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2007/12/19 (Wed) 赤ちゃん解体パズル


性的・暴力的描写を含みます。
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ご了承ください。

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<セックスと。甘いいちごと。どろんこハリー。>
<あやを殺した男>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あやは、男性が嫌いだった。
自分勝手でロマンチストで、横暴なくせに傷つきやすい。
すぐ怒鳴るし、すぐ手をあげるし、すぐにあやを置いていってしまう。


あやが、最初で最後、
はじめて心から愛したひとには、妻と子供がいた。


あやは、本当に愛していたから、こんなに愛しい気持ちのまま、
愛するひとのために死にたいと心から願っていた。
愛するひとの命が愛おしくて、
こんなにも誰かを愛おしいと思えるあや自身が愛おしくて、
これでぜんぶ満たされたから、
次の悪い夢が来る前に、
愛するひとのために死んでしまいたいな、と本気で考えていた。
愛するひとが、たとえば交通事故に遭いそうになったら、
愛するひとのかわりに飛び出して死のう、と決めていた。


あやは、愛するひとを愛したときに、同時に、ひとを殺す決心をした。
愛するひとが、あやが妊娠しても堕ろしてもらうことになる、と言ったから、
もし愛するひとの赤ちゃんができたら、
愛するひととあやの赤ちゃんを殺そう、と決心した。
そのあとも、あやが生きていられるかは分からないけれど、
自分が死んでも構わないから、それでよかった。
誰かを殺さなくちゃ愛せないのなら、
あやは殺そうと思った。


ゴムをつけていても、あやはいつも恐ろしかった。
愛するひととのセックスは、とても幸せで気持ちよかったけれど、
あやは、いつも怯えていた。
ひとを殺す覚悟をしながら、愛するひとと何回もセックスした。
SMもした。
愛するひとの体液が、怖かった。
ネットで、避妊の方法と失敗する確率を調べ続けた。
だけど、そんな不安をだれにも話さなかった。


そのうち、あやは愛するひとが本当に本当に愛しくなってしまって、
愛するひとの体液が愛おしくて仕方なくなった。
愛するひとに、お願いした。
ゴムなんて、つけないで。
あやの中に出して。

奥さんがセックスさせてくれないなら、
あやの仕事はセックスだと思った。
愛するひとが家でくつろげないなら、
あやはいつでも愛するひとのそばで笑っていたかった。
お料理もお菓子も洗濯も
誕生日パーティーもクリスマスも桜も紅葉も雪も風も空も、
世界中のぜんぶ愛するひとにあげたかった。

どんどんエスカレートしていって、
あやはSMの知識を覚えてきて、愛するひとに行為をねだった。
愛するひとは乗り気じゃなかった。
そんな行為、必要ないよ、と言った。
でも、お願いすれば、何でもしてくれた。
はじめて排泄器官でセックスしたときは、慣れなくてトイレで吐いた。
痛くて出血した。
内臓が傷ついたようなだるさで、3日間寝込んだ。
それでも、あやは泣かなかったし、
もうしないよ、と言った愛するひとに、して、して、と真剣にお願いした。
愛するひとは
「あやが苦しいのなら嫌だよ」
と言ったけど、男の人がそうじゃないことは、あやはよく知っていた。
愛するひとも、すぐに楽しむようになった。


あやは、ネットで調べてきた避妊薬を愛するひとに教えて
買ってきてもらった。
気泡する得体のしれない錠剤を、自分の体内に入れた。
愛するひとの体液を、一瞬で殺してしまう錠剤だ。
ピルはのみたくなかった。
だって、愛するひととは一月に三日間しか会えない。


はじめて愛する人が中に出してくれたとき
あやは感動して泣いた。
うれしくて うれしくて泣いた。
愛するひとと奥さんの子供は、奥さんが生みたくないと言ったのに、
間違ってできた子なんだと聞いていた。
そんな愛するひとが、あやの体で感じてくれて、
愛するひとの体液を体の奥でうけとめられる幸せで
胸がつまって泣いてしまった。


錠剤と、錠剤に殺された愛するひとの体液は、
愛するひとが、あやを置いて帰ってしまったあと、
きまって2、3日後に、流れ出てきた。
白い幼虫が腐って融けたような臭いがして、
黄緑色のおぞましい液体が、
あやが愛するひとに、かわいいね、と言われたくて集めていた、
かわいい下着を、どろどろ汚した。

あやはいつも吐きそうだった。
避妊の確率だって、あやしいものだった。
けれど、そんなあやを愛するひとは電話でしか知らなかった。
一度も、実際知ることはなかった。
ひどい臭いがした。
腹痛や吐き気がひどくて、あやは泣いた。
怖くなった。
きっと、あやの子宮はもう子供を生めなくなってる、と思った。
なにをやっているのか、あやは自分で自分がわからなくなってきた。



