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2008/04/30 (Wed) 乳白

ふわふわと、地に足が着いていない。
ここ数日、気がつくと外出している。
出かけよう、と思っていたことは覚えているのに、
次に気がつくのは、いつもかなり家から遠ざかった外。

午前中は、心理学の本を読み、
午後に区役所へ行ってから、本屋へ行って、本を6冊買った。
全く予定していない買い物、衝動だった。

それから、携帯ショップへ行った。
全ての手続きを済ませ、新しい携帯電話を手にした。
ホームセンターへ寄って買い物した。

ペットショップで1時間以上過ごした。
ある、一羽のボタンインコと出会った。
何とはなしに眺めていたら、籠から出しましょうか、遊んでやってください、と
店員が声をかけてくれたのだ。
人懐こいが、人見知りも激しいというそのインコは、最初から私に馴れきって、
籠に帰りたがらなかった。
私の頭や肩に乗りたがり、耳をかじり、キスをして、指をかじり、
私の手に頭をこすりつけて、小さな声で鳴いて、頭を撫でろと甘えた。
店員は、えらく驚いていて、この子は昨日も、インコ飼いのお客さんの手にも、
人見知りして乗らなかったんですよ、と言った。
インコは、幼い割に表情が豊かで、利口な子になりそうだった。
私は、心から安心し、寛いだ。
随分前から知っているインコのように思った。
一緒にいないことが、かえって不自然に思えた。

連れて帰りたかったが、ペットを衝動買いすることだけは絶対にしたくない。
また、会いに行くことにした。
その間に誰かに貰われていったのなら、縁がなかったと思うしかない。


帰りには、新しい携帯のことなど吹き飛んでいて、
インコのことしか考えられなかった。
名前まで、決めてしまった。
インコ代を節約すべく、家に帰るなりカウンセリングルームに電話して、
明日のカウンセリングをキャンセルした。
少しの間、新しい携帯でテレビを見ていたりした。


買ってきたばかりの本を、一気に2冊読み終えた。
私の手の中で、むくが居眠りしていた。
ももは、私が密かに「ももの書斎」と呼んでいる箱巣の中で、
やはり居眠りしていた。

あのインコと私は、縁があるのだろうか。
二羽の文鳥と一人の私。
この生活に、新しく迎えていいのだろうか。
ぼんやりと考えた。
甘えたがりなむくは、どう思うだろうかと考えると、切なくなって、
インコのことは忘れるべきだとも思った。
でも、頭について離れない。


今日一日、私はとても気さくで、いろんな人と笑顔で話した。
普段、買い物に出ることも苦痛なのに、意識しないうちに外出していて、
予定のない本を買い、インコまで買うところだった。
昨日から、急に食欲旺盛になっていて、
何時に何をどれだけ食べているのか不明だ。

夜になって、頭痛が止まらなくなってきた。
動悸も止まらない。
どこで何を無理して、どう辛いのかが、分からない。
明日のカウンセリングをキャンセルした理由も、
果たしてインコと関係があるのか分からなくなった。

携帯ショップの近くは、数日前にトラウマに引っかかる小さな事件に遭って以来、
近寄りたくなかったのも、事実だ。
出費を恐れているのかもなぁ、とも思う。

先も見えずに私は、何もかもを買い換え、自身に発破をかけて、
後はないんだ、頑張れ、恐れるな、と
高揚なのか、不安なのか、ごちゃ混ぜなのか、
何が何やら分からない心地で、意識は、ふわふわ漂っているのかもしれない。

今日は、春というより夏の暑気。
熱気が、沈み込むような重力を帯びていて、くらくらした。
笑っても、はしゃいでも、容れものの私は、中空に置き去りだった。
頭蓋も、ぽっかり残された。
乳白色の脳だけ、春の地底に、ずぶずぶ沈んでいってしまった。




コメント、応援、いつもありがとうございます。
数日、コメントへのお返事が遅れています。
お待たせして、大変、申し訳ありません。



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解離性同一性障害 | comment(2) |


2008/04/29 (Tue) 元片付けられない女のペリー来航

20080428dia.jpg

一目惚れバックストラップパンプス。
お値段何と780円。
意地で探せば、リサイクルショップにも、宝が一つは眠っている。




何かを買うとき、私は、気張る。
気負うのではなく、気張る。
物があればあるほど良い、と思っていた「片付けられない女」時代。
脱出して以来、一切、不要なもの、買い物ミスは、したくない。

文字通り、足の踏み場のない部屋に暮らしていたために、
そこからの脱出は、容易ではなかった。
いらないものであっても、捨てることは苦しい。
都度都度に、これはあれに使えるのでは、
それはここに使えるのでは、と纏わり付く思念を振り切り、
ようやく必要で、かつ持っていて心潤うもののみを、手元に残すことができた。


だからこそ、今後は、後悔するものを買いたくない。
金銭の問題ではない。
人生を生きる上で、最も重要な精神的快適生活のため。


そんな私が、究極の選択を迫られてきた。
去年からのことだ。
携帯電話、新機種の選択。

あまりのボロさに、見る者全てが息をのむ、現在の私の携帯だ。
デコ携帯?水玉?
と見せかけて、ただの傷だらけだ。

ネタとして、画像にしてアップしようかとも思った。
十分に、上質な失笑、驚嘆、英雄的自虐ネタになるであろう。
しかし、弟MTが、
「それ見たら、絶対男は寄ってこない」
ときっぱり言った。
ブログといえど、リアルと何ら分け隔てのない私のブログ。
験が悪いので、アップしないことにした。

どれだけ酷いか。
機械音痴の両親ですら、言葉をなくす、ボロである。
人前では、出せないボロである。
外で電話をかけるときは、私はササッと取り出し、
ササッと髪の中に隠して会話する。
思えば、不憫な日々を過ごしてきた。
反論の余地もない。
なんで、こんなもん今まで平気で持ってたんだ。


今こそ、友人、知人、世の人々に、声を大にして言いたい。
携帯電話を持っているからといって、
写メール機能がついてて当然とは、甚だしい偏見だ、皆さん。

思えば、これまでの日々、友達の些細な言葉、
「ああ、じゃあ、それ写メで送ってくれる?」
に、何度口ごもってきたことであろうか。

「いや・・私、写メっていうか、パソコン派だから・・」
などと、何度、苦し紛れに逃れてきたことか。

挙句、
「私、携帯いらない。縛られたくない。
ちまちまメールとか、打つのも嫌い。美しくない」
など、苦し紛れの美学を披露するに至っては、不憫以外に言葉がない。


一番気になってきたのは、優秀な専属アドバイザー弟MTの、
「それは男がドン引き」という一言だ。
それは、困る。
恋が出来ないのは、困る。
「男がドン引き」な場合、その手前で大概において、
「とっくに女はドン引き」なのである。


焦りと期待と新しい世界へ踏み出す緊張を胸に、
携帯電話を検討し始めた。
今日まで、約半年。
周囲から「換えろ」と言われ始めて、数年。
単に、携帯に一切興味が持てず、不精していただけだったのだが。


カタログを手にしてみれば、
そこには、なんということだろう。
ドラえもんの世界が、あった。

私が、6年以上もボロ携帯を使用し続けている間に、
世の技術は、飛躍的に進歩していた。
夢のようだ。


電話なのに、写真が撮れる?
電話なのに、音楽が聴ける?
電話なのに、動画が撮れる?
電話なのに、テレビまで見れるのか!


携帯電話のカタログを開く瞬間。
それは、恍惚なるとき。
のび太の部屋の机の引き出しに飛び込むが如き、
心踊る冒険。
まさに未来旅行だった。


こんな電話が世に出ているのであれば、
長年、半ば本気で夢みてきた
「たけコプター」も、「どこでもドア」も、
「もしもボックス」も、潔く諦めよう。
未練は、ない。


この手に入れるのだ。
未来携帯を。
骨董携帯を捨て、私の閉ざされた鎖国生活に、文明開化をもたらすのだ。
脳内ペリー、来航!


まずは、じっくりと思い描くことから始めた。
私の、理想的携帯電話。

それは、まず第一に、
決して、決して、後々「ああ、これにするんじゃなかったな」
と、後悔することのない、携帯電話だ。

プラス、
「これを持っていれば、素敵な恋がやって来る」
と、無謀にも妄想できる携帯電話。

そして何より、
「見て、この携帯。写メできるのよ?」
と、胸を張れる、携帯電話。

くどいようだが、携帯電話を持っているからといって、
写メ撮れて当然などと、思わないでほしい。


新携帯への期待は日々膨らみ、理想が高すぎる故に、一向に決まらなかった。
機能面もデザイン面も重視していたものの、検討途中、
思わず妥協し、デザインのみに走ってしまったこともあった。
紫色のミラー携帯という、誰が見ても「美鳥らしい」と納得のデザインだった。
しかし、やはり機能面を度外視することは出来ず、諦めた。
何度も、苦渋の決断を重ねた。


今日、ついに決定した。

ある意味、妥協した。
しかし、ある意味、貫いた。
見極めた。

これぞ、私のために作られた携帯。
何となく、選ぶことに疲れ果て、面倒くさくなったとか、
そんな気がしないでもないが、とにかく決めた。

気が変わる前に、ショップに電話して予約した。

唯一、妥協点があったとしたら、色だ。
私が一番こだわる、色だ。
希望は、ゴールドかパープルだった。
明日、届く携帯は、「ピンクゴールド」とかいう、中途半端な色だ。
中間色は、好きではない。
しかし、そこは目をつぶろう。
挽回できる。
理想の携帯ストラップを見つければ、済む。

ようやく携帯電話が決まったというのに、
今朝から私は、今度は理想のストラップを探し、文字通り血眼である。

手元に置くものに、一切、妥協せず。
愛せるものしか持たない、置かない、元片付けられない女の意地だ。



では。最後に。
ここで、叫んでもいいだろうか。


皆さん!
私!
6年間!
骨董携帯、使ってきました!
でも!
明日!
携帯!
変わります!


なんと!

写メールが!
写メールが、撮れます!
動画も!
音楽も!
テレビまで!

黒船が来るよ!



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元片付けられない女 | comment(10) |


2008/04/28 (Mon) 原本アンドロイド 5(2)

※フラッシュバックにご注意ください。
◇原本アンドロイド 5(1) の続きです。
実話を綴っています。シリーズ主旨、過去記事は、最下のリンク集よりどうぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Mと一年以上の確執を経て仲直りしたのは、ほんの些細な契機だった。
Mの田舎から送られてきたスイカがたくさんあるというので、
私の部屋へ、Mが持ってきたのだった。
いつものように私の部屋には多くの友達がいて、皆、Mの出現に、
一瞬、しんと静まり返った。

はにかんだ笑顔を浮かべて、Mは、スイカを差し出した。
私は、Mからの嫌がらせに消耗しきっていた。
気味の悪さよりも、有難さが先に立った。
笑顔で、ありがとう、と受け取った。

その日から、Mの態度が変わった。
ぎこちなくも、話しかけてくるようになった。
部屋のドアまでは、自分から訪れるようになった。
その数日後、Mから話があると呼ばれた。

なじられることを覚悟に彼女と対面したが、彼女は突然、
顔を歪めて号泣し始めた。
自分が悪かった、と私に平謝りに謝った。
私は、どうしていいのか分からず、とにかく私も謝った。
きっと寂しい思いをしているだろうと感じていたのに、
Mに対して何も出来ない自分が情けなくて仕方なかった。
二人で、色んなことを話した。
私は、Mの嫌がらせについては、何も言わなかった。
Mも、口にしようとしなかった。
ただ、苛々していて、という説明だったから、
それも無理はないと、私は納得した。


当時の私の対人関係の基本は、「話し合えば分かる」だった。
話し合うことが出来なくなれば破綻するが、
互いに思いあう気持ち、かかわり続けていこうとする気持ちがあれば、
話し合いを重ねることで、必ず分かり合える、前より分かり合える、
それを信念のように固く抱いていた。

私とMは、前以上に仲良くなった。
一方で、1年間、壁一枚向こう側から私へ続けて振るわれた
Mの攻撃性への恐怖は、どうしても拭いきれないものを残した。

Mは、バイト先でも相変わらずの正義感を見せ、
万引きした子供を警察に引き渡さず、自身で延々と何時間も罰を与え、
説教し続けたり、何か機嫌を損ねたら、
一緒に出かけた皆を置いて、数十キロの距離を歩いて帰ってきたりした。
常に、どこか異常な行動が目に付いた。

私は、その頃、猫を飼っていた。
私が主な飼い主で、隣室のMが副飼い主のような位置づけになった。
餌は私かMが買い、猫は毎日眠るときは私の部屋で眠り、
シャンプーなどはMと私で世話をした。
病院へも、Mと二人で連れて行った。

Mは、動物を動物として扱わない人だった。
擬人化し、まるで大人のように動物を扱う。
同様に、人間の子供に対してもそうだった。
街中で泣いている子供を見ると、
「あの子供は、泣いていれば欲求が満たされると思って演技している。
子供はこずるくて大嫌い。殺してやりたい」
と、よく言った。
そういえば「殺してやりたい」は、彼女の口癖だった。
日本という国も憎んでいて、「50歳以上の公務員は全員殺してやりたい」
と、本気で顔を真っ赤にして、よく怒っていたものだ。
他人に、物凄く厳しいところがあった。

あるとき、飼っていた猫にMが魚を持ってきた。
お腹がすいている猫の前で「ホラ、ホラ」と、ちらつかせた。
猫が、我慢できずに手を出そうとすると、叩く。
犬と違って、猫は自我を抑えない動物だ。
Mは、執拗に繰り返した。
私はMに言った。
「お腹すいてるのに、酷いやん。程ほどにしいな」
Mは、「これは躾けだから」と言って、にやにやと笑い、猫をからかい続けた。
猫は、ついに怒った。
焦らされ続けて、頭を叩かれ続け、我慢が限界を超えた。
彼女の手から魚を叩き落し、飛びついた。

