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2010/06/01 (Tue) 東京こぼれ日記 2

人生初体験講演会のため東京滞在中のできごとを、日記風に綴る雑文シリーズです。たまにシリアス記事あり。
比較的というか、ほとんどどうでもいい話ばっかりです。今回のは、お食事中の方は食べ終わって消化した頃合に読むことをオススメします。

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5月1日

弟MT宅は、基本的に快適だ。
弟は夜勤なので夜は家にいない。弟が帰宅している昼間は、私が何かしらの用事で出かけているので弟はプライベートタイムを過ごす。というふうに、うまい具合になっている。

そして彼は仕事の日は、夜勤明けの朝8時に帰ってくる。インターホンを目覚ましがわりに私は起きる。ドアを開けるとその日一日の食料を持ったMTが立っている。それから一緒に朝食を食べる。快適である。

MTは、コーヒーは豆から淹れるポリシーなようだが、最近私にも淹れられるようにとコーヒーメイカーの使い方や豆の測り方などをレクチャーするようになった。毎度聞かないふりをしている。聞いたら次から淹れねばならなくなるので、これは戦いなのである。しかし、相手も毎度使い方を説明してくる。お客様扱いもそろそろされなくなってきた。
でももうちょっと粘ってみよう。

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5月2日

あちこちに連絡。とにかく連絡。
スタッフさんに連絡。色々な連絡。連絡ばかりで目がまわってきた。マイスペースのデスクの前は、私がなぐり書きしたメモ用紙が所狭しと貼ってある。メモっていても混乱してくる。原稿も進んでいるようで進まない。原稿の必要性にいまだピンときていないせいだろう。心底納得できないと実行できない融通のきかない性格が確実に徒となっている。

もはやスタッフそれぞれの個性と行動力に任せるしかない。彼ら彼女らは頼もしい。対して私は、いまだ原稿が書けてない女である。私の仕事は、当日参加してくださった方の前で、私らしく繕わず飾らず伝えたいことを全身全霊伝えることなのだ。これこそが私の本分。忘れてはならない。

目の前の壁の真ん中に、私らしい講演会って何だろうと考えたときの走り書きのメモを一日に何度も確認する。
「私に会いに来てくれる人たちを最大限大切にする」
「伝えたい気持ちが一番大事。講演スタイルはどうでもいい」
「来てよかったと思ってもらえる講演」
10個以上書き連ねてある。どれも共通している。私と参加者みなさんが可能な限り有意義な2時間を共有すること。


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5月某日


MTの家は快適であるが、今回来て気づいた変化がある。それは、G(黒い昆虫の頭文字を指しています)のおうちが床に新設されていることである。赤い屋根がついていて、楽しげなイラストがついていて、小洒落た窓がついてるあの捕獲用ハウスである。
「まさか・・・まさか・・・あいつらが・・・?」言外に訊くと「入居者いるから気をつけて」とオブラートに包まれた返答が返ってきた。いるらしい。ここには、あやつら黒い害虫がいるのだ。

日に日に増えていく。1匹見たら30匹はいるというが、確かにたくさんいらっしゃる。トイレのドアをあけたら裏側にいたとか日常茶飯事。救いなのは、ミニサイズであること。たまに赤茶色の背中に模様が入った尻に長いヒゲを持った珍妙なやつがいるが、それも彼奴ら一味の子供であることが判明した。やたらにMTが詳しいのだった。それすら普通の昆虫に見えないこともない。コオロギみたいな。いやコオロギだと思おう。
そうして毎日目にしていると慣れてきた。

この日の夜、MTは床の上で寝袋に入って就寝中であった。私は、書いても書いても終わらない原稿と格闘。左手の甲がチクチク痛い。ストレスなのか何なのか、痛い。ある程度書き上げてから、それでもまだ痛いので手をあげて見てみたら、Gに噛み付かれていた。
ヒィィィ・・・ッ! と、マンガのような声しか出ない。
すぐにMTをたたき起こし、「手食われた!手食われてたでェェ!」と報告したが、彼は薄目すら開けずにニヤニヤ笑って「食うわけないやん。あのコたちは噛まへんよ。そんなつくりばなし作って」というばかりで相手にしてくれない。
「噛まれてたって!あいつら何でも食うねんて!おねえちゃんの手、噛まれてたんやでアンタァァ!」と騒いでも、全く相手にせずに彼はスヤスヤ寝てしまった。

数時間後に起きだしてから、何でもすぐにググる調べ魔のMTは早速ググったようだ。
「ほんまや・・・・!噛むねんて」と独り言のように言った。
「ホラァァ!噛むやん。手噛まれたもん。あいつキリキリ噛みよってんで。食ってたんやでおねえちゃんの手を!」と再度説明した。そうしたら「そんなわけないやーん。あのこらは噛まへんよー」とニヤニヤ言われた。MTの、あのGへの寛容さ、親密さはどこから来ているのだろうか。

「絶対増えてる毎日増えてる。そのうちあんたも顔とか噛まれてるからな」と私が言うと、「んー・・・おうちの買い置きがいっぱいあるから新しいおうち建てて置いててあげて。集合住宅やからなあれ。皆に入ってもらって」それだけ言ってスヤスヤと寝られてしまった。

巣から根こそぎ抹殺するコンバットを購入することを決めた。
しかし基本的に、やはりただの昆虫に見えなくもない。噛まれさえしなければ。慣れとは恐ろしい。

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<次回へ続きます>


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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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