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2010/05/19 (Wed) 欠片とつま先

不安の影がよぎるでもなくよぎる安定した日々を過ごしている。

長く東京に居すぎて、無意識にエスカレーターでは左側に立つようになった。
電車の路線図や色分けされた路線名が分かるようになった。

不安の影が、よぎるでもなくよぎる毎日。
気がかりでないことなどないに等しい。考えまいとしているのかもしれない。表面上は、日常的に穏やかだ。

本来の予定では、私は既に大阪に帰っている。
手持ちの薬がなくなってしまうと禁断症状が出るから、戻らねばならない予定だった。

けれど、病院にかけあい、役所にかけあってみたら、いつもの処方箋をこちらの東京で手に入れることができた。
そうしてまた私は東京に滞在し続けている。

同居している弟に、さすがに「いつ帰るの?」と訊かれる。どうやら私は全く自分の予定を話していなかったらしい。姉弟とはいえ、さすがに1ヶ月以上も厄介になるのは心苦しい。申し訳なさと後ろめたさで内心焦る。


カウンセリングに行かねばならない気がする。でも、東京にいる間は行かなくて済む。
だから東京にいるのではないのかと薄々考え始めた。

私は、薬だけでは治らない。
自分で自分の過去を点検し直し、本当は何が起こったのか、自分はその時どんな気持ちで本当はどうしたかったのか向き合わねばならない。その作業のために、主にカウンセリングに通っている。

金銭的負担が大きい治療だが、心理的負担も大きい。時間もかかる。けれど、それでこの先の人生を自分の意志でようやく生きていけるようになるのだとしたら、安いものだ。楽かどうかは置いておいて。

私は、大阪に帰ってカウンセリングに行くことを実は拒んでいるのかもしれない。自分のことを自分で理解するには時間がかかる。数日考えてきたけれど、私はカウンセリングという過去と向き合う作業から逃げたがっているのだと今日思った。

数日間、心にかすかに靄がかかっているように感じるのは、自分が逃げている後ろめたさを自分が知っているからなのだと思った。


人の心って、正直だ。


反面、逃げたい事柄は常に自分にとって否応無しに重大だ。
何かで自分を表現したくてしたくて、たまらない。書かなければと思っても、今の私は講演会の後日談なんかが書けない。後日談を書きたいから書こうとして、今書けないのに書こうとするからブログも更新できないのだ。コメント返信や、メール返信も碌にできない。何度もブログのコメント欄を開いたり、何度もメールボックスを開いて、頂いた言葉の数々に触れて心は動き続けるのに、自分の心をまっすぐに適切に表現する言語が出てこない。不思議なくらい出てこない。

とても申し訳ないと思う以上に私の我が働いて、社交辞令や嘘は一切口にしたくないと強烈に思う。意固地なまでに思うのは、ブログを始める寸前までの私は社交辞令や嘘や強がりでしか人と向き合えなかったからだ。一生分の自己の隠蔽をやり尽くして、もうあんな自分を殺すことはできないと感じているからだ。


私の脳は、どうなっているんだろう。
言葉が喋れない症状はなくなった。
そのかわり、普段使う言葉が幾つかに分化した。
全部で幾つあるのか分からないけれど、大きく捉えると内側に向かう言葉と外側に向かう言葉の二つになるだろう。

内側に向かっているときには外側には言葉を発することができず、外側に発しているときには内側に発することができない。


とても感覚的でうまく説明できないけれど、たとえば今私は自分の内側に向かう言葉でこれを書いている。
自分に向かって書いている。ブログは、そんな文章もこうして打ち込んでアップすると誰かに読まれる記事になる。いまさらながらに不思議だ。


大阪に帰らなくちゃ。帰って、自分の内側を拾って拾って纏めて背負わなくちゃ。
大事に運んで、全部自分の過去として持ち帰り、ひとつひとつ手にとってラベルをつけなくちゃ。
カウンセリングに行かなくちゃ。

思いながらも明日は、美術館に行って来る。
美術館で出会う作品の中に、必ず私によく似た欠片を見つける。無意識に探しているのかもしれない。私は自分のことが知りたいのだ。カウンセリングに行くかわりに、少しつま先の方向をずらして作品に会いに行く。



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沢山書きたいことがありますが・・・ 

美鳥さん、こんばんは^^

コメントへの返信ありがとうございました。
この記事にも沢山のコメントをしたいところですが、また新たな返信プレッシャーがかかるといけないので、簡単に済ませてしまいますね^^