Mは、瞬間、形相を変えた。
魚に喰らい付いた猫を、全身で押しつぶすように床に押さえつけた。
ぐふっ、という猫の喉音が聞こえた。
私は、眩暈がした。

猫は、魚を口から放すまいとしながら、必死でもがいた。
Mは、怒鳴った。
「ダメでしょー!? よしって言うまで食べちゃダメでしょーーッ!?」
怒鳴りながら、もがく猫を必死で押さえつけ、抱きかかえた。
猫は、窒息しかけて口を開き、魚を落とした。
必死で爪を出し、Mの腕を引っかいて逃れようとした。
Mは、逆上した。
「コラァァァァ!!! メッ! メッ!!」
グウゥゥ・・・!グゥウウウッ!という、猫の声にならない呻きが部屋に響いた。
私は、眩暈がして呼吸困難に襲われ、あまりの光景に言葉を失った。
Mは、私の方など見てはいない。
「コノヤロゥッ! クソッ! メッ! メーーーッ!!」
Mは、決して猫を離さない。
猫は、恐怖で目を剥いて暴れた。
死に物狂いで爪を立て、刃を立てたために、
Mの服は切り裂かれ、腕から血が流れた。

Mは、真っ赤な顔をして猫を両腕で締め付け続けた。
「負けるかーーーッ! 勝てると思ってんのかーーーッ!」
Mは、猫の耳元で怒鳴り続けた。

私は、震えながらMに言った。
「もう・・・やめなよ。Mが悪いよ。この子、もう何で怒られてるか分かってないよ。
もうしないから、もうやめてよ」
猫が、ビクンビクンと体を硬直させる。
泡を吹きそうだった。
Mは、一切耳を貸そうとしなかった。
猫を、更に万力のように締め上げた。
全力を振り絞るために、Mは文字通り歯を食いしばり、
「うぐぐぐぐぐ・・・ッ」
と唸り、フゥフゥと息を吐きつづけた。

猫が、ついに、恐怖の叫びを上げた。
絶叫だった。
窒息寸前の、潰されそうな全身から絞り上げた絶叫だ。
猫が、失禁した。
あ!とMが声を上げて、ブンブンと猫を振り回した。
室内に、猫の小水の臭いが立ち込めた。
「もうやめて!!」
私は、叫んだ。
Mの耳には、聞こえない。


私は、部屋を飛び出した。
恐ろしかった。
吐き気と眩暈と呼吸困難とパニックで、一秒もその場にいられなかった。

猫が、自分自身に見えた。
Mも、自分自身に見えた。

彼女は、異常だ。
私も、異常なのか。
あんなにも、狂っているのか。


虐待が続く自室を飛び出して、友人Nの部屋に駆け込んだ。
そこで、吐き気をこらえながら、私は号泣した。
猫を助けて、とNに求めた。
Mは怖い、異常だ、と訴えた。
様子を見に行ってくれたNが、猫を離したようだ、と教えてくれた。
部屋に帰ることが、私はできなかった。


翌日、私の部屋に帰ってきた猫を優しく抱き締めて、私は泣いた。
ごめんね、ごめんね、と猫に謝った。
猫に、伝わるわけもなかった。

何が悲しくて、何に怒りを持てばいいのか、誰に何を謝ればいいのか、
私はネコに、Mに、誰かに何が出来るのか、わけが分からず泣いた。
生きていることが、嫌になった。
心の中に渦巻くのは、憎しみだった。
どこへ向けていいか分からない憎しみだけが、濁り、煮えたぎり、
結局は、私という存在に対する憎悪になった。
何も守れない、何とも戦えない自分が、憎くてたまらなかった。


その日、私は自室のドアに鍵をかけた。
柔らかい毛布で猫を包んで、一緒に眠った。
涙と恐怖で、震えが止まらなかった。

Mは、何事もなかったかのように、翌日からまた猫を可愛がり始めた。
猫は、Mを警戒するようになった。
その上目遣いの警戒が、Mの気分を時々逆撫でた。
可愛がるかと思えば、折檻した。

「しつけ」「愛情」と称して行われるMの猫への行為は、
全て、猫の苦痛を無視して行われた。
猫を虐待するときのMの表情、悪を挫くときのMの表情は、
いつも憤怒で真っ赤に紅潮し、目は興奮で濁り、口は喜悦で歪んでいた。
恍惚とさえ、していた。
猫が悲鳴をあげると、Mは、うっとりと微笑を浮かべるのを、
私は何度も目にした。
ああ、これが虐待の連鎖か、と絶望で目の前が真っ暗になった。


Mを、心から憎んだ。
醜い人間だ、と罵倒した。
蔑んだ。
同時にそれは、私自身への憎しみ、罵倒、蔑みへ転化された。
Mと私は、同種の人間だ。
私は、Mを変えねばならない。
猫のためにも、私のためにも、Mのためにも、変えねばならない。
今、私の目の前で行われている虐待を、私は止めることができない。
止められる私にならなければ。
猫を救わなければ。
Mを、救ってやらなければ。



◇原本アンドロイド 5(3) へ続きます。


関連記事
◇私を殺せる唯一のもの(原本アンドロイド主旨紹介)
◇原本アンドロイド 1
◇原本アンドロイド 2 
◇原本アンドロイド 3 
◇原本アンドロイド 4 前編 
◇原本アンドロイド 4 後編
◇原本アンドロイド 5(1)



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共依存 原本アンドロイド | comment(4) |


2008/04/27 (Sun) 原本アンドロイド 5(1)

※長く休止していた◇原本アンドロイド 5話目です。
当事者の回復への一助となりますように、願いを込めて。

人格障害者の自覚のなかった私が、同じく人格障害の友人と
泥沼の共依存に陥り、共倒れとなったまでの実体験を、
過去の友人ごとに書いています。
嫌いな相手とも延々に関係を続けてしまう、断れないACとも重なる、
見捨てられ不安、過剰な自己責任意識が私を
極度の対人恐怖、失語症、希死念慮、他殺願望へと追い立てていきます。
ご興味があれば、最下行のリンク先過去記事をご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

友人Mと出会ったのは、大学の下宿先だった。
腰まで届く真っ黒な髪と、青や黒、グレーなどで
埋め尽くされた部屋が印象的だった。
良く言えば大雑把、悪く言えば極度の無神経な人だった。
当初は、無神経とは思わなかった。
当時の私は、心の隅々にまで博愛精神と綺麗ごとと、
一矢偽らぬ慈悲に溢れていて、他人のどんな欠点も温かい目で包み込めた。
私を嫌う人間は、少なくとも寮では皆無だったといえる。

皆の居心地を考え尽くされた部屋と、もてなしの心を持った私を中心に、
私の部屋には、常に誰かが24時間、いた。
最も長くいたのは、Aちゃん、もしくはMだった。
Mは、朝起きれば一番に私の部屋にやって来て、そこから大学に通い、
大学から私の部屋に戻り、皆と夕飯を食べたり遊んだり漫画を読んだりして、
夜、そのまま私の部屋で眠ることも多々あった。
当時、私の部屋は、そんな部屋だった。

一人でいることが苦手で、
常に誰かの好意を確認できなければ日常を送れなかった私は、
有難かった。
鬱陶しいと思うことは、殆どなかった。
一人になりたいとも、思わなかった。
たまにそんな日があっても、「一人になりたい」とは言えなかった。
言えば、皆の機嫌を損ねてしまうことが、今思えば怖かった。

親元をはじめて離れ一人暮らしを始めた私は、
これまで家庭で必要とされてきた「見捨てられ不安」に、
いよいよ蝕まれ始めていた。

時々、私のプライベートを尊重して、皆がいなくなることがあった。
そのうちそんなこともなくなったが、Mだけは、皆が去っても当然のように
私の部屋に居続けた。


Mは、虐待を受けて育っていた。
彼女の臀部には、両親が争った際に
やかんの熱湯をかけられた痕が残っていた。
彼女は、父親を激しく憎み、セックス、妊娠、出産に異常な嫌悪感を示し、
異常なまでに正義感が強かった。
彼女と出かけた先で、マナーを守らない他人に出くわすと、
彼女は烈火のように怒り、
他人と殴り合いのケンカになるまで、つっかかる。
その都度、警官が駆けつけることが常で、私は多少、うんざりしていた。
しかし、彼女はいつでも正論に固執した。
正論なだけに、私も反論しようがなかった。
ただ、危ないからほどほどにね、としか言えなかった。

彼女が痴漢にあったとき、彼女は相手の免許証を奪い、自宅を突き止め、
遥々他県まで、その男の家庭を壊してやる、と出かけて行ったこともあった。
結果は、恐ろしくて聞かなかった。
警官に渡すのではなく、自身の手で鉄槌を食らわしてやる、と
憤怒する彼女に常軌を逸したものを感じ、黙っていた。
他の友人も、同様だった。

彼女の中に、得体の知れない怒りが眠っていることを、
私はうっすらと感じていた。
心理学を独学で学び始めていた私は、彼女の怒りの根源は
幼少期の虐待経験にあるらしいと、彼女との会話から察し、
私は他の友人のように、Mをただの厄介者として見ることが出来なかった。
今思えば、自己投影していた。


彼女の、私への信頼は篤かった。
一方で、嫉妬心や競争心も強かった。
一緒に海外に旅行へ行ったとき、ケンカになった。
海外に来たのだからと、その地の料理を味わい、
その地の人たちと仲良くなり、
その地の言葉を覚えた私と違い、彼女は、とても保守的な感覚を持っていて、
いつも中華料理屋へ行きたがった。
また、引っ込みじあんな彼女は、現地での会話を全て私に任せることになり、
私と彼女の適応能力の差が、旅行中に明らかになった。

私は、一切何も挑戦しようとしない彼女に、苛々した。
私も話せるわけではない。
だから、言葉を間違えて、現地人に怒られるようなこともあった。
そんなときだけ、Mは口を出した。
自分には、相手が言ってることが分かっていた、と言った。
また、Mは自己防衛の意識が薄く、旅先の路上で詐欺に何度もあった。
警戒心の弱い彼女に、苛々した。
そんなことが重なって、旅行中の関係は最悪になっていった。

日本へ戻ってきたときには、私とMの亀裂は決定的になっていた。
でも、私は誰にも話さなかった。
二人の間で、二人の旅行で起こったことだ。
密な人間関係が軋轢を生むことは、いわばお互いの責任であって、
誰のせいでもないと思い、旅行中の苛々に全て口を閉ざした。

Mは、すぐにAちゃんに話した。
不満の全てを、ぶちまけた。
Aちゃんの口から事実を聞いて、私はショックを受けた。
私は、謝った。
けれど、もうどうにもならなかった。
私らしくあることと、彼女らしくあることが、単に衝突しただけだった。
謝る、謝らないのレベルではなかった。


長い長い絶縁状態が始まった。
Mとは、隣の部屋だった。
息が詰まりそうな毎日が始まった。
相変わらず私の部屋には、友達が溢れ、皆、なぜかMの部屋を訪れない。
Mの方も、他の友人を避け始めたために、私と友人達対Mのような
異常な関係が出来上がってしまった。

隣室の彼女からの、嫌がらせが始まった。

私の部屋のドアを通りざまに蹴りつける、
自室のドアをけたたましい音を立てて開閉する、
部屋続きの壁を蹴りつける、殴りつける、叫ぶ、
私の朝の掃除当番の日には、私より先に起き出して、
私がミスしないか動向をうかがう、すれ違うときにため息をつくなど、
地味だが断続的な精神的圧迫を常に与えられ続けた。


その他、寮での人間関係に消耗しきっていた私の体に、
徐々に異変が起こり始めた。
37.4度という微熱が、一日も下がらなくなった。
この微熱は、その後、6,7年続いた。
1秒間隔の眩暈も始まった。
ひどくなると、真っ直ぐ歩けなくなった。
常に何かを掴んで、伝いながら歩いた。
呼吸困難と、割れるような頭痛も、一日たりとも去る日がなくなった。


Mの存在は、大きかった。
壁一枚向こう側で、私へと執念を燃やすMの熱が、
じりじりと私を焦がし、心を燻らせ続けた。
好意と敵意と同調と反発全てを孕んだ、狂気に限りなく近い執着だった。
鳥肌が立つような経験を、幾つも重ねた。

出会ったばかりの私は、彼女へ好意を持ち、異質な彼女に興味を持った。
彼女の無神経さに、距離を置く友人も多くいたが、
私は、欠点も含めて彼女と付き合っていこうと、博愛精神に満ちていた。

時間と共に、思いは刻々と移り変わっていった。
一緒に楽しい時間を過ごし、虐待経験を持つ彼女に同調し、
過ぎた正義感に嫌悪を感じ、私自身への異常な執着に恐怖し、
嫌がらせの数々に異常性を確信し、その後、仲直りした。
家族以上の親愛を持つようになった。

私は、大学生活一番の悩みが解消され、安堵した。
それも束の間、
1年間の絶縁状態から復縁したMとの、
更なる泥沼の関係が始まった。




◇原本アンドロイド 5(2) へ続きます。


関連記事
◇私を殺せる唯一のもの(原本アンドロイド主旨紹介)
◇原本アンドロイド 1
◇原本アンドロイド 2 
◇原本アンドロイド 3 
◇原本アンドロイド 4 前編 
◇原本アンドロイド 4 後編


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共依存 原本アンドロイド | comment(2) |


2008/04/27 (Sun) しゃべれないけど歌える

何から書いていいのか、分からなくなった。
頭の中が、いっぱいだ。
とりあえず、本を読み始めたが、内容がトラウマと見事に完全合致。
気がつくと、解離していて、数時間の記憶がない。
もしくは、眠り込んでいて、トラウマをなぞるかのような夢を延々と見ている。


