣を着せられ、辞職を強要されました。しかし病院側は全面拒否。警察、労働基準局、法務局、県の市町村厚生委員会。全てたらい回し。助けてくれるはずの労働組合さえも知らんぷり。今訴訟中です。あなたの経験を知り少し元気が出ました。今は心因反応で休職中です。どんな結果になるのかはわかりませんが、なんびとたりと他人の人生を踏みにじる権利はないし、司法権利のないものが裁いていいはずがない。そう思います。

2010/11/17 22:40 | 里羅 [ 編集 ]


はじめまして☆ 

2007年の日記でずいぶん前のもののようですが、縁あってたどり着きましたので、コメントさせていただきます。


私も労働裁判中です。悪質な企業を訴えました。最低な同僚の不細工♂からはセクハラ、低能上司からもセクハラ、パワハラを受け、病気になって休職したら、今度は作り話をして一方的に解雇でした。

なので、あなたの苦痛がよく分かります…。本当に大変でしたね(>_<)


私の裁判も長引いており、最初に弁護士をつけてから3年近い年月が流れましたが、未だに尋問すら出来ません…。先の見えない毎日ですが、あなたのような良き先輩を励みに頑張ります(^-^)


今は体調、精神的には楽になれましたか??お体、くれぐれもご自愛ください☆


ではm(__)m

2011/05/24 02:15 | ☆hitomi☆+。゜ [ 編集 ]


美鳥>里羅さんへ 

里羅さん、はじめまして。こんばんは。コメント、ありがとうございます。
労働裁判経験の記事は、少ないのですが私にとって大事な人生の転機となりました。
コメントいただいて光栄です。
随分前にくださったのに、当方の不調でお返事叶わず申し訳ありません。
お元気ですか?
裁判は、満足のいく結果が出ましたでしょうか。

裁判は、法廷に立つまでも疲労困憊の日々ですよね。
私も、たらい回しから始まりました。通いつめる体力、帰宅してからの資料集め整理、考察、苦悩、迷い。心因反応で休職中とのことですが、その後いかがですか。

日本という国はとても奇妙で、訴訟を起こした瞬間からヒステリックで我が強い人間と見られがちです。
私が訴訟を起こしたときは、年間相談件数に対して実際に訴訟を起こす人間はごくごく僅かだと弁護士から聞きました。

>どんな結果になるのかはわかりませんが、なんびとたりと他人の人生を踏みにじる権利はないし、司法権利のないものが裁いていいはずがない。そう思います。

詳しいご事情は分かりませんが、「なんびとたりと他人の人生を踏みにじる権利はない」この言葉に、強く惹かれました。
裁判に勝つということは、最終的には不当に踏みにじられた尊厳を自ら戦い回復するということだと思っています。ですから、里羅さんの強い決意は、裁判中の私の気持ちにとても似ていると思いました。
もし裁判で思うような結果が出なくとも、不当なものに対して全存在をかけて「NO」と意思表示して戦う経験は、得難い財産になると思っています。

当時は私は引き下がるわけにはいかない日々の中で、裁判さえなければ~と痛感することがたくさんありました。体調も壊し、裁判と同時進行でプライベートも波乱を来たしていました。
でもすべて終った今、何年経っても私はあの時の誇りを胸に生きています。私は、裁判はやるべきだと思っています。生きている間に体験できることの中で、苦しいけれど得難い経験ができる、一生役に立つ。そう確信しています。

もしまだ読んでくださっているのなら、またお気軽にお声かけくださいね。楽しみにしています。

コメントありがとうございました。
返信、大変遅れましたこと重ねてお詫びいたします。

2011/07/21 23:31 | 美鳥(みとり) [ 編集 ]


美鳥>☆hitomi☆+。゜さんへ 

☆hitomi☆+。゜さん、こんにちは。はじめまして。
お返事が大変遅れました。申し訳ありません。コメントありがとうございました。

> 2007年の日記でずいぶん前のもののようですが、縁あってたどり着きましたので、コメントさせていただきます。

労働裁判については、なかなか時間が取れず記事を増やせないでいます。過去記事でもコメントいただけるのは有難いです。ご縁に感謝です。


> 私も労働裁判中です。悪質な企業を訴えました。最低な同僚の不細工♂からはセクハラ、低能上司からもセクハラ、パワハラを受け、病気になって休職したら、今度は作り話をして一方的に解雇でした。
>
> なので、あなたの苦痛がよく分かります…。本当に大変でしたね(>_<)

ありがとうございます。
会社は組織なので、個人に対して組織力で対抗してくるのがパターンですね。作り話で解雇は、私も経験しました。
周囲は、戦わないほうがお互いのためだ忘れろという意見が多くて、実際に裁判を起こすのはごくごく少数だと聞いています。
hitomiさんも相当にお辛い経験をされてらっしゃるようで、心痛みます。コメント頂いた頃から、少しでも前進していますように。

> 私の裁判も長引いており、最初に弁護士をつけてから3年近い年月が流れましたが、未だに尋問すら出来ません…。先の見えない毎日ですが、あなたのような良き先輩を励みに頑張ります(^-^)

私が裁判に踏み切った理由のひとつが「労働者の権利意識が低い日本の社会を、微力ながら変えるための小さな一石となりたい」でした。
まさに私の前にも先輩方がおられ、私が裁判を始めた時は起訴する人数は少なかったものの、約9割が勝訴していました。起こせば勝てる裁判を、起こさない人はたくさんたくさんいらっしゃいます。どちらの生き方も道にかわりはないのですが、私は起訴することを選びました。後悔していません。とてもよい経験をさせてもらいました。
裁判中に、弁護士と裁判以外のこと、他の労働裁判や冤罪や殺人事件、いろんな話をしました。弁護士との雑談でも、今の私の生きかたに大きく影響を与えたエピソードがあります。
色んな意味で、辛い経験であっても実りとするかは自分次第なのだと痛感しました。
今まだ渦中におられるとのこと、既に3年の経過、いかほどのご心労かとお察しします。
私は戦ったセンパイのうちの一人に加わることができればとの気持ちも強かったので、コメントいただいて本当に光栄です。

> 今は体調、精神的には楽になれましたか??お体、くれぐれもご自愛ください☆

裁判中の体調は凄まじいものがありました。
今は、もともと抱えていた人間不信や精神疾患などと闘病中です。
裁判経験を越えてから、人生全般に対する姿勢、自信が変わりました。
生きていてよかったと思える瞬間が、とても増えました。

☆hitomi☆+。゜さんも、くれぐれもご自愛ください。
コメントありがとうございました。
また他の記事でも、お気が向いたらお声かけください。楽しみにお待ちしております。

2011/07/22 16:06 | 美鳥(みとり) [ 編集 ]


| TOP |

プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

QRコード

QR

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

メールフォーム 

お気軽にメールください。返信までお時間頂く場合があります。

名前:
メール:
件名:
本文:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。