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2011/10/15 (Sat) 嵐の効用 - 解離性同一性障害・希死念慮 -

20111015.jpg
眩暈、頭痛、離人感。自分が幾つもに分割されて勝手に動き出す。また「私」が一気に崩壊し始めた。

以前と較べて最近あまりに調子が良いから、私はもう大体の症状をクリアして、さほど健常者と変わらず生活できるんじゃないかと漠然と思っていた。
試しに次々挑戦してみたら、実際にできていた。以前のように長期間寝込むわけでもなく、解離が悪化する様子もなかったから、この先多少落ちることはあっても「入院しなければもう自分ひとりでは限界」状態に陥ることはないのだろうなと甘く見ていた。

本当に甘かったらしい。

3日前に、理由もなく突然声をあげて泣いている自分に気付いた。
以後、一人でいる時面白い何かであははと笑っていても気が付くと勝手に涙が流れているし、ベッドでぼーっとしていても気が付くと呼吸ができないくらいしゃくりあげて泣いている自分を発見する。1日の間に数時間間隔で泣き出すようだ。何も悲しいこと辛いこと悩んでいることなんてないのに。おまけに泣きながら震えている。なぜ震えるのか?
考えたくない。内側を見つめたくない。そこには今の私では太刀打ちできないものが待ち構えている。そんな気がして仕方ないから。


けれど、このまま手を打たずにいると完全に自分が崩壊する予感がした。
じわじわと調子が落ち始め、外出で気を紛らわせ続けてきたけれど限界が来ている。
おさまっていた症状が再び表に出始めてきた。まるで元の木阿弥だ。


この間まで楽しいと感じていたことは本当に楽しかったのか?
この間まで元気だったのは、本当に元気だったのか?
この間までの自分の性格らしきものは、本当に自分らしかったのか?

宙に浮いたつま先で必死で地面を探るけれど、どこにも触れるものが見つからない。自分がいる場所が分からない。上昇しているのか落下しているのかすら分からない。
あらゆることが疑わしく恐ろしくなった。

自分に失望する。うっすら絶望すら感じる。
私はもしかしたらこの先ずっと、「自分が分からない自分が同じく分からない自分を監督・管理して自分として生きる」不毛な挑戦を続けなければならないんじゃないか。果たして、自分が誰だか分からなくなる人間が自分らしく生きるなんて可能なのか。



勇気を出して、数日前に走り書きしたプライベートの日記を読み返した。

書いてある内容に衝撃を受けた。頭を殴られた思いがした。知りたくないことが書かれてあった。
それを書いたのは自分であることに間違いはないのだけど、読んでいると他人が書いたもののように感じる。またも解離が悪化しているのを実感した。
たった3日前の感情と現在の感情の連続性が見出せない。違和感を感じる。
不安で泣いている自分が1人、それを日記に書いた自分が1人、今元気で悩みがないはずの自分が1人。そんな3人の明確なビジョンまで見える。

そこに書いてあった自分の感情を、ちゃんとした言葉でここに書こうと葛藤している。いまだに書けない。言葉は怖い。私が知らない私まで無遠慮に姿を顕す。
だけど現実生活の方が大切。これ以上自分が崩壊することより怖いことではない。そう言い聞かせてブログに向かうけれど、まだ書けない。書くことができたなら少し楽になることを知っているのに。


内面に迫り来る何かから逃げるために、足を濡らしながら昨夜、大雨の外を歩いた。
そうしていたら気持ちのどこかがせいせいする。晴れがましさすら感じる。

自分なんてどうなってもいいじゃないか、雨に打たれて死んでしまえばいいじゃないか、突風にさらわれて真っ黒な空に吸い込まれてしまえばいい、誰孤独に沈んで溺れてしまえばいい。

車道を車が通り過ぎるのを、しばらく歩道から眺めていた。車に飛び込んでボロボロの肉切れになりたいとそればかり考えていた頃を思い出した。あの頃から随分遠くまで来れたような気がしていたけれど、あの頃の自分は今の私にぴったりついて離れずにいるのかもしれないと思った。

雨に打たれ続けるアスファルトが光を反射して、どこが地面だか分からなくなった。激しい雨が頭上の傘を乱れ打つ音は、無秩序で空っぽな音がする。私はますます冷めた気分になった。
暴力的で嗜虐的なことを考えていると、不思議と涙は流れない。不安もない。泣いて震える柔らかな心は雨に砕かれサラサラ消える。
乾いた孤独、乾いた悲壮、乾いた暴力。雨の夜空は真っ黒に乾いている。乾いた絶望は心を潤し癒すことはないけれど、湿りを帯びた私の卑しさを打ち砕き空っぽにしてくれる。



深夜には、大雨は嵐に変わった。強烈な突風と硬い雨粒が窓ガラスに打ち付けた。
眠剤も痛み止めも効かず眠れない私は、窓から外の嵐を眺めていた。考えるともなく考えていたら、少し勇気が湧いてきた。

「私は怖い」と声に出してみた。「そうだ怖い」と呼応するものがあった。
何が怖いのか自問した。声に出そうとしたら、また壊れたように泣きだした。震えが止まらなくなった。自分を持て余して急激に死にたくなった。

何故私は泣くのか震えるのか、一体本当は何が怖いのか、やっぱり私は自分でちゃんと分かっている。だけど、言葉にできない。言葉にしようとすると震えて泣いて手がつけられない。

自分が3人いる。
震えて泣いている誰か、その背後で素知らぬふりをして元気に明るく生きようとしている「私」、その2人をさらに後方から眺めて2人について言葉にしようとしている私。
どの私にしても、苦しいことに変わりはないのだろう。

この生からは逃げられない。生きることは、苦しい。



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苦しくても生きている、呼吸をしている美鳥さんに敬意を払いたいと存じます。

2012/08/23 14:56 | 亜由季 [ 編集 ]


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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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