虐待という狭義な言葉
自己防衛機能としての境界性人格障害
理由なき殺人の理由
報道と精神疾患の現実
無知の知
安直な批評家への建設的批評
失語症


色んなことを、考える。
その間、交わした会話や、ある人とのやり取りが流れ込んできて、
全てがそれぞれに存在感を持っていて、
私は優先順位を付けられない。
やりたいことは山ほどあるのに、早速闘わなければならないのは、
解離と過眠。

何をするでも、肝心なものに対するときほど、解離が襲う。
7年カウンセリングを続けて、いまだ解消されないトラウマ、
誰にも話したことのない過去が邪魔をして、前に進めない。

けれど、進めない自分の姿そのものが、虐待や各障害の性質
そのものを映し出しているとも、思う。

ピリオドを打ちたい恋もある。
飼い犬R。
続きを書いていない記事。
続きを書いて、とうの昔に書いたピリオドのための記事をアップする。
それが、出来ない。
さよならは、悲しい。


今日は、一人で過ごす。


大好きな 宇多田ヒカルの<ぼくはくま>





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解離性同一性障害 | comment(2) |


2008/04/26 (Sat) インプット

夜は眠剤が効かない毎日。
そして、無気力な毎日。

理由が、今日分かった。
解離性障害の私は、一番不安に思うことを、いつも一番自覚しない。

数行のメールが来て、私の心は解けた。
安堵で涙が止まらなくなった。
号泣した。
これほどに、私は不安を抱えてメールを待っていたのだ。
数行の中から、色々なことを考えた。
吐き気が止まらなくなった。
でも、思い切り泣き、友人に話を聞いてもらったら、
久しぶりに甘いものが食べたくなって、ロールケーキを食べた。
美味しかった。
久しぶりに、食べ物を食べて「美味しい」と心から思った。


無気力で停止している日中、それでも目的だけは確固としてあった。
この目的を強化してくれるN氏に、心から感謝した。
確かに私は、無知や偏見や中途半端な知識や、無理解に怒っている。
怒ることが、私の創作を支えている。
糧となっている。
彼が、私に言っていたことは、確かに当たっている。
私と、N氏は似ている。

社会など、意識したことはなかったのに。
裁判の原告を経験したあたりからだろうか。
それとも、自身の家族に期待を持たなくなってからか。
自分の経験を全て生かしたいと思った。
誰かのために。
自分のために。


鬱病すら、いまだ家族、職場に理解がない現状。
いつまでも、「なぜなんでしょうねぇ」で終わらせる、
殺人事件のコメンテイター。
一部の専門家の間では当然、欧米では一般的となっている知識すら、
日本では、殆ど知られていない。
日本人には、欧米ほど「個人」の意識が低いからかもしれない。
人格障害と向き合うには、日本人の人情や横並び主義は邪魔でしかないのだ。

いつになったら、臨床心理の発展が、社会に還元されるのだろう。

ボーダーの症状と回復期の間に、今、私は立っている。
症状が出るときはコントロール不可能だが、
すぐに後で自覚が出来る。
客観的に自身の症状を語れるようになっている。
今の私にしか出来ないこと、伝えられないことがあるはずだ。
まずは、勉強しなおすことにした。
正しい境界性人格障害の知識を、広げたい。
私自身が、きちんと理解していなくては話にならない。
週明けに、専門書が届く。
それまでに、本を一冊、読み終えることにした。

中途半端な知識ほど、偏見を深めるものはない。
偏見に打ち勝つには、正しい知識を持つことだ。
そこから全て、始まる。
怠けては、いられない。




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解離性同一性障害 | comment(6) |


2008/04/25 (Fri) ここにいること

自分の様子が、全く分からぬ状態に。

ここ数日、眠剤も効かない不眠ぶりだった。
夜は眠剤を飲んでも効かないのに、時差があるのか、
昼になると、眠くて眠くて、たまらない。
無気力になってみたり、急にコスメマニアになってみたり、
洗濯してみたり、外出する気が全くなくなったり。
今月ずっと続いているのは、食欲のなさ。
お腹はすくけど、何も食べたくないという訳の分からぬ食欲のなさ。


気がついたら、病院に行っていた。
なるほど。
病院に来たかったのか、と思った。
保険証も、自立支援の管理票も忘れてきたものだから、
例のごとく、受付嬢に、やんわりと叱られた。
毎月、叱られている。
なぜだろう。

医者のN先生は、私の顔を見るなり、
「元気そうですね」
と、言った。
思わず、
「ええっ!?」と聞き返してしまった。
そうか。
私は今、元気なのか。

ボーダーの症状について、かいつまんで話した。
それから、そうだ、一番聞きたかったんだ、と
「境界性人格障害の原因は、不明だなんてことがあるんですか?」
と、聞いた。
「ないない。40年も前は、そんなことも言われてたけどねぇ」
と、苦笑するN先生。
幼少期に原因あり、見捨てられ不安が刺激されるシチュエーションが、
試し行為、衝動的な行為の引き金になることなどを、話し合った。

一応、昨日専門書は注文したが、
現時点での私のボーダーに対する知識、見解は、間違えてはいないらしい。
他にも色々話したけれど、今は殆ど思い出せない。
明日か明後日、専門書が届くから、自分できちんと勉強することにした。

「お付き合いは、順調ですか?」
と、訊かれた。
ボーダーの症状を抱えながら、人間関係が上手くいっているか?
という意味だ。
自分で把握できているし、
出来うる限りのコントロールが出来ている実感がある。
大丈夫です、と答えた。

元気そうだと、また言われたから、自分の心の中を確認した。
そうか、と思いついた。
やりたいこと、やるべきことが、胸の中にしっかりとある。


帰りに、久しぶりに店をあちこちまわった。
携帯ショップに寄った。
決めていた機種があったけれど、説明を受けると、また揺れ出した。
機能を取るか、好きな色を取るか。
再考することにした。
早く決めないと。
決めないといけないことが、今、たくさんある。

ある方から、メールを頂いた。
抱える病気も心も人生も、私とは全く違うけれど。
私は、いるよ、ここにいるよ。
声に出して、伝えたくなった。
真摯に生きることの大切さを、心新たに刻んだ。
私も、ここで生きてるからね、と伝えたい。

私が、ここで生きていることがメッセージになりますように、と祈った。
一日、一時間、一分、一瞬を、大切に丁寧に生きようと思った。
病気と、自分自身と、真っ直ぐ向き合っていこうと、心に刻んだ。
そんなふうに、私の一日を光らせてくれる、その方の存在に、
心から感謝した。




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解離性同一性障害 | comment(6) |


2008/04/25 (Fri) 境界例のレシピ

※ひとりごと。


怒っているから、ストレートに書く。

境界性人格障害の原因は、わかっていない、
などと言っている専門家、出て来い。

なんなら、私が赤子を使って目の前で、作ってやってもいいよ。
人格障害者の子供をね。


私がされたように、すればいいんだから。
容易いものだ。
それでも、境界性人格障害者が作られない場合があるのだとしたら、
「原因不明」と、言えばいい。

私には、作り方は分かっている。
作りなれた料理のレシピのように、完璧だ。
人間の自尊心を奪うなんて、簡単なんだよ。
人間を卑屈にさせて、愛に飢えさせるなんて、簡単なんだよ。
何されても、私が全て悪いです、て言う便利な人間を作るのも、簡単なんだよ。

「状況の囚人」を、知ってるか。
人間は、状況にあわせて自分を変化させる。
悪魔にも、奴隷にもなれる。
なぜって、死にたくないからね。
殺されたくないからね。
痛いのも、苦しいのも、本能的に避けるから。


境界性人格障害の衝動、試し行為、これ全て、恐怖と不安から来る
本能的な防御機能だ。
原因不明?
患者の誰もが、幼少期に問題があったわけじゃない?
誰に訊いたんだ。
本人に訊いたんだろう。
本人が「幼少期に問題があった」と自覚できているなら、
それは境界性人格障害の回復期に差し掛かってる。
さほど病気は問題じゃない段階だ。
一番厄介で、一番回復に遠い患者は、
「虐待された」「辛かった」「苦しかった」これすら自覚できていない患者だ。


私は、ほんの数年前まで、親や周囲の人間の悪意全て、
自分のせいだと思って、謝り続けて生きていた。
そうやってるうちは、病気は一向に治らなかった。
苦しかった。
死ぬしかなかった。
自分が全て、悪いんだから。


ボーダーの原因は不明です、か。
いつまで時代遅れなことを、平然と無知な人達の前で語るのか。
「理由なき殺人」を、いつまで理由があることを伏せて報道し続けるつもりだ。
専門家に鼻で笑われるどころか、
当事者で、ちょっと知識齧っただけのど素人からも、失笑を買ってるんだよ。


私に、育てさせてみせればいい。
立派な、境界性人格障害の子供を作りあげてみせよう。
私は、そのサンプルの一つだ。
全ての赤子を、漏れなくボーダーに育て上げる自信があるよ。


鬱病ですら、いまだに全く症状や回復方法、当事者への接し方、
何ひとつまともな知識が出回ってないじゃないか。
ボーダーは、尚のこと。

本を、注文した。
指をくわえて見ているのは、私らしくない。
日本で、臨床心理はあまりに軽視されている。
きっちり学んで、反論しよう。

それから、ボーダーの不安と恐怖が分からずに、
「原因不明」と言ってる専門家。
私のところへ来ればいい。
体感させてあげよう。

ほんの数十分で、
あなたもまるでボーダーのような卑屈な表情で相手の顔色をうかがい、
何も悪いことしていないうちから
「すみません。許してください」と謝るようになるよ。
その後でも「原因不明」と言えたなら、立派なものだ。
人間は漏れなく、
「状況の囚人」からは、逃れられないと決まっている。




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境界性人格障害 | comment(6) |


2008/04/24 (Thu) 気まぐれワガママ無垢隙だらけ。計算づくの従順仔猫。




コスメ情報サイト、アットコスメと、友達からの情報を総合し、
カウンセリングの帰りに、コスメを4つ購入。

それぞれに、商品の魅力を伝える謳い文句があって、面白い。

マスカラは、迷わず、有名なデジャヴュのファイバーウィッグを。
<マスカラじゃない これは 塗るつけまつげ>

アイラインは、メイクマニアのマーカブル アイライナー
無邪気な魔性 仔猫ライン
<最強の「攻めライン」気まぐれでちょっとワガママ、無垢なのにどこか女っぽい>

リップカラーは、ヌードボンボンのシフォンローズ
<OL必須 ヌード口紅>

ずっとマークしていたグロスは、メイクマニアのリップグロス
<最強の「攻め唇」隙だらけに見せかけて、計算づくの従順リップ>

以上が、今日の買い物の成果。
商品数が多すぎて、マスカラ以外は、殆ど出たとこ勝負。
チークとアイブローとネイルを買おうとしたけど、エネルギー切れ。

こうして謳い文句を並べて見てみると、女とは、
「無垢なのに女っぽい」だとか、「隙だらけに見せかけて、計算づくの従順」など、
「見せかける」のが好きだな、と思った。
もしくは、私が単に好きなだけか。
「装う」のは、楽しい。
女に生まれて、良かったなぁ、と、つくづく思う。


痛いのは、出費。
単価はそれぞれ高いものではないので、合算せずにレジに持って行ったら、
チーンと合計、なんですと!?という値段になった。
欲しかったリップライナーは、もっと安めを狙って探すことにした。


そんなわけで、帰りは若干、浮き浮きとしょんぼりの間を彷徨っていた。
無収入の現在、働けていた時代の貯金を切り崩し、
なぜかコスメに没頭しはじめた、私。
切り崩す、という程度の出費でもないのだけれど、
今月、家具を一揃え買い替え、さらに携帯も新規で買うことに決定している。
通帳は、見るまい。
病気だからとしみったれた空気を纏わないことを
常日頃意識していたいので、これも自己投資、と納得。

そのかわり、私、今日から毎日、食パンだけ食べよう!
食パンと水だけで生きていた瀕死の貧乏時代に比べれば、
今は、まだまだ恵まれている。
何に恵まれているって、動けることだ。
頓服があれば、外出できること。
誰のことも憎まないでいられること。
楽しめること。
綺麗になろうと思えること。
全部、夢みたい。

今年の2月のように、一切動けなくなる、
食べ物も買いにいけなくなってしまう状態まで心が落ちたら、
お金がいくらあっても、お金は何の役にも立たない。


デパ地下素通り、成城石井で割引されたサラダだけ買った。
明日は、明日の風が吹く。
これが、私の生き方だー!と、なかば開き直ってガシガシ歩いて帰ってきた。


今日は、買っただけで、おしまい。
使ってみるのは、明日以降。
実は、朝から調子が悪い。
起きるなり、怒りがこみ上げてきて、自分一人では怒りを抑えられなかった。
カウンセリングに行けたのは、朝から相談に乗ってくれた友達のお陰。


書きたいことが、いっぱい出てきた。
電車の中で、思いつくままノートに書いた。
今日は、久しぶりに大学時代の友達から電話がかかってくる。
今日一日休んだら、明日からまた、埋葬作業、再開。



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日々日記 | comment(2) |


2008/04/23 (Wed) メイクトリック

20080423dia.jpg

ネットで一目惚れ。ダブルリボンのTストラップのサテンピンヒール。
ヒール10cm、というところもパーフェクト。



無気力、という名の一日を過ごした。
鬱状態とは、こういうことを言うのか「仮面鬱病」と診断されている私には、
自覚症状が乏しい。
ただただ、何もできないでいた。
一日中、眠り続けた。

夢を見た。
内容は殆ど覚えていないが、気分の悪い夢だった。
「あや」の姿をした女の子が「あやです」と自己紹介したから、
「あや」の姿をした「私」が、「違います。あやではありません」
と、訂正している夢だった。


昨日までは、やたらと元気だった。
思えば、軽い躁状態に似ていたんだろうか。
ネットで、可愛いピンヒールを見つけて、夢中だった。
売り切れていたから、買わずに済んだ。
模様替えのための書棚を探したり、コスメの情報を仕入れたり、
アイメイクの練習に励んだり。