いろんなことがあって、愛するひとに、あやが別れを切り出したとき、
嫉妬にくるった愛するひとは、あやをレイプした。
あやを押さえつけて
「離さない」とか「だれにもあやを渡さない」とか言いながら、
愛するひとは、ハァハァ言って、腰を振り続けた。
あやは、SMごっこみたい、と思った。
こんなので、愛するひとは気持ちいいんだなぁ、と
肉の管のようにぐったりとした自分の体を、
愛するひとのものが出たり入ったりするのを、ぼんやり感じていた。
愛するひとは、あやの中にそのまま出した。
うめきながら、精液をだした。
あやは、怒りで気が遠くなった。
はねのけようとしたけれど、愛するひとは、またあやをおさえつけて、
そのまま、またハァハァやって、猿みたいに腰をふっていた。
あやは、半分しぼんでいる愛するひとの性器が、なさけないな、と思った。
切っちゃえばいいのに、そんなもの、と思った。
愛するひとは、またうめいて、あやの中に精液を出した。

あやは、単なる習慣で、愛するひとと一緒にいった。
愛するひとが、やさしくあやの髪をなでようとしたから、
あやは、愛するひとの手をはねのけた。
愛するひとは驚いて「ごめん ごめん」と言って、
あやを抱き寄せようとしたけれど、
あやは、愛するひとの豚みたいな体をはねのけ、蹴りつけた。


黙ってトイレに走った。
持っていた携帯用のビデの袋を破って一秒でも早く、と
膣に突っ込んだ。
氷みたいに冷たい水が、あやを貫いて、あやは吐きそうになった。
洗っても洗っても怖くて、汚くて、汚くて、
あやは怒りで気が狂いそうになった。

ああああああ
ああああああああ
ああああああああああああ

ずっと叫んでいた。
叫びながら、精製水がなくなったビデのキャップを取って
水道水をジャバジャバ入れて、
また膣に突っ込んで半狂乱になって、洗い続けた。
何度も何度も、繰り返した。
何度くりかえしても、汚れはおちない気がした。
吐き気で気が遠くなって、ビデを何度も便器に落としそうになった。

もう、愛しくもなんともなかった。
汚い!
汚い!
汚い!
排泄物が落ちるトイレの便器に、
愛するひとの精液といっしょに水が溢れてビチャビチャ音をたてた。
汚くて、トイレの水を流し続けた。
バスルームに駆け込んで、性器を洗った。
氷のようなシャワーの水に、あやは震え続けた。


堕胎が、どんな作業か知っていた。
手術の前に、何日もかけて子宮口に綿を詰める。
子宮口に、器具が入るようになるまで、
ひどい腹痛と悪夢みたいな通院を繰り返さなきゃいけない。
それから、生きている赤ちゃんを、麻酔もなしに生きたまま鋏で切り刻む。
手、足、頭、胴体、というように、ピンセットで取り出していく。
あやは、なんでも素直にきく子だったから、
愛するひとにきいてみた。
愛するひとは、「病院には、ついていくよ」と優しく言った。
でも、あやの性器につめたい器具を突っ込んで、
鋏で切り刻んで赤ちゃんを取り出してくれるのは、
愛するひとじゃない。
人殺しの罪をせおって生きていくのは、愛するひとじゃない。
愛するひとは、男性だもの。
お腹の中を切り刻まれるのは、あやだけ。
痛くて痛くて、でも叫べないまま殺されていくのは、
あやの一部、あやの赤ちゃんだけ。


いつの間にか、あやは泣いていたらしくて、
洗面所の鏡に映るあやの頬はビショビショだった。
あやは、刃物があれば、殺してやる、と思った。
射精しか能のない豚野郎の情けないふやけたちんぽを切り取って、
それから、ぐちゃぐちゃに滅多刺しにして、臓腑を引きずり出して殺してやる。

あやは、愛するひとを愛したときに、
人を殺す覚悟ができていたから、
赤ちゃんを殺すかわりに、
愛するひとを殺したっていいだろう、と思った。
赤ちゃんに罪はない。
でも愛するひとは、今こんなにも憎いもの。


ずぶ濡れのままで、ベッドルームに戻った。
人工大理石の上を歩く裸足の足が、ピシャピシャ音を立てた。
愛するひとは温かいシーツにくるまって、
あやがあんなに憎んでも呪っても、
ベッドにぬくぬくとのうのうと横たわり、
相変わらず、死んでなかった。


あやは力がぬけて、ベッドにもぐりこんだ。
体の芯も指先も足先も、髪の先まで冷え切っていて、
なんにも考えたくなかった。
キングサイズのベッドは、愛するひとに触れずに済む。
愛するひとが、だまってあやの背中にふれようとした。

さわるな。

あやは、静かに言った。
今まで一度も発したことがない、声だった。


愛するひとは、それ以上なにもしてこなかった。
なにもできなかった。

あやは、愛するひとを殺してやらなかった。

その後も、相変わらず、
愛するひとの嘘だか本当のことだか分からない話を聞いてやって、
愛するひとの、ふやけた情けないちんぽを舐めたりしゃぶったりしてやった。
自分の体のどこにでも、好きなところに突っ込ませたりした。
あやは、妊娠していなかった。
愛するひとは、「安心したよ」と言った。
あやは、愛するひとの傍らで、
殺されなかった赤ちゃんの死を悼んだ。


SMも全部、乾いてて虚しかった。
あやは、性器だけ濡らして、あんあん言ってて、人形みたいだった。
あやは、もう死んでいた。
愛するひとは、あやの死体に乗っかって、腰を振ってハァハァ言って、
猿みたいに射精し続けた。


あやも、同罪だった。

あやは、愛するひとを、殺せなかった。




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Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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