美術館でまた素晴らしい作品に出会えるといいですね^^

私のコメントへのレスは本当に気にしないでくださいね。でないとコメントが書きづらくなってしまいますから^^;

では、おやすみなさいです(⌒ー⌒)ノ~~~

2010/05/19 01:35 | ブラックジョーク [ 編集 ]


カウンセリング 

カウンセリングという治療の正体は何なのだろう、と思うことがあります。
カウンセラーと話すということは自分にとってどういう意味を持つのだろうか。

私は去年7月に終了したカウンセリングについての記事をまだ書けません。
それでも、もう書かなくてもいいやとあきらめないのは、最後の挨拶で、
カウンセラーさんが深々とお辞儀をしてくださった、
あの場面が忘れられないからなのかな、と思っています。

ゆっくりゆっくり。。。
書く準備は美鳥ちゃんのどこかで始まっているのかもしれません。

2010/05/19 13:53 | 土鍋ごはん [ 編集 ]


 

強いな、みと姉は…

美術館かあ。最近行ってないです。
美術館行って、大阪へ帰って、カウンセリング行って、なんか忙しそうで。
正直どうしたらそこまでなれるのか。どうして頑張れるのか。
よく、のりばーママと話しています。

僕は形だけで止まっている。

段々とみと姉が遠くに感じてきました。ハァ…w

2010/05/21 14:42 | のりばー [ 編集 ]


>>ブラックジョークさんへ 

ブラックジョークさん、こんばんは。

どうしてもマイペースになってしまい、返信が遅れましたmm

この記事を自分でも今読み返してみて、そういえば美術館にも最近行ってないし、カウンセリングに至ってはかれこれ5ヶ月行ってないことを思い出しました。
美術館は、何もかも受け入れてくれるので好きです。
また足を運んでみようかなぁ。

2010/09/16 22:30 | 美鳥 [ 編集 ]


>>土鍋ごはんさんへ 

土鍋ちゃん、こんばんは。
あれから随分経ったけれど、お元気でしょうか。

カウンセリングという治療は、自分を見つめなおす作業だと思います。
加えて、意識を言語化することで自分の輪郭を確かめることでもあると思います。

しかし、カウンセリングルームを出た後、自分の生き方を決めていくという作業は、たとえカウンセラーでも大して支援することはできないのではないか。最近、そう思います。
カウンセラーは、カウンセラーという立場でそこにいる。当事者同士や人は、とても不安定な地の上で迷ったり悩んだり怯えたりしながら、えいやと踏み出さずにはいられず生きている。流動的な人の運命や感じ方考え方の中で、自分がどう生きていくのかは、自分ひとりで決めなくてはならない。とても怖くて、勇気を要し、同志がいなくては長い旅路、笑えません。届くことを願って。

2010/09/16 22:35 | 美鳥 [ 編集 ]


>>のりばーへ 

のりばー、こんばんは。

私は、強いわけじゃないです。強いと言われると遠くに感じますw 私とのりばーは年がとても離れているから、のりばーが私の年になったら、きっと今ののりばーの延長線の先は、のりばーは凄く強くなってると思います。でも、強くても弱くても関係なく友達です。

どうして動けるのかというお話は、私は、動けない時期が長く長くあって、ほんの数年前まで廃人同然でした。
私が今動いているのは、その時のことが心底悔しくてしょうがないからだと思います。この悔しさは、殆ど怒りと言ってもいいです。怒りは、静かに燃やすときれいな一本通った芯になる。そう思っています。

自分をどう守ってよいのか分からなかった自分に対しての怒り。私を虐める排除する人間への怒り。運命への怒り。人間という業深い生き物への怒り。心の自由を奪うあらゆる弱さへの怒りが、今悔しさとなって私のエネルギーになっています。

笑顔があれば前に進めるなんて、私は嘘だと思っています。
怒りを殺してしまったら、痛む心をただ撫でていたら、人間の心は弱って死んでしまう。
まっすぐな怒りの美しさや力に、どうしてこの日本という国は関心を持たないのだろうかと毎日考えます。
笑った顔して内心では怒ったり妬んだりしている人ばかり。
私は、まっすぐ生きていきたい。
みと姉は遠くにも近くにもなく、ここに変わらずいるので、安心してくださいw


2010/09/16 22:43 | 美鳥 [ 編集 ]


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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
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診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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