友人N氏に、
「美鳥さんは、メイクしてても、してなくても、あんまり変わらないよな」
と、褒め言葉なのか何なのか分からぬ言葉をかけられて以来、
妙な負けず嫌いが頭をもたげてきた。
それならば次回会うときは、目を3倍増しにして、
「え!?誰?」と、驚かせてやろうと考えた。


「目の拡大に勤しんでいます」と、N氏にメールしておいた。
昨日、あれこれと手持ちの持ち腐れアイテムを使ってみた。
顔半分だけ、とにかく駆使だけるだけのテクニック全てを尽くしてみた。
面倒くさがりなので、いつもは全工程5分で済ませるのだが、
こうして努力してみれば、30分はかかるのではないだろうか。
女として、今までさぼっていたのか、メイクの効果を舐めていたのか。

結果、とりあえず目が2倍増しになった。
ほんの少し、正しいポイントに色をのせるだけで、見栄えが変わる。
予想外の効果だ。
なるほど。
もっと早くに、こうしておけばよかった。

女子とは、こうして自らの顔をキャンバスのように、あれこれと色を載せ、
ない陰影をつけ、ない睫毛を付け足しして、目を拡大しているのだな。
何も施していない左半分、手を尽くした右半分、明らかなギャップ。
試しにノートで半分ずつ顔を隠して、鏡で見てみると、まるで別人。
顔の輪郭まで変わって見えて、更には性格まで違って見える。

まさに、メイクはトリックアート。
劇的ビフォーアフターだ。
人間の目とは、たやすく欺けるものだ。
鏡に映った自分の顔を眺めながら、つくづく感心した。


コンプレックスの塊だった頃の自分を思い出したりした。
自分を飾るなんて恥ずかしくて消え入りたくて、
世界中に謝りたかった頃のことを。
醜い私は、出来るだけ目立たぬように、楽しまぬように、
一目を避けて俯いて生きていた頃のことを。
ほんの些細なことで、なんだ、私もファッションを楽しんでもいいんだ、
と思えるようになってから、生きていることが楽しくなったものだ。


日常、何やかやと頻繁に泣くので、アイメイクは避けてきたが、
これほど効果絶大ならば、泣くことも最低限に控えて、
拡大された目を、ぜひ維持したいものだ。
楽しくなってきて、これを機会にベストコスメを集めることにした。
何事も、じっくり下調べする女なので、
情報サイトからピックアップしてきたリストを作成。
準備は、万端だ。
今日、出かける予定だった。


しかし、病人にとって予定とは、全て未定。
体調は、常に先が読めない。
今朝、目が覚めたら、無気力と体調不良にどっぷり襲われていた。

寝たり起きたり、また寝たり。
要するに、寝ていることしか出来なかった。
夕方に一度目が覚めたとき、「一体、私は何病なのだろう」
と、ふと思った。
病名は10ばかりついているが、その中のどれが、
今朝からどのように影響して、私は無気力なのか。
そのうち、夢で見たあれこれから、現実で起きた色々を連想した。
とてもつまらない些細な出来事すら、
何もかもが気になってきた。
数日、忘れることができていた「あや」が夢に出てきたことで、
また苛々とも、してきた。
心の調子が悪くなると、必ず「あや」が出てくる。
夢の中、もしくは、私の意識の上層に。
どんよりと心が曇る。


明日は、どうなるんだろう。
カウンセリングに行くついでに、コスメやネイルを見に行けたらいいな。
カラフルなものが、心を豊かにしてくれる。
色は、楽しい。
色が、大好きだ。
陰鬱な気分が明日は晴れて、心浮き立つ色彩を、好きなだけ楽しみたい。




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日々日記 | comment(12) |


2008/04/21 (Mon) 俄然ネコぼけ

先週、買った。
ついに、うちに、憧れの岩合光昭氏のネコ写真集が来た。


他の写真家の猫写真は、まったく興味がなく、
魚眼レンズで撮ったような、頭でっかちな猫写真にも、子猫写真にも興味がない。
美しく、気高く、緩く、凛々しく、飾り気のない、
岩合光昭さんの撮る猫が、大好きだ。


買うときに、一緒にいたN氏は、
「そういうのは一度見たら見ないんじゃ・・・」
と、うっすら忠告してきた。
「違う!岩合さんの猫写真は、そういうんじゃないんです!」
と言い張って、買った。
そういう人も、多くいる。
しかし、私は違う。
猫も好きだが、岩合光昭もまた、好きなのだ。


なのに、まだ一度も開いていないのは、何故だろう。
N氏の忠告が、耳に痛い。
書店が自分の本棚と考えて、この本は買うべきではなかったか。


とにかく、帰ってきて真っ先に「テンションをあげるためのコーナー」に飾った。
我ながら、ひどいネーミングセンスだが、
見るとテンションがあがる物を
日替わり、または週替わりで、飾るコーナーと決めている。
物への愛着を最大限、自分自身に還元するために作った、
実に優れたコーナーなのだ。


今は、バイオリンと、「そっとネコぼけ」
そして、ブログのお友達土鍋ごはんさんが手作りして送ってくださった
編みぐるみのうさぎと、直筆のお手紙を飾っている。

そっとネコぼけそっとネコぼけ
(2008/04/09)
岩合 光昭

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カメラを持っているときには、常に猫を探してしまう。
とにかく猫好きな、私。

しかし、猫は、熱っぽく直視されるのが苦手。
暑苦しい愛情表現も、タブー。
近からず、遠からずの距離で、さりげなく好意をアピールするのが、
猫づきあいの基本だ。

しかし、私は、猫が好きで好きでたまらず、
好き過ぎて猫に嫌われるという、ありがちな猫好きだ。


散歩時、外出時、常に猫餌を携帯している。
いつ出くわしても、猫様に媚びへつらうためだ。
仲良くして頂くためだ。
できれば、ちょっと顔など覚えて頂くためだ。
いわば、あからさまな賄賂。


この気迫からして、猫に嫌われる理由を十二分に備えている。

気迫に溢れているので、うっかりノラ猫などを見かけると、漏れなく
「ぐはぁぁっ!」
と、叫んでしまう。
嬉しすぎて、声が出る。

これでは、猫は寄ってこない。

猫を飼っていたことがあるから、分かっている。
猫の気持ちは、分かっている。
こんな人間は、鬱陶しくて嫌だろう。
そんな気持ちも、先刻承知だ。

しかし、抑えようにも抑えられぬ猫への愛着。
全身から、暑苦しい想いが、ダダ漏れに漏れているらしく、
猫餌携帯の努力の甲斐なく、いまだに友達猫は、一匹も、いない。


一向に報われないにも関わらず、
猫のご機嫌を損ねないように、と
常に猫餌の新鮮さに気を配り、定期的に買い換える私が、いじらしい。
比例して、一切消費されることのない猫餌が、実に侘しい。


そんな私に必携と思われる、この本。

ネコを撮る (朝日新書 33) (朝日新書 33)ネコを撮る (朝日新書 33) (朝日新書 33)
(2007/03/13)
岩合 光昭

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猫との出会い、猫との会話、猫の撮り方、
猫のことなら、とにかく岩合に聞け!

この本で学ぼうと、考えた。
こんな素晴らしい猫写真を撮る彼は、
猫への情熱を、一体どのようにして抑えているのか。
抑えきれるものであろうか。
いや、抑えきれまい。

立ち読みしてみた。

何気なくページを開くなり、岩合大先生の忠告が。

猫に対して、暑苦しい愛情表現はタブー。
と、書いてあった。


彼は、写真を撮ってよいと猫からお許しが出るまで、
気がないふりをして、
何十分でも猫の傍に座り、無言でとにかく座り続けるらしい。

やっぱりな!


諦めた。
私には、永久にネコは撮れそうにない。
写真集を買って良かった。
表紙に飽きたら、1ページ目を開こう。



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お知らせ | comment(12) |


2008/04/20 (Sun) 遠く冬に届け

あなたは、四層構造。
最上層に、明るい顔。
二層目に、格好いい顔。
三層目に、苦しい顔。
そして、四層目に、あなたの核心。


何人が、あなたの最下層を見ていただろう。
二層目までをあなたは敢えて見せて、
三層目を透かして見せた。
最下層を、誰の目からも隠すために。


信奉する者は多かっただろう。
泣きたくても、
泣いたふりして決して泣かないあなたを信奉するだろう。
あなたは、四層構造。
多くの人は、最下層を見ることはない。
完全なトリックの内側で、
最下層で逃げ回るあなたを、知らない。


綺麗ごとに、私は敏感だ。
何層にもなったあなたの綺麗ごとは、
そこらに無数に転がる綺麗ごとより、数段落ちた。


私が見ていた横顔は、最初から、変わらなかった。
孤独を嫌いながら、孤独を味方につけようと苦心していた。
孤独で飾った。
孤独を愛した。

あなたは、確かに孤独だろう。
でも、それは、あなたが創作した孤独。
卑劣な孤独を、私は愛せない。



あなたの大切な言葉だったはずなのに、
あなたはあなた自身すら投げ出した。
最も口にしてはならぬことを口にしたのに、
なんとあなたがもっともらしく見えたことか。


私の前で誠実であるかどうかの前に、
あなたは、あなた自身に対して卑劣だ。
四層構造のあなたは、人の目を侮り過ぎた。

あなたの卑怯さを誰も知らない。
私だけが知っている。
それでいい。

私は、他人を裏切る人間を信じはしても、
自分自身を裏切る人間を、決して信じない。



私は逃げない。
失ったのは、私じゃない。
あなたが全部放り出して、逃げて行った。
ご自由に。

捨て台詞が美しかったことなど、
この世で一度もないのにね。
美しいほどに、醜さが際立つ捨て台詞。
私だけが知っている。
最後まで、こずるい人。


あなたは、私の泥臭さを侮った。
虚飾のあなたは、想像もしなかっただろう。
私は私のために生きている。
綺麗ごとは、信じない。
泥臭く、生きている。

いつでも切って捨てる。

私の友人に、卑怯者は要らない。


あなたを信奉しなかったことを、
私は、あなたの友人として、
最後まで、誇りに思う。




さよなら。






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詩と写真 | comment(17) |


2008/04/20 (Sun) 埋葬日和

20080420dia.jpg



美しいものも、醜いものも、ありのまま書くという姿勢。
こうしてパソコンに向かう私の心の温度が変化するに合わせて、
記事内容や文章が変化する。
ここに、偽りや綺麗ごとを書いたことは、一度もない。
「言葉が媚びれば私が消える」し、
何をどう書くのか、私自身が私を見ているから、
自身の失笑を買うような馬鹿げたものだけは書くまいと思う。


段々と分かってきたことが、一つある。
現実の私が逃げようとするものからは、
やはりブログでも、ありのまま、逃げているということ。

ブログ開始当初から、機械のように私のポテンシャルが一定であれば
私はずっと自分に満足できるのかもしれないが、
書かなければならないことこそ避けてみたり、
肝心な部分まで来ると、言葉が何も出なくなったり、
私が、現実に口に出せないようなことは、まさにありのまま、
このブログには、書いていないことになる。

実際、私は、肝心なことを、いまだここに書けてはいない。
自分自身が、よく分かっている。

本当に苦しかったこと、本当に恐ろしかったこと、
怒りと憎しみと殺意に塗れ、人間であることを放棄しようとしたこと、
どれも、書けてはいない。
出会ってきた、恐ろしい人たちのことも。


飛び立とうと、助走を始めたものの、
いまだ、頻繁に立ち止まり、みっともなく二の足を踏んでいる。
鬱屈した気分に、嫌気が差してきた。
突破口を探し続けている。

考えに考えた末、
一度、捨てられるものを、きちんと整理して捨てることにした。
捨てる予定だったもの、とうに心から離れているのに、
捨てて来なかったもの、そんな余計なものは、
綺麗さっぱり、捨てることにした。

体は、軽ければ軽いほど、いい。
未熟な翼を広げるのならば、重力でなく揚力を味方につけよう。


捨て方は、いつもどおり。

いらない、と心が決めたら、きちんと手に取り、
お別れを言って、この手で土に埋葬するのだ。
お礼は、言わない。
持ってる間に礼は尽くした。
大切なものだったからこそ、
捨てるときは誠実に、せめて、言い訳がましいお礼は言わない。


手離そう。
ひとつずつ、準備をしよう。
もう会うことはないだろう気持ちに。
幾つかの、今この胸にある小石も宝石も。
くだらないものも、大切なものも、いらないときは、いらない。

ここに綴って、埋葬しよう。
毒づいたり、涙したり、別れを惜しんだり。
お葬式は、必ず心が様々に、ざわめくものと決まってる。

ばいばい、さよなら。
永遠に、おやすみなさい。

準備の、始まり。



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日々日記 | comment(4) |


2008/04/20 (Sun) ディノラーと影の歌

◇フィーネの衣擦れで紹介したスミ・ジョーの作品を紹介します。

ヴィルトゥオーゾ・アリア集ヴィルトゥオーゾ・アリア集
(2000/04/19)
ジョー(スミ)

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収録曲、全て素晴らしいのだけれど、
特に以下の4曲をヘビーローテーションで聴くのが常だ。


4. 「リゴレット」~第1幕「グアルティエル・マルデ…慕わしい人の名は」(ヴェルディ)

メロディが美しく耳に残るので、
時々調子っ外れに口ずさむ。
でも、高音が高すぎて歌えないところは「・・・・・・・・」と、飛ばす。
これを歌うことができたら、きっと小鳥の気分になれる。


6. 「ランメルモールのルチア」~第3幕「狂乱の場」(ドニゼッティ)
9. 「魔笛」~第2幕「復習の心は地獄のように」(モーツァルト)


