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2010/04/30 (Fri) ポケットに林檎

◆5月5日開催 美鳥の講演会「両目を開いて生きる」インターネット申し込み受付明日で締切りです◆




一歩も弟の家から出ていない。
引きこもって、講演会の原稿を書いている。

しんどい作業かというとそうでもなく、凄く楽しい。
プレッシャーがあるかというと今のところ全然感じない。解離もなさそうだし、精神の落ち込みもない。
たった1日や数時間で精神状態が落ちる可能性は常にあるのだが、その時はその時でその時だと思っている。何かちゃんとやれる気がする。私はやりたいことをやれている実感がある。



講演会を決意したのは、3年前だ。
具体的に決めたのは2年ほど前。
実現できるまで長い時間がかかっている。
私は、どうしても匿名の世界に馴染めない。
現実に支えられることが、どれだけ大きいか知っているからだと思う。
現実に何かしたいとか、匿名でない世界で人と出会いたいとか、ドキュメンタリーに出るならモザイクは要らないとか、常に匿名でない現実の私で何ができるかを考えてきた。



決定的に思い知ったのは、何年前だっただろう。
とあるブロガーさんが、会ったこともない私のブログを読んで「ペイフォワード」してくださったことがあった。
最悪な時期に、映画みたいな出来事が起こった。
起こしたのは、一人のブロガーさんだった。

今、過去記事を調べてみたら、2008年の3月だ。


◆今すぐ2008.3.7 
◆怪物2008.3.7
◆へこんだ林檎2009.3.12


送り主の住所欄には、県名と市名のみ記されていた。
私が行ったことのない地だった。

私は、いまだにこの方の住所を知らない。
2年経つ今でも、かの地に足を踏み入れたことがない。
それでも私にとって特別な地名になった。


私は、ペイフォワードの1通過点でありたいと生きている。
私の身を通過していったものは、暗い絶望や憎悪や嫉妬だけではなく、それに拮抗し打ち勝つだけの誰かの見返りを求めない決断と行動があった。
その潔さと行動力たるや、実際受けてみないと分からないだろう。私の長年の人間不信の怯えなど、木っ端微塵にぶち抜いた。見事で爽快だった。


私がブログに書く内容は、幾つかの理由から、あまり人が聞きたがらないことを書いている。とにかく「ありのまま」書くことにしている。私ができることは「ありのまま」だ。弱さも強さも恐怖も喜びも勇気も、できるだけ取りこぼさずに私のありのままを書くことだ。

そして今度は、人前でありのままに話すことになった。
対面でなければ話せないこと、私の声でなければ意味がないことを伝えることになった。


私を通過していったものの上に、私はいま生きている。

やってられねーよ。
やってやるよ。
もうやれないよ。
まだまだやるよ。

繰り返して生きている。


自分の弱さに愛想が尽きているときに、こんな私なんて死にやがれと罵って世界で一番自分を殺してやりたいときに、この広い日本のどこかのたった一人の誰かが、早く何か食べさせなきゃと慌ててダンボールに放り込んでへこんだ林檎を送ってくれた。

そんな一人一人が実は何人も何人もいる。
驚異だ。
私にはできないことを、できる人がいる。

私は私にしかできないことで違う誰かに送る。
送ることができると思うと、原稿を書いていても楽しい。

当日は、原稿なんて捨ててしまいたい。
書いた手紙を投函する前に相手と会ってしまうのと同じじゃないか。
でも、限られた貴重な時間を最大限に有効活用しようと考えると原稿書きは避けられない。
これはこれで楽しんで書いている。



明日の夜中に、申し込み締切りになる。
予想外にたくさんの方にお申し込み頂いて、アンケートの一つ一つを拝見しては、知らず声に出して応えている。本当は返事を書きたいけれど、時間も体調も許さない。ただひたすらに講演会を楽しみに待つ。

ボランティアで告知に協力してくださっている方々に、あらためてお礼申し上げたい。
皆さんのおかげで、私は参加者の方たちとお会いすることができる。
できるだけ多くの方と私も一緒に笑って、笑顔で帰っていただくことを楽しみに、今原稿を書くことができている。



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心に思い描きながら 

順調に原稿書き進んでいるようですね。
ホッとしました。
きっとあなたならやり遂げるだろうと思ってはいたけれど…。

昔、綴り方の心得に、「誰かに手紙を書くようなつもりで」というのがありました。
講演会でも、「へこんだ林檎」を心に思い描いて、会ったこともないその方に話しかけるつもりで話すといいんじゃないかな~と思います。

私は今回の講演会に参加することが出来ないことがとても残念です。
実は美鳥さんが講演する時に、密かに傍に控えていて不測の事態に備える、というのが夢でした。
何故か今回の講演会が決まる前から、そんな光景をずっとイメージしていたの。

現実には心の中でエール送るしか出来ないけど、心からの想いは時空を越えて届くと信じています。

2010/05/01 06:01 | moko [ 編集 ]


>>mokoさんへ 

mokoさん こんばんは。
おかげさまで、原稿は順調に書き上げました。
ついでにスライドも作っちゃいました。

でも本番始まるなり、全く見ないで喋り始めて、どうにもならなかったので原稿全部投げて、ありのままで話しました。なんだかこれが私に一番合ったスタイルのようです。

絶対にやり遂げると決めたことは、やり遂げたいと思っています。
というのも私は、何ひとつやり遂げられず、何の主張もできず、生きている表明もできずに生きてきた時間がとてもとても長かったから。

講演会では、実際の一人一人のお顔が見えて、余計に自分があらかじめ書いた手紙を読むというのはヘンテコな気がしました。
直感で原稿を投げたのですが、あの場にふさわしかったのかもしれません。

というよりも、私がそんなふうにできているのだと思います。一切作らない自分でいることが、そのまま伝えたいことに直結しているのかもしれないと思いました。


> 私は今回の講演会に参加することが出来ないことがとても残念です。
> 実は美鳥さんが講演する時に、密かに傍に控えていて不測の事態に備える、というのが夢でした。
> 何故か今回の講演会が決まる前から、そんな光景をずっとイメージしていたの。

なるほど。
何というか・・・そうですね。色々考えます。
実際に講演会をやってみて、私はあの場に一人で立つことができると思いました。
勿論、助けてくださったスタッフの方や、それまで相談に乗ってくださった方、告知に協力してくださった方、様々な方のお力なくしては立てませんでしたが、参加者の方々がいらっしゃることで更にわたしはあの場に立てた気がします。
一度、すべてぶっ飛んで解離しかけた瞬間がありました。
私は恐らく無言だったのですが、参加者の方々は集中を欠くことなく黙って待っていてくださいました。
あの空気を、ぜひmokoさんにも味わっていただきたかったです。

> 現実には心の中でエール送るしか出来ないけど、心からの想いは時空を越えて届くと信じています。

ありがとう。
私らしく、今後も続けていきます。続けていけそうというよりも、続けていきたい気持ちです。それは最初から今も変わらず、今次の構想を練っています。

2010/05/12 02:02 | 美鳥 [ 編集 ]


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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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