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2012/06/30 (Sat) 悪食の好物

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多数派に適応できればと憧れて生きてきた。
感覚も考え方も行動様式も「普通」には育たなかったから、劣等感の強さだけ「普通」に憧れた。
真似られないか無理もしてきた。滑稽な努力もした。挫折して諦めた。それでもまた憧れた。
ひたすらに苦しいのがもう嫌だった。楽に呼吸してみたかった。


いまの私は、劣等感や寂しさ、無力感が矯正すべき感情だとは思わない。
マジョリティへの適応が「正常」「生き易い」とされてる治療者側の論理が、私はどうしても好きになれない。
楽じゃないし、苦しいし、大勢の中にいれば必ずといっていいほど孤独を感じる。
けれど、それが私。だからこそ、私。異常だろうが生きづらかろうが、これほどに私らしい私はいない。

私は、戦場で殺したり殺されたりして生きてきた。虐待も虐めも泥沼の共依存も振り回し振り回される恋愛も、どれ一つ取っても安心して夜眠り、清々しい気持ちで朝を迎えたことはない。朝は戦いの始まり。夜は戦いの前夜。朝も昼も夜も、息つく暇なく戦っていないと生き延びられなかった。

大勢で楽しく一緒になって騒いでいても、ふと傍から見ているもう一人の自分に気付く。彼女は、輪に入れずに、ぽつんと立っている。その姿を見ると、本当のことを思い出す。私は、心の底から楽しんでいない。私の心は戦場に慣れている。平和には慣れない。今笑っていても、明日は笑えるのか分からない。輪の中に馴染めない自分の心そのものが、異質だと感じる。私は永久に輪に溶け込めない。


真っ当な自尊心が育たなかったからなのか、人の顔色ばかり窺ってきた卑屈な生き方のせいなのか、人間不信だからなのか、頭が悪いからなのか、人とうまくやれないからなのか、警戒心が強いからなのか。
私は、劣等感が強い。
自分に落胆ばかりしている。
一週間に一度は、心底自分を殺したくなる。嬲り殺しても足りない憎しみを感じる。人間的感情を持ち合わせているが故に、劣等感で身動きが取れなくなる自分を憎む。


それでも、劣等感を解消したいとは思わない。乗り越えようとも思わない。巷では、劣等感や無力感を乗り越えてこそ成功するものだとされているようだけど。私はそう信じて、長い長い間自分の駄目な部分と戦ってきたけど。
いまの私はそんなものに興味が無い。

劣等感を乗り越えた人間だけが、ありのままに生きられるとも思わない。ありのままに生きている人間が、劣等感を克服したとも思わない。人間の感情は、生きている限り百色に色を変え続けている。克服できる感情なんて、この世に存在しない。遠ざかることはできても、無縁にはなれない。乗り越えた気になっても、また立ちふさがる。それは自分自身だからだ。

すっきりと整わない単純ではない一筋縄にはいかない自分、即刻抹殺したい自分を敢えて肯定も否定もしたくない。劣等感は、感情だ。感情と戦っても絶対に勝てない。立ち向かった時点で負けている。
感情にジャッジは要らない。ただ、受け入れるだけだ。諦めて諦めて打ちのめされて諦める。自分は駄目なんだと徹底的に諦める。その姿勢自体は到底前向きではないし、積極的とも言えない。ただ劣等感に対し何の手も講じることのできない自分の無力を味わうだけだ。舌を差し出すだけで良い。馬鹿になって味わえば良い。

人間ってやつは、正しくなかろうが不都合だろうが醜かろうが自分の感情を大事にせずにいられない生物だと思う。

例えば自分が自分を駄目だと思ったら、駄目だと思う感情を大事にしたくてたまらないのだ。悲嘆に暮れて、絶望して、慰めを欲して、投げ出して、地団駄踏んで、手離しで泣いて、そんなふうに感情をありのまま排泄したいのだ。排泄する悦びでしばらく恍惚としていたいのだ。自らの排泄物に塗れて我を忘れたいのだ。
それは不自然なことじゃなく、不健康なことじゃなく、心が自然に当然だから抱くありのままの生理だ。

生理を認めることすらできずに、劣等感さえなければ自分は萎縮せず伸び伸びと振舞えるのになんて知ったように考えていた。だけどそれは誤魔化しだ。自分の核心に触れるのが怖いだけ。だらだらと終わりのない焦りや屈辱が通奏低音のように流れ続けるだけ。明日も明後日も鈍痛は続く。感情は、受け入れるまで差し出され続ける。


私は「ありのまま」を自分に課している。ブログを始めてずっと、貫いている。
少しでも大袈裟に書こうとしたり、自己欺瞞が混ざってきたと感じると、下書きを書いている途中で丸ごと捨てる。
感情は、ありのまま全部味わい尽くしたい。
生き延びるために殆どを取りこぼして生きてきた。だから、これからは味わい尽くす。甘いものも苦いものも腐ったものも酸っぱいものも、到底飲み込めないものも、全部味わい尽くしてやる。

私は、楽して生きたいわけじゃない。
苦しみたくないわけじゃない。
苦しんでから、報われたい。苦しんだ上で報われるという恍惚を味わいたい。
劣等感も無力感も、全部味わう。味わった後の自分など知ったことではない。乗り越えようが乗り越えまいが、どうでもいい。全部心に任せる。逃げない覚悟だけしていたい。屁理屈も言い訳も自己弁護もなけなしの自尊心も全部捨てて、馬鹿みたいに舌を差し出す。それだけでいい。それだけが難しいから、それだけに全力を注ぐ。


私の心は卑しい。
苦しみ悶え、苦しみに耐えられず死を願っても、頭のどこかで起死回生の恍惚が訪れるのを待っている。
私は適応に興味はないし、輪に加われなくても構わない。劣等感は解消できなくていい。
舌先でほんの少しばかりの劣等感を舐めて、自分と向き合ったような気分になるのは御免だ。そんな誤魔化し、自分が一番よく見て知っている。
私は、私の弱さと対立する。
自分の感情から逃げない。ありとあらゆる感情を貪欲に舌で全部舐め取ってやる。


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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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