モーツァルト「魔笛 復讐の心は地獄のように」は、
<真のドイツ・オペラの始まり>とワーグナーが絶賛した大傑作だとか。
実際、聴くと鳥肌が立つ迫力だ。
高音が、もう大丈夫か!?と心配になるくらいの高音。
ド素人の私が聴いても、これを歌いこなせる人はそうはいないだろう、と思う
「コロラトゥーラの超絶技巧と劇的な激しさを必要とした
高難易度のアリア」(以下、「 」内は、河合秀明氏の解説から引用)らしい。


ここからが、本題。
このCDに収録されている中で、一番好きなスミ・ジョーが歌う曲が、
5. 「ディノラー」~第2幕「影の歌」(マイヤベーア) だ。

スミ・ジョーは、コロラトゥーラ(速いフレーズの中に装飾を施し、
華やかにしている音節・トリルの多用)の技巧が素晴らしい。
柔らかい声の中に、煌く華があり、表現力が豊かだ。


「影の歌」は、中でも大好きで、大好きで、たまらない曲のひとつ。
他の歌い手が歌っているものも聴いてはみるものの、
スミ・ジョーの「影の歌」がちらついて、まともに聴くことができない。
この曲を、もう一度、目の前でスミ・ジョーに歌ってもらえたら、
と考えるだけで、幸福な眩暈に襲われる。


「恋人のホエルが行方不明になったため、傷心で発狂した
ブルターニュの村娘ディノラーが、月光の降り注ぐ夜の森で
自分の影に戯れて歌う、コロラトゥーラ・アリアの名作」

まさに、戯れる楽しげな旋律の合間合間に、
不安な旋律が入り混じり、ディノラーと影の声が呼び合う場面が出てくる。

愛と狂乱と歓びの歌だ。

夜の森で、独り、自分の影に歌いかけ、自分の影と踊るディノラーは、
いつかの私と重なって、狂おしくも、懐かしくなる。


「ディノラー」~第2幕「影の歌」(マイアベーア)


歌詞(和訳 木村博江)

私のあとをついてくる
軽やかな影
逃げないでね
だめ、 だめ、 だめ!
妖精も キマイラ(怪物) も
私にはお友だち
逃げないでね
だめ、 だめ、 だめ!
一緒に駆けましょう!
心配で、怖いの
私から遠く逃げて行かないで!
ああ! 逃げないでね!
逃げないでね!
夜が明けるたびに
また会いましょう!
ああ! もっとここにいて
私の歌に合わせて踊ってね!
お前をとりこにするように
微笑みをおくりましょう
歌ってあげましょう!
近くにおいで!
ここにきて私に答えて
一緒に歌ってね!
ああ! 答えて!
ああ! 楽しいわ!

ラララララララ
ああ! 踊って!
ラララララララ
私と、ここにいて!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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お知らせ | comment(2) |


2008/04/19 (Sat) フィーネの衣擦れ



彼女の名前すら知らなかった私は、
10年以上前、とあるホール、中央前から三列目で、彼女の歌声を聴いた。

どんな人だろう、どんな声だろう、何をどんなふうに歌うんだろう。
開演前は、いつも胸が高鳴る。
しかし、正直、あまり期待していなかった。
愚かなことに、彼女が西洋人でないことが、私の期待感を割り引いていた。

開幕のブザーが鳴り、彼女が現れた。
美しいドレスを纏っていた。
拍手の中、中央まで、さばさばと歩いてきた。
一瞬で静まり返ったホールの中、彼女のドレスの衣擦れの音が響き、止まった。
瞬間に、鳥肌が立った。

歌う前から、彼女は美しく艶やかで、
自信と誇りと音楽を今から楽しむのだという歓びを、全身に纏っていた。
彼女が最初の一声のために静かに息をついた瞬間、
涙が溢れて止まらなくなった。
声に、震えた。


まさか人間がこれほどまでに美しい音色を響かせる楽器なのだとは、
思いもしなかった。
人の声に最も近いといわれるバイオリンを越える楽器は、
ないのではないかと思っていた。
それまで、歌曲に興味など、なかったから。
生まれて初めて、人の声の艶やかさ、自在さ、無限の表現力に、
酔いしれた。
彼女の歌声に、悉く鳥肌を立て、震え、涙した。
私の体の芯にある琴線を震わせ続けるから、
私は、心ごと全身の何もかもを彼女の歌声に奪い去られる気がして、
恐怖に慄きながらも、聞き惚れた。


歌い終わった彼女は、観衆に笑顔で答えると、
出てきたときと同じ
さっさと軽快な足取りでステージ袖に消えた。
涙し体を震わせ呆然としている私など、置き去りにして、
呆気なく、さっさと消えていった。


アンコールの拍手が、鳴り止まなかった。
掌が真っ赤になるのも構わず、私も手を打った。
永久に帰りたくない。
ここにいて、聴き続けたい渇望が抑えられなかった。
席を立たねばならないことが、悔しくてたまらなかった。

以来、大好きなソプラノ歌手、スミ・ジョー。
聴きながら、これを書いている。


私は彼女の真正面で聴けたのだから、思えば果報者だった。
そして、彼女の舞台の去り方をこの目で、耳で、知った。


去り際の美しさを、彼女から学んだ私は、
名残惜しさに別れ際、ぺこぺこと頭を下げることを、やめた。
あと少し、もう少し伝えたいと思うことも、去り際には
我慢することを覚えた。

時間精一杯、自分を相手に伝えたならば、
あとは、さっさと舞台から去ればいい。
また、もう一度会いたい、と熱烈に思わせるのは、
一切の名残を置き去りに、潔く立ち去る後姿だ。

見捨てられ不安は克服できなくても、
立ち去り不安は、これで解消した。

美しい音楽に、美しい歌声、美しい挙措。
去り際の美学を、教えてくれた私にとって特別な人だ。


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◇ディノラーと影の歌


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お知らせ | comment(4) |


2008/04/19 (Sat) うめぼしたべたい

20080418.jpg

友達Hちゃんのおばちゃんは料理が上手い
Hちゃんが届けてくれた手作り散らし寿司
Hちゃん、おばちゃん、ありがとう!



一日中、頭痛と呼吸困難。
慣れてるけれど、もうこんな生活嫌だ、とも思う。

健康って大事だなぁと、つくづく思う。
少しどこか痛いだけで、やりたいことができなくなる。
無理やり、夕飯だけは、しっかり食べた。
食べ過ぎたかもしれない。


完全に、ダウン。
吐き気に襲われ、頭痛でベッドに戻り、ひたすら我慢の一手。
動かない私は、文鳥たちにとっては格好の安心できる昼寝場所となる。
各々、手の中、服の中、布団の中に潜り込んで寝ていた。
たまに、悪戯好きのむくが、襟を齧ってみたり、私の腕をかじってみたり。
ももは、顔色が良くない。
早く病院に連れて行かないと。




境界性人格障害について、もっと理解が広がれば、との思いから、
カテゴリーを増やしてみた。

<baby bitch I am. -境界性人格障害 - >
境界性人格障害、いわゆるボーダー
当事者の感覚や衝動や思考についての知識、
苦しみと希望をお伝えできればいいな、と思う。
私の症状を、客観的に眺めて出来るだけ書きたいと思っている。
そうでなければ、この病気は、なかなか理解されない複雑な背景を持っている。

これまでの記事や体験談も含めて、詩と写真で表現していく予定。
テーマは、「愛情・性・破壊欲求」。
これは、カウンセリングを受けてきた7年間で浮かび上がってきた
私にとっての重要なテーマでもある。


これで、カテゴリーは13になった。
記事数は、400を越えた。
何だか雑多なブログになってきたなぁ、と我ながら思う。
私をありのまま、というよりも、
野放図なわたし、という様相を呈してきた気がする。

記事数が増えれば増えるほど、カテゴリーで細かく分類した方が
いいのではないか、と悩んだ末に、
駄文カテゴリーを作りたい激しい衝動にかられている。
真剣なコメントとは別に、楽しいコメントも頂けて、
私にとって、大きな大きな息抜きになっているから。


我ながら、いつも鬱陶しい位の長文を書く。
体調がよければ、一日中書いていても苦痛ではないのだけれど、
体調がそれを許さない。
こんな長文を、毎回読んでくださって、
応援してくださるみなさん、本当にありがとう!


夢も、カテゴリーも、膨らむだけ膨らむけどね。
まずは体調よ、良くなってくれ。
と、ベッドに横になったまま、これを書いている。



ああ、ラーメン屋のチャルメラが、遠くゆったり春の夜を渡っていくよ。

(4月18日の日記)

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日々日記 | comment(2) |


2008/04/18 (Fri) 悪魔とスゴロクを

疲れ切って、メイクも落さず、ベッドに倒れこんで、そのまま眠った。
夜中に、パニック障害の発作で目が覚めた。
ベッドの上で、ひたすら耐えた。
それから、吐いた。

気を許したN氏と楽しく食べた夕飯、全部、吐いた。
エレベーターの全ての階を押した行為が、最低だと思った。
自分が許せなかった。
受け入れられない感情と、胃に沈み込んだままの固形物は似ている。
一気に、全部吐いた。
許せない自分を、全部出して、流した。


何とか明け方、眠りに落ちて、夢を見た。
最低な悪夢だった。
トカゲの干物をはさんだサンドイッチを、
監禁されている私は食べなければならない。
食べることは、できなかった。

私は、何人だったのか、相変わらず日本人ではなかった。
黒髪の外国の女性だ。
私を監禁している男は、私を支配しようと、あれこれとない頭を巡らせ、
残酷で最悪な罰を考え付き、悪魔のような試し行為を私に施す。
私は、サンドイッチを食べるよりも、彼を欲情させて、
敵意がないことを示すほうが得策だと考えた。
けれど、悪知恵が働く割に幼稚な男は、一切手がつけられていない
サンドイッチを見て、私に逆上した。
「貧しい俺は、これを食べてきたんだ。これでもご馳走なんだ。
お前は、何も分かってねぇ」
そう言って、ドアを閉め、
私を粘着テープで縛り、温熱パックを私の体に巻きつけた。
室温が徐々に上昇していく。
男も汗をかき真っ赤な顔で、床に転がした私を残虐な目で舐めるように眺めた。
「10分だ。苦しさを味わえ」
私は、恐怖を感じた。
精一杯甘えた声で、こんなことならセックスの方がいい、と男に懇願した。
でも、許されなかった。
意味も意義も分からない10分間の罰は、狂気を孕んでいた。


彼の母親が、彼を止めようとした。
息子の前に跪き、悲鳴のような声で延々とぎれることなく、
哀願のような説教を息子に続けた。
息子は、怒りを滾らせた。
母親の懇願する姿に、更に逆上する。
「だったら蹴ってやるよ」
と、彼が言った。
母親の頭部が、鈍い音を立てた。
肉の塊を蹴ったときの、あの、音だ。
母親は、何度も起き上がっては、彼の足で頭部を蹴られ続けた。

私は、その光景をぼんやり見ていた。
夢の中の私は、人形のように無表情だった。
でも、この男の前で生き延びるための知恵を、必死で凝らしていた。

そんな夢だった。



N氏が、部屋のある場所に立つと、私は激しく不安にかられる。
試し行為をする状況が、ある程度特定されていることに、目が覚めて気づいた。
夢が、教えてくれた。

私は、男性から、蹴られるのではないか、という恐怖を常に抱えている。
意識しているわけでもないのに、ある状況がフラッシュバックを引き起こす。
N氏が私より高い場所に立つと、
私に暴力をふるわないかどうか、たとえ相手が笑っていても、
和やかな空気であっても、シチュエーションがトラウマを自動的に引きずり出す。
彼へのセクハラ、試し行為を私は必ずやっている。
不安と恐怖にかられた私は、必死で相手の敵意を探る。
そんなときの私は、彼が言うには
「よからぬことを考えている表情」を、するらしい。


本当は、恐怖の表情。
本当は、悲鳴。絶叫。
私を殴らないで、蹴らないで。
殴らないこと、蹴らないことを、
私にどうか証明して、教えて。
もし、私を殴る蹴る気なら、さっさと済ませて欲しい。
生殺しは、やめて。
どうせやるなら、早いうちにやって。
恐怖は、長引くだけ膨張していくから。


俺が殴るわけない、蹴るわけないだろう、まして怒るわけない、と
N氏は、言うだろう。

頭では分かっているのに、私は信じきることができない。
彼は、私を殴る。
蹴る。
怒鳴る。
いつか。
今でなくても、次の瞬間か、その次の瞬間か。
今笑っていても、いつか、いつか、いつか必ず。


彼が私の中にいる悪魔の声を無視しても、
私の目と耳と体は、悪魔に乗っ取られている。

悪魔。
悪魔。
悪魔。

恐怖と猜疑の悪魔。
どこまで行っても、いつでも一緒。
走って走って、死ぬほど走って、ああ、やっと振り切れた、と
振り向いてみれば、そこに悪魔はいなくて、
ほら負けてばかりじゃないんだ、悪魔に勝てるんだ、と安堵する。
ふと親しげな笑い声が聞こえるから、すぐ隣に目を向ければ、
そこには悪魔が、笑顔で私の横に立っている。

永遠に、振り出しに戻る。
この手は、いつでも悪魔の手をしっかり繋いで、走るから。

どこまで行っても。
助けて。
助けて。

もう、疲れたよ。



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境界性人格障害 | comment(10) |


2008/04/17 (Thu) どこにも行かないで

ここのところ、ボーダーの症状が出っぱなし。
友人N氏に対してだ。

知識があり、目的も明確で、健常な人格を持ち合わせているせいか、
相変わらず、私の症状に一切動じないN氏。
しかし、このブログだけは、あまり読もうとしない。
今までは、全記事を読んでいてくれたのに、「俺がネタになってるんやろ?」と
意外にナイーブな面を見せ、最近は、読まないことにしているらしい。
記事では、冷静にボーダーの症状について書いているのだけれど。
知識が深まるよ?と言うのだけれど、やはり読みたがらない。

しかし、今日やって来た彼に、先日の◇悪魔は認めないを読ませた。
爆笑していたが、最後で、なるほどなぁ、と言った。


今日は、一緒にカウンセリングに出かけ、それから書店やデパートを巡り、
解離してどこで買ったか分からなかったコロッケ屋を、二人で探した。
N氏が買ってくれたので、何か嬉しかった。

帰ってきて、簡単に夕食を食べた。
そこらへんまでは、色々色々、本当に今日は色々あったけれど、
私は、少なくとも、もうN氏に逆セクハラもしなければ、試し行為もしないし、
見捨てられ不安で、おかしな行動をすることもないだろう、と思った。

N氏が、「あ、もう10時やん」と時計を見た。
瞬間、心がズーンと重くなった。
帰るつもりだ。
と、思っていたら、やはりさっさと鞄に荷物を詰めるN氏。
「帰るんですか?」と、喉元まで出かかったものの、それは前回やらかして
失敗しているから、出したくても出せない。
彼が靴をはいているのを見ていると、自然と体が動いて、
床に置いてあった彼の私物を取り上げようとした。
咄嗟に意図を読まれて、笑いながらかすめ取られた。
それじゃ、とドアを開けて、ゆっくりドアは閉まった。
私は、ミュールをひっかけて彼を追った。
私の方を向いて、少しずつ後ずさっていく彼を、ゆっくり歩いて追った。
エレベーターのボタンを押したから、彼の後ろから素早く滑り込んだ。
私の部屋は、最上階。
彼がボタンを押したのは、1階のボタン。

自然に私の手は動いて、全ての階のボタンを漏れなく押した。
彼が、驚きとも呆れとも取れる声を出したのを聞いた。
ざまあみろ、と内心、ほくそ笑んだ。

1階下りる度に、ドアが開く。
その度に、彼がドアを閉じる。
また、開く。
また、閉じる。
「俺、帰れなくなるやん」と、彼が少し真顔で言った。
途端、怖くなった。
全身の血が、ザアッと音を立てて足先に落ちるのを感じた。

彼が怒ってしまうと思うと、自分でやらかしたことなのに、
目の前が真っ暗になった。
狭いエレベーターボックスの中、しゃがみこんで膝に顔を埋めていた。
泣き出したかったけれど、馬鹿な私には泣く権利も資格もない。
1階に着き、彼は私の横を素通りしてエントランスに出て行った。
彼のブーツだけが、私の目の端に映った。
去っていく後姿を見たくなくて、ドアが閉まっても私は、
しばらくしゃがみこんでいた。

話しているとき彼が「相手も尊重しなくちゃね」と言った。
その言葉を思い出した。
立ち上がって、自身の部屋の階を押した。

また、私は負けてしまった。
彼は、私の中の悪魔に勝った。
私は、いつになったら、帰り際、彼に「お疲れさま」と、
寂しさを感じることなく、快く見送ることができるようになるんだろう。

疲れた。
自分の症状に、疲れた。
月末まで、N氏には会えないって。
会いたいっていうんでもないけど。
と、思ったけれど、結局会いたいんだろう。
向こうはどうだか知らないけれど、私は、とても気が合って、
気心が知れているから、何の飾りもなく、
てらいもなく付き合える男友達だ。

でも、会いたいのだろう。
恋でもないし、つくづく、変な関係だな。
何より、変なのは私だな。

エレベーターの階を全部押したからといって、何がどうなるんだ。
ほんの少しでも一緒にいたかったのでも、ないだろう。
俺帰れなくなるやん、と言った彼と、同じ空間にいるだけで怖かった。
ただ、自分の部屋の階に戻ってくれたらいいのに、と、
夢みたいなことでも考えたんだろうか。
下りエレベーターは、下がり始めたら決してあがらない。
彼が、「帰る」と言ったら、必ず帰る。
死に物狂いで全ての階のボタンを押したって、
彼は、彼の世界に帰るのだ。
きっと、帰りたいのだ。

今なら、こうして想像できるのに、その瞬間は病的シナリオで頭がいっぱい。
Nさん、ごめんなさい。
と、このブログは後で纏めて読むらしいから、当分読まないのなら、
今こっそりここで謝罪する。
私は、あなたを尊重できてない。
今日、見捨てられ不安で、また失敗した。




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境界性人格障害 | comment(4) |


2008/04/16 (Wed) 芋けんぴ と わたし

・・・・・・・ハイッ!

気合を入れました。
リアルで急遽、予想外の予定が入り、想定外に狼狽している私が、
やけっぱちに、お送りしています!


ハイッ!

個人的な気合なので、気にしないでください。


さて。
食べ物 v.s わたし という、どうでもいいシリーズ。
今回で3回目に入り、私以上に暇な方はいらっしゃらないだろうと思ってましたが、
それなりに反響いただき、皆様、案外、お暇なのですね。
何よりです。


今回は、芋けんぴとの体を張った私の死闘をお送りします。

imo20080416.jpg

↑ 死闘となった宿敵 芋けんぴ

死闘とか、大袈裟なこと言いやがって、と今思った方!

ふざけんなァァァ!
こっちは半端に体張ってねぇんだよッ!!



なんてね。
絶叫したくなるね、私のね、気持ちがね、
最後に貴方の心にダイレクトに伝わりますようにと祈ります。


これまでの過去二回の戦いは、芋けんぴとの戦いを終えた私にとって、
今思えば、単なるおままごとでした。
ちゃんちゃらおかしくて、すいませんでした。
芋けんぴに挑まずして、私は戦士でも何でもありませんでした。


私は、生来の鬱気質で、何事も徹底的に考えなければ気が済まない性質です。
大して生産的なことなど考えやしないのですが、
それはもうハムスターが無心にまわす、あの滑車のように、
私の脳は、朝起きたときには、既に激しく回転しております。
回転しているからといって、決して前に進んでいるわけでは、ありません。
あくまで、空回りで激しく回転しています。


これは、さぞや脳が糖分を欲しているだろう、と考えた私は、
最近、起きるなり糖分摂取に励むことにしました。
かれこれ、1ヶ月位続いているでしょうか。
甘いものなら、何でも良いことにしました。
この妙な習慣のせいで食べてないのに
一向にスレンダーになれないのでは?
と、毎朝、恐ろしい不安にかられるのですが、スルーします。
そこらへんは、考えすぎる私も、スルーします。


芋けんぴとの死闘は、突然、始まりました。
ある朝のことです。

その日の朝食は、芋けんぴに決めました。
特別好きというわけでもないけれど、たまに買う芋けんぴ。
カリッカリと、甘くて美味しい芋けんぴです。

食べ始めると、これが、なかなか美味しいですね。
意外と、朝食に向いています。
ちょっと、止まらない美味しさでした。
芋けんぴ、侮ってて、ごめんね。
あんた、美味いよ!
たった1コイン100円で、美味すぎるよ!

熱い緑茶と共に、
緑茶芋けんぴ緑茶芋けんぴ芋けんぴ芋けんぴ芋けんぴ・・・・・・(ry

芋けんぴ、止まらなくなってしまいました。

袋と口の間を、手が激しく往復。
芋けんぴ→芋けんぴ→芋けんぴ→芋けんぴ→芋けんぴ→(ry

カリカリカリカリ、食べる、食べる。
気がついたときには、一袋、丸ごとペロリと食べてしまいました。

なんという満足感。

しかし、途中で気がついていたけれど、芋けんぴって、意外と固いですね。
外側が固くて、内側がサックリしてる。
総じて、固い。

そんな芋けんぴの欠片が、奥歯にグッサリ刺さってしまいました。
舌で取ろうとしても、見事にグッサリ刺さってビクともしません。


芋けんぴばっか、夢中で食うから、こんなことになるんだ。
魚の骨が喉に刺さったとき、ごはんを丸呑みするもの。
芋けんぴの場合は。
緑茶だ!(←なんとなく)

緑茶緑茶緑茶緑茶→、と
畳み掛けるような緑茶攻撃!
芋けんぴでお腹いっぱいなのか、緑茶でお腹いっぱいなのか、
ああ、もう分からない・・・。
しかし、緑茶の激流にも、ビクともしない芋けんぴ。

・・・・・・苛々する!

イライライライラしつつ、そのうち取れるだろうと思って、
30分ほど雑誌など眺めて、気を紛らわせていました。

だけど。
すごい違和感。
奥歯が出っ張ってる違和感。
刺さってる、違和感。
雑誌とか、読めやしねェ!


さっきまで、芋けんぴのマイルドな甘さと、さっくり感、
カリカリとした爽快な歯ざわりを、
思う存分愉しんでいた私に、この仕打ち。


ちくしょう!
芋けんぴの野郎!


耐え切れず、私は鏡の前まで走って行って、口を開けて見てみました。
舌で確認した感覚では、長さ3センチほどの芋けんぴが刺さっているはず。


・・・・・??


と、目を疑いました。
何も刺さっていません。
芋けんぴは、私の口中どこを探しても、見当たりません。

なんだ、気のせいか。

と、口を閉じました。

ああっ!またっ・・・・感じる・・・!

口を閉じると、感じます。
舌に感じる奥歯に刺さった芋けんぴ!
刺さってるよね、やっぱりね、どうしても刺さってるよコレ。
血とか、出てるよきっと。

再度、鏡の前で口を開いてみて、よくよく観察しました。


そして。そしてついに。
驚愕の真実を、私は、この目で見たのです。

芋けんぴは、奥歯になど刺さっていませんでした。
むしろ、奥歯こそが、消失
舌で感じる芋けんぴの正体は、実は、欠けた奥歯の先端でした。


芋けんぴに、奥歯持っていかれたァァァ!!


ガクリッと膝をついた、わたし。
思わぬ伏兵芋けんぴに、見事、敗北した、わたし。
手痛い黒星をつけた、わたし。

胃腸は鉄壁だったけど、
実は、奥歯はガラスのように脆かった、わたし。

しかも、この後、謎の腹痛。

歯か!?
歯を食ったせいなのか!?


惨敗を喫し、悔しさに悶える私の隣で、
我が家の食いしん坊むくが、楽しげに袋に入って遊んでました。
悪の尖兵(←文字通り尖ってる)たる、芋けんぴの袋の中でッ!!

pi20080416.jpg


↑↑ むくがっ・・・・うちのかわいいむくがッ・・・芋けんぴの傀儡にっ・・・!





私は芋けんぴとの死闘により、
右奥歯に激戦の深手を負い、この傷は、回復不可能。
歯医者には、行っていません。
歯医者、嫌い。
怖い。
おえってなるもん。
右が欠けても、左があるもん。

手負いであろうと、戦いは・・・続くッ!!(←ジョジョ)
果敢に芋けんぴに挑んだ戦士の証として、
敢えてこのまま生きていきます。
地味に虫歯とか噛み合わせに怯えながら、生きていきますっ!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回、食べ物v.sわたし シリーズ 第4弾は、
「絶対腐ってるスープ と わたし」で、お送りします。


暇でたまらん方だけ、どうぞ↓

シリーズ第1弾◇腐ってたっぽい牛乳 と わたし
シリーズ第2弾◇腐ってたっぽいサラダ と わたし



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大阪駄文 | comment(14) |


2008/04/16 (Wed) ボーダー犬

lunch20080416.jpg


一昨日は、朝から調子が良い気がして、起きて服に着替えて掃除した。
服は、フランス製だとかいって買わされた、要は買い物に失敗した服。
派手というか、ずば抜けてユニークというか、カラフルというか、何と言うか。
訪れた友人に、「これすごいでしょ」と言うと、さほど違和感がないと言われた。
どういう意味やねん。


お昼時だったので、ランチへ。
◇曇り空ブランチ に行った日と、同じ店だ。
私は、好きな店と思ったら通う。
とにかく、通う。
そして、店主に顔を覚えてもらう。
顔パスを目指す。
と、いうようなことが好きだ。

友人Nに聞けば、昼食は済ませて来たというので、
当然、その店に直行した。


色々試してみたいメニューがあるのに、前回のスクランブルエッグトーストサンドの
絶妙な味が忘れられず、またも同じものをオーダー。
大好きなウィンナーコーヒーとセットで。
友人Nは、私が気になっていた「コーヒーあんみつ」に挑戦するというので、
早速味見を志願した。

コーヒーあんみつ、美味しかった!
ここの店のものは、何もはずれがないのではないだろうか。
白玉が好きらしい友人も満足げ。
アイスクリームには、ちゃんとバニラビーンズが入っていて、
メニューのどれも、手を抜かず作ってある。


上の写真が盛りだくさんなのは、友人が、
私がブログにアップしようとカメラを出したら
「すごい食う女ってイメージでいけ」と並べたので、撮ったもの。
あんみつは、彼のものです。

前回は、パン一つ分食べられそうになく、彼にあげたのだが、
喋り倒しつつ、知らない間に全部食べられていた。
「食べれたやん」と言われてみて、ああ、ほんまや、と気がついた。
少し、体調が回復してきたのかもしれない。




↑コーヒーとあんこの奇跡的競演!


店を出て、どこへ行ってもいいというので、
いつもなら、持ってきた一眼レフで花を撮ったり街を撮ったりするのだが、
なぜこんな服を着てきたのか、という一点が気になって仕方ない。
着替えに戻ると言うと、N氏は、
「家に入ったら、もう出て来ないだろう」と言った。
さすがに、私の行動パターンを把握されつつある。
「出ます!絶対出ます!」と言っていたのに、
帰ってきて着替えたら、もう脱力していて、
頭痛が始まって、外に出られなくなった。
最悪だ。
私は、何をすればいいのか?と、N氏に聞いた。
彼は、何も命令しないので、私は困るのだ。
自由にすればいいと言われれば言われるほど、私は不安になる。

命令されなければ、自分を自由に遊ばせられないなんて、私はおかしい。
どこまで見捨てられたくないんだ、
どこまで人に媚びねば生きていけないんだ、私は。
買い物に行かねばならないのに、そんな気にもなれず、
ずっと家で色んなことを喋っていた。

不規則に見捨てられ不安が襲ってきて、
気がついたら挑発的な試し行為を連発していた。
一向に逆セクハラが改善されない、私という大馬鹿者。
徐々にレベルアップしていく過激さが、嫌になる。
できもしないくせにさ。
相手を煽って挑発しておいて、散々牙を見せて、唸って吠えて。
今にも噛み付いてやると意気軒昂になっておいて、
相手が乗ってこない様子を見たら、
もうそれだけで恐れ慄き、
尻尾丸めて耳を伏せて腹を見せて、クンクンみっともなく服従の姿勢。

彼がいなくなった昨日、私は普通に買い物に行けて、
そして普通に食事ができた。

顔色をうかがってばかりの私。
私は、犬かよ。

自分自身に屠殺命令を下したくなる。



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境界性人格障害 | comment(6) |


2008/04/15 (Tue) 悪魔は認めない

都合、連日一緒に過ごした友人Nが、昨夜帰っていった。
「またね」と言われても、去り際がいつも寂しい。
絶望的な気分になる。

ボーダー特有の「理由のない強烈な見捨てられ不安」に襲われる。
「帰る」という友人に、「帰るの?」「帰るの?」と、繰り返し聞く。
でも、「帰らないで」とは言えない。
どうしても、言えない。
「帰る」と言われたら、死にたくなるから。
そして、彼は絶対に帰るから。
彼に限らず人は、訪れれば帰るもの。
それが、当たり前のことだ。
そんな当たり前の状況にも、ボーダーである私は、
今生の別れ、永遠に見捨てられるのだ、と絶望で真っ暗になる。


それでも、自分を抑えて抑えて、
ボーダーの衝動をどうにか自分でコントロールして、
じっと動かず彼が去るのを見送っていたのに、
ドアが閉まった瞬間に、私は跳ね起きていた。
走ってドアを開けて、彼の背中に呼びかけた。
彼は、一切振り返らなかった。
聴こえないふりを、したのだと思った。
エレベーターを待たずに、階段を下りていく姿を見て、私はドアを閉じた。
激しい絶望と怒りにかられた。
なぜ振り返ってくれない?
なぜ?

私は、激しく泣くのだろうか、と玄関に立ち尽くして、じっと様子を見た。
少しだけ涙が滲みかけ、でも直後に絶望は緩く凪いでいった。
怒りも悲しみも、絶望も、すぐに溶けて消えてしまった。


変だな、と思った。
思わず、呟いた。


一人になった。
部屋をうろうろしながら、考えた。
なんだろう、この気持ちは、と考えた。
これまで味わったことのない混乱と悲しみと穏やかさと怒りと絶望が
ミックスされて、しばらく自分の心に何が起こっているのか分からず戸惑った。

すごいなー。
彼の後姿を思い出し、その背中に思わず賞賛を送った。
鬼畜だな、と呟いた。
帰るの?と聞き続ける私の気持ちを知っていて、
尚も平然と靴をはいて、ドアの外へ消えていったのだから。
呼びかけても、一切振り返らないなんて。


私のすがりつく声に応え、振り返る男が、何人いただろう。
振り返らなかった人間は、いない。
呼びかけに振り返らないなんて、それほど冷酷な行為はないだろう。
ついさっきまで、あんなに楽しく過ごしていたんだから。


決定的に、今までのパターンから逸脱した状況だった。
振り返ってもらえないことは、初めての体験だった。

私の見捨てられ不安、
確認行為に巻き込まれてくれる人に、愛情を感じてきた。
思いやりだと信じてきた。
でも、なぜかいつも、何度振り向いてもらっても、
私は、すぐにガラクタで玩具で道具で、人間ではなくなってしまう。
何度繰り返し試しても試しても、
確認しても、確認しても、満たされることはなく、
自分の存在意義に自信が持てず、
どうしても自分はゴミに思えて、いつでも不安で死にそうだった。
振り向いてもらえても、傍にいてくれても、
少し視線を逸らされただけで、声をかけてもらえないだけで、
注意が逸れただけで、この世の終わりだと死にたくなったものだった。

永遠に渇きが癒えない。
まるで悪夢だ。
喉が渇いて死にそうだ、と海水を永遠に飲み続ける愚かさに似ている。


Nが振り向かなかったのは、さっさと去るのは、
彼が私をボーダーだと認識しているからだと思った。
決して振り返らなかった彼は、
一体私の心に何をしたのだろうか、と考えた。

立ち尽くしたまま、じっと考え続けた。

混乱し続ける心の芯に、しっかりと手ごたえのある違和感を掴んだ。

不安でもない。
絶望でもない。
怒りでもない。
悲しみでもない。

私が、一人で立っているという実感だった。
私は、一人の人間なのだという自負だった。
自尊心だった。
味わったことのない、誇りある孤独だ。


振り返らなかった彼の方が、振り返る男達よりも、
私をずっとずっと人間扱いしたのだと感じた。
ああ、とため息が漏れた。
振り返ってもらえなかった。
それでよかったのだ、と安堵した。

時間ができたのだと思った。
一緒に過ごした時間があり、会話があり、共有した目的があり、
そして、今は一人の時間がやって来た。
彼に、心から感謝した。


振り返ってもらえないことに、安堵したのは生まれて初めてだ。
感謝が、恋に直結しないのも、生まれて初めてだ。
それ以上でも以下でもない関係だからと、納得できた。
この精神的距離が、今の現実的距離そのものなのだ。
互いに媚びず、互いの領域を侵さない、最も真っ当な距離なのだ。


ボーダーの症状に巻き込みたくない、巻き込まれたくない、
そのことと、親密さや関係の深浅とは、無関係なのだろう。
私が、ボーダーという自身の障害を憎み、
その障害そのものを理解しようとするスタンスにいる彼と、
これは、少なくとも私にとって、糧となる関係に違いない。


境界性人格障害という悪魔の呼びかけに、彼は耳を貸さない。
悪魔の存在を、認めない。
私は、悪魔じゃない。
人間なのだ。

悪魔がいなくなった後、一人の部屋に残された私は、
ノートとペンを手にした。

私は、私でいていいのだと思った。
私にしか書けない言葉を、書き始めた。




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境界性人格障害 | comment(8) |


2008/04/14 (Mon) 涙は枯れないものだな

励ましの電話を貰った。
ペイフォワードのプレゼントを受け取った。
応援のコメントを、幾つも頂いた。
自身の過去と対峙した。
友達の苦しみを、聞いた。
友達に、彼女へ貰った手紙を読んで聞かせた。
励ましあった。
近親者の自殺体験を聞いた。
自身の希志念慮を思い出した。
別れ際のドアの残響音が耳に残った。
ブログの友人から頂いた、手作りのうさぎが笑っている。


その度に、泣いた。
涙が後から後から溢れてくる私の全てを見ていた友人が一言。
「涙は、枯れないものなんだなぁ」
と、呟いた。
それから、もう一度、言った。

涙は、枯れないものなんだな。
そのことを、今日知ったよ。


悲しい涙、嬉しい涙、苦しい涙、互いを奮い立たせる決意の涙。
数限りなくある感情。
感情が溢れる。
溢れ出したもの全て、私を温めてくれる。
決して枯れないものが、この皮膚一枚下で生きている。



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ペイフォワード | comment(6) |


2008/04/12 (Sat) 曇り空ブランチ

20080411dia.jpg

昨日の写真。久しぶりの外ランチ。



「カウンセリングに行けない」と訳もなく確信した日、同時に、
「次の日の病院も無理だろう」という思いがあった。
キャンセルの電話を入れたときに、カウンセラーと話したときも、
自分の口から、そう言っていた。

私一人の予定ではなく、病院には予約を入れてあって、
予約どおりに行けない私は、毎度、問題児だ。
真面目に通院すると決めて予約を入れたのに、
友人が迎えに来たのに、行けなかった。
無理だ、無理だ、しか言えなかった。

昼過ぎまで、部屋に閉じこもっていた。
窓から見える、灰色の雲が憂鬱だった。
少しずつ少しずつ晴れていくのを、たわいない話をしながら眺めていた。

朝から何も食べていなくて、空腹で眩暈がする。
でも、殆ど固形物が食べられない。
空腹でたまらなくなるけれど、何を食べたいかというと、何も食べたくない。

友人に、半ば強引に外に連れ出された。
そうでもしないと、外に一歩も出なかっただろう。
メイクして、服を着て、気合を入れて、
よく分からないうちに近所のカフェへ行った。
前から気になっていた店だった。
いざ、どこへ行く?と聞かれたら、迷わずそこへ足が向いた。
カップが一つ一つ違うのだとか、雰囲気がいいのだとか聞いていて、
焼き物が大好きな私は、店の前まで行くと入りたくてたまらなくなった。

遅いブランチを食べた。

写真のメニューは、私が頼んだもの。
豆乳カモミールと、スクランブルエッグトーストサンド。
サラダと小さなバナナ付き。
珍しいものには、とりあえず挑戦したい私。
豆乳カモミールに、はまってしまった。
眠る前に、温かいこれを飲んだら、ぐっすり眠れそうだった。
トーストは、卵は、ふわふわで、ほんのりとカレーの香りがした。
全部食べられそうになくて、一つ友人にあげた。
パンは、カリカリサクサクしていて、熱々で美味しい。


サラダが入った皿が、一番味があった。
備前焼で、店主に聞くと現地に買い付けに行ったのだそうだ。
粗く練った土を、ろくろの上で適当に回し、感性のみで一瞬で土を削り取り
作ったような皿で、まさに荒削りな歪な形状。
職人のへらの跡が、そのままデザインになっている。
釉薬を使わない備前焼は、鈍く光る鉄分が美しい。
備前焼の力強さが素晴らしく生かされた成形だなぁ、
と良いものを見せてもらった気分で、幸せだった。


備前焼には、最近、強烈に興味を引かれていたから、
手にとれて、使えて、嬉しかった。
北大路魯山人という人物そのものに興味を持ったら、
彼は、最初は九谷焼に惹かれ、晩年には備前焼に行き着いたのだと知った。
私は、陶磁器の九谷焼が何より大好きで、備前焼に興味はさほどなかったが、
魯山人という心理学の見地からも興味深い人物が現れて、
去年から、九谷焼と共に備前焼も気になる焼き物になった。

思わず、友人に魯山人について話しそうになったのだが、
あまりに果てがない話で、情熱が走りすぎて、結局詳しく話すことは控えた。
ダライ・ラマの話や、カースト制度の話や、アフガニスタンの話をした。
それはそれで、物凄く面白かった。
しかし。
魯山人についても、是非、語りたかった。
思う様、ひとまず3時間くらいは語りたかった・・・。



お皿もメニューも、オリジナリティに溢れていて、美味しくて楽しい店だった。
窓際の数センチの小さな小さな焼き物の花瓶に生けられた
アイビーの葉も、心穏やかになった。
アイビーとレースのカーテン越しに外を眺めていたら、
灰色の雲の隙間から、春の陽の光が射しはじめた。

外に出て良かったな、と心から思った。

このカフェは、家の裏にあって、徒歩2分ほど。
また絶対行きたい、と思った。
外に出られて、良かった。
連れ出してくれた友人に、心から感謝した。
穏やかな午後と、美味しいブランチ、ご馳走さま。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○お知らせ○
過去記事<水底に至る - 境界性人格障害 - (04/06)>
に貴重なコメント、ありがとうございました。
当事者、健常者から今最もご意見をお聞きしたい病気ですので、
皆さんのご感想を、真摯に興味深く、何度も拝見しています。
然しながら、境界例について、色々と思うところあり、
私自身、まだ整理できてない部分があり、
心身供に不安定な状態で、記事によって、お返事が遅れています。
申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。
後日必ずお返事書かせて頂きます。



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境界性人格障害 | comment(12) |


2008/04/11 (Fri) 泥中万華鏡

歩いて数分で行ける川には、体調がいいとできるだけ行きたいと思う。
昨日、雨が降った大阪は、朝からは曇っていたけれど、
近所のカフェでランチを食べている間に、徐々に晴れ、
雲の合間から太陽が、数分おきに顔を出すようになった。
カフェは、お皿が凝っていて、メニューも一工夫も二工夫もされいて、
焼き物と、オリジナルな料理が大好きな私は、一度で気に入った。
スクランブルエッグトーストと、豆乳カモミールを頼んだ。
どちらも、最高に美味しかった。
食器にこだわっているのが分かったから、店主に聞いたら、
サラダの皿は、備前焼で、現地まで買い付けに行ったらしい。
次に店に行ったら、もっと詳しく聞きたい。
魯山人は、九谷焼から陶器に魅せられ、行き着いた先は備前焼だったとか。
そんな話を、連れとした。
ダライラマや、カースト制度の話なんかもした。
後は・・・・何か、とにかく色々話した。

殆ど灰色の空の下、淀川まで歩いた。
友達犬のところに寄ったら、
その犬の名前を、ちょうど居合わせた知らない子供から聞いて、
やっと知ることができた。
嬉しい。


淀川の傍に住んでいる私は、淀川には思い出が多い。
良い思いでも、思い出したくない思い出も。
でも、何か書いたり作ったりするときは、度々河川敷の草の上に座って
気儘に色んなことを書きとめたりできる、大事な場所。


同時に、「あや」と「あいするひと」二人の、大事な大事な思い出の品を
埋めた場所でもある。
愛鳥のインコを、泣きながら埋めた場所でもある。
他殺死体が流れ着いた場所でもあって、
ニュースを見たときには、私は、まるであの時、
言葉を失った時期、死に損なった死体が、
何年越しもして、流れ着いたような気がして、
見に行きたいような、決して近づいてはならない場所でもあった。
失語症だった時代に、何もできなくて、ただ毎日通って、
ただ毎日、ずっとずっと日が暮れて寒くなるまで座っていた場所もある。


私が、これまでで一番辛かった頃は、
もしかしたら、失語の時代だったのかもしれない。
今日、ふとそんなふうに思った。
私は、言葉を喋れず、殆ど聞けず、読めず、
音楽も聴けず、書くこともできなかった。

言葉どころか、感情も失い、呼吸する気力も失い、
自分であることを失い、全部手離して、空っぽだった。
いつ死んでもよかったし、死なないことも生きていることも、
いずれ死ぬことも、全部が全部、絶望だった。
こうしてブログを書けている私は、本当に本当に奇跡だ。
言葉を失った私は働けなくて、毎日、ふらふらと川に通った。


空っぽでも、死にたくても、生きたくても、とにかく空っぽでも、
川へは、自然と足が向いた。
私は、あの場所を愛していたのかもしれない。

言葉を失った私は、何が好きで、どこに行きたいのか、
何にも分からなかった。
自分の頭の中にこだましていた言葉も、とっくに全部失って、
何にも浮かばなかった。
言葉がないということは、考えられないということだと今になって実感する。


でも、川にはよく通ったなぁと、今日、思った。


今日、その当時、いつも座っていた場所に、うっかり近づいてしまった。
言葉を失っていた頃に、そこにいたという記憶しかない。
何年前かも覚えていない。
遠く、遠く、過ぎ去ったことに思えていた。

でも、近づいた瞬間、一気にわけのわからない真っ白なもので、
頭の中から、感情が全部消えた。
と思ったら、涙が、どっと溢れて、話すことも難しくなった。


連れに、ここは無理だ、と伝えて、その場所を離れた。
歩いているのか、何をしているのか、よく分からない感じに、ふわふわした。


言葉を失った頃のことを、私は、まだこのブログにうまく書けた試しがない。
言葉を失っていた頃の感覚を、言葉で書けないのだ。
何ともいえない。

死の恐怖とも違う。
何だろう・・・と考えて、「孤独の恐怖」なのだろうかと考えた。
真っ黒な闇のような孤独ではなく、真っ白な孤独だ。
強すぎる光に網膜を灼かれ、何もない、ただ強烈に真っ白なだけの世界。
でも、それだけではない気がする。
まだ自分でも、よく分からない。
過ぎ去ったと思っていたことが、私の中で生きていた。
フラッシュバックで頭が、真っ白になった。
その後から、頭痛がし始め、吐き気と呼吸困難が始まり、
歩くのも辛くなり、光がやたらと眩しくて眩しくて、気が遠のいた。


家まで、どうやって帰りつけたのか、
何か、ひたすらひたすら歩け、歩け、と自分自身に黙々と
号令をかけ続けていた気がする。


そんな日でも、収穫は、たくさんある。
ランチが美味しかったこと、楽しい店だったこと、
犬の名を初めて知ったこと、知らない人複数と話せたこと、
外に出られたこと、風を感じられたこと。
もっと、数え切れないほど、もっと、自覚してないだけで、
本当は、もっと収穫があった。


河川敷の芝生や道路の上で、
昨日できた水溜りは濁っていて、灰色だった。
雲間からのぞいた数分限りの太陽が、そこに映りこんでいた。
水中の不純物のせいで、太陽の光が乱雑に屈折し、
水面で七色に鈍く反射した。
美しくて、ただそれだけを、カメラにおさめた。
久しぶりに構えた、一眼レフだった。
今日、一番の収穫だったのかもしれない。
泥の中にも、虹が生まれることを生まれて初めて知った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント、いつもありがとうございます。
お返事が、大変遅れています。申し訳ありません。
明日以降、お返事を書かせて頂きます。
遠慮なくコメントくだされば、幸いです。
大きな大きな励みになっています。
読んでくださる方、コメントくださる方々へ、心から感謝を。


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境界性人格障害 | comment(6) |


2008/04/11 (Fri) 外は怖い

疲れた。
さっきまで自覚がなかったけど、疲れた。
一日中、頭痛がしていた。
頓服を飲んでも、効かなかった。
一度、難聴になった。

すごく、頑張っていた。
頑張りどころで頑張っただけ。
でも、頑張っては、いけないのだ。
肩の力を抜かなければ。
自然な私で、いなければ。


カウンセリングに、行けなかった。
理由を考えたけれど、分からなかった。
電話をかけて、カウンセラーと話した。
数日前の記憶も曖昧だから、手帳を見ながら話した。
手帳に書き込んである通りの毎日の体調を読み上げていたら、
今月は、ずっと体調が悪いことに気づいた。
生活に変化が起きすぎているのにも、気づいた。

一番思い出したくないことを、今月で既に二つ思い出していた。
ほぼ毎日、号泣していることも知った。
解離が悪化してから、特に「あや」を見てから、
再び、きちんと毎日手帳と日記をつけることを始めた。
一昨日、あやが喉元のあたりに立っていて、
彼女の頭頂部だけ見たことを伝えた。
動悸が止まらないこと、頭痛、吐き気、食欲不振、
祖母の命日、不規則に訪れる無感情と、号泣。

会話している途中で、一瞬、解離して、
先生の話に相槌を打っていたのに、全然聞いてなかったことに気づいた。
聞き返したら、私がカウンセリングに行けなかったことについて、
「話したくないというよりも、思い出したくない、何も感じたくないという
気持ちが強かったから、体が動かなかったのかもしれない」
と、言っていた。

1時間半迷って、着ていく服まで出したのに、行けなかった。
その理由は、本当は山ほどあったのだと分かった。
どうして、自分のことなのに、いつもいつも分からないのだろう、私は。


そういえば、昼間、瞬間に、ああ意識が遠のく、と思ったら、
前後が分からなくなって、倒れていた。
椅子の上だったから、怪我しなかった。
一瞬の出来事で、ちょっとおかしいなと思ったけれど、あまり気にかけていなかった。
でも、先生に指摘されれば、自分の体調が悪いから、
外に出るのも怖かったのだと分かった。
解離で、もう、怪我したくない。
外は、怖い。
家の中は、まだ安全。
外で解離して、記憶のない行動や買い物、怪我をする位なら、
家にいたほうが、まだまし。


ここに書いた全部、私は意識せず、自覚なく、
ただ、カウンセリングに行けなかった。
次回、今回休んだ分と合わせて約1万5千円、支払わねばならない。
カウンセリング受けてもないのに、お金を払うのは、一見損に思える。
でも、それでもどうしても行きたくない理由が、私にはあった。

これが自覚できるようになるまで、あとどのくらいかかるんだろうか。





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治療日記 | comment(9) |


2008/04/10 (Thu) 感性の証明

私って、最悪。
私は、感性で動くことしか知らないらしい。
衝動で動いてないだけ、まし。
でも、相手にしたら、最悪。


何でもかんでも、
人柄がまともそうな男性=恋愛に直結する境界性人格障害(ボーダー)。
散々、症状に振り回されてきた私は、相手がまともな男性だからといって、
恋愛に直結しないように、打てる手は打って、打って、
最後に、自分を試さなければ、安心できなかった。


ボーダーの症状を、自分でコントロールしつつ、
円滑に対人関係を築こうとした私が、
2,3日かけて考え出した策とは、突拍子もないアイディア。
思えば、一か八かの策。
今思えば、だ。

家に来た男性に、とにかくベッドに寝てみて、と言い募った。
冗談交じりに言ったけれど、私はそのうち真剣になっていた。
彼から、きっぱり断られた。
意味が、分からん。と。
それでも、私の横に寝ろと譲らない私。
嫌や、なんでやねん。
と、一切、歩み寄る気配のない彼。
何を言い出すねん、と、
理由を求められて、説明しようとするけど、うまく纏まらない。

ただ、彼が私を警戒し始めたのが分かって、
そうじゃない、そんな意味じゃない、と思った。
そういうのだったら、これ以上無理や、と言うから、
「そういうのだったら」の、「そういう」が暗に示しているものを知って、
ああ、まともな人だったら、私が彼を誘っているように考えるのが当然だよな、
と、思った。
でも、そうじゃなかった。

「そうじゃない」と、言ったら、「どういう意味?」と訊かれる。
どこから説明していいのか、分からなかった。
ただただ、布団被ったり、また起き上がったり、ベッドに倒れたり、の繰り返し。
ちくしょう!
と、言いたかった。
そうじゃない。そうじゃない。そうじゃない。

私は、彼を試したいんじゃなくて、自分を試したかった。
相手が男性だからって、恋愛しかないわけじゃない。
友情だって、いいだろう?
知人だって、いいだろう?
仕事仲間だって、いいだろう?
恋愛以外の選択肢だって、あるって確かめたかった。
ボーダー思考から、抜け出しつつある自分と、自分の脳と、自分の体と
自分の心を、自分自身に証明したかった。
そこを通らないと一歩も前に進めない、と思っていた。


ボーダーだからって、あなたに変な色目を持ってるわけじゃない。
あなたも、私に危害を加えない。
そんな、互いの了解が欲しかった。
目に見える、確かな形で。


私は、いつだって馬鹿みたいにストレート。
本音を隠す必要があるなら隠すけれど、
訊かれれば、いつでも大抵さらけだす。
人という生き物が、好き。
でも、人の心というシステムが、恐ろしい。
矛盾を埋めるために選んだのが
「私の横に寝てみて」だったんだろう。



自分でコントロールできていることを証明したい、と言ったら、
自分でコントロールできていると分かっているなら、
確かめる必要はないだろう、と言われた。

確かに、そうだ。



提案を拒絶されると、悲痛な気持ちに襲われた。
予想外の、痛手。
それしかない、と考えていただけに、絶望に突き落とされた。

一方で、時々おかしくもなった。
私が女性だから、おかしい奴で済む。
私が男性だったら、最悪だ。
ただの下心にしか、見えない。
「これって、私の方がまるで男みたいですね。
まるで、EDが治ったかどうか女で試したがる男みたい」
明らかに、私の提案に、度肝を抜かれていた彼は、
思わず、というように、笑った。


この話は、もうやめよう、と彼が言うから、やめた。
切り上げたつもりが、話を戻してしまった。
知らない間に
「とにかくベッドに寝てみたらいい」を、また連呼していた。
「またそれかい」とツッコまれたから、ああ、と自分で気づいて、
激しい自己嫌悪で布団を頭まで被った。
うまくいかない。
思い通りに、いかない。
泣き出しそうな気持ちを、こらえた。
彼が「また明日、来ます」と言ったから、顔を出すと、
帰り支度を終えて、玄関に向かっているところだった。
とにかく見送らなければと、後を追った。

ドアを閉める間際になって、ようやく一言、言葉になった。
「私が、危険じゃないって証明したかった」と、言えた。
自分の言葉が、自分の心にようやく真っ直ぐ届いて、
ああ、これだ、と思った瞬間、涙が止まらなくなった。

ボーダーだからと、壁を作られたくなかった。
ボーダーについて知ってもらおうとしていた私が、
自分は、ボーダーではない、と伝えたがっていた。
馬鹿げている。



この思考、この言動はボーダーだろうか、と訊いたら
「分からない」と、返ってきた。
私も、分からない。
どうしよう。

私特有の、人との親密さの作り方のようにも思う。
恐る恐るの不信を、一足飛びに飛び越えて、
自分自身にとってストレスのない、親密さの作り方。
こういう発想を、いつもしてないでもない。


進捗状況に、早くも自分自身に点数を付けずにいられなくなってきた。
今、何点? と、とにかく訊きたい。
点数を付ける段階でもない、と言われて、確かにそうだ、と思いなおし、
しかし、点がつくまでもない前段階の自分に絶望したり。
これは、AC(アダルトチルドレン)の特徴。
また、これか。
まだ、ここか。
全然、進歩していないどころか、振り回されっぱなしの自分を自覚した。

多分、私が人を信じられないようには、人は人間不信ではないのだ。
何が何でも、突拍子もない方法であろうが、セクハラだろうが、
実行に移して試さずにはいられない私が、異常なのだ。
強烈な見捨てられ不安を感じたときに、試さずにいられない「試し行動」は、
ボーダー(境界性人格障害)の顕著な症状の一つ。


ボーダーって、最悪だ。
ボーダーって、最悪。
ドアを閉じて、わーわー泣いた。
布団を被って泣いた。
でも、どう考えても、この発想がボーダーなのか、
自分のオリジナルの意思表明なのか、表現方法なのか、
全く分からなくなった。


少しだけ、慣れたこともあった。
ボーダーの感受性を、うまく抑えられた自分の成果も、実感できた。
自信が、ついた。

なのに、最後の最後で、この大失態。
なぜ、逆セクハラみたいな発言を、したのか。



「何でもいいのだ」は、やめることにした。
彼は、私がかなり無理をしているという。
私は、無理など一切していないと、その度に言い募る。
何でも出来る、と言い切る。
でも、彼から言われた。
「何でもいい」は、やめて、「駄目なんだ」でいいじゃないか、と言われた。
そうかもしれない。
理屈は、よく分からない。
でも、「駄目なんだ」が、今の私の本当なのだろう。
私は、よく自分を騙したがる。

カウンセリングに、行けなかった。
これも、自分を騙したいときの特徴。
何も怖いものなど、感じたくないときの、特徴。


逃げている。
逃げていた。
たった数時間前まで。
今、真実に気がついた。


さあ。
どうする。
明日は、病院だ。
大阪は、午後から晴れるのだとか。
私は、自分を立て直せるのか。
「今の私は無理をしている」
「今の私は駄目」
ここから、今から、立て直す。
明日の朝まで、あと数時間。
立て直さなければ、進めない。
立て直してみせる。




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境界性人格障害 | comment(4) |


2008/04/09 (Wed) 蜥蜴のしっぽ切り - 自我同一性障害 -

20080409dia.jpg

3冊 しめて300円。

<病院 2008.4.5>


薬だけ取りに行くつもりで、病院へ行ったら、
土曜日なのに案外空いていた。
予約なしでも1時間待ちで診察が受けられるというから、待つことにした。

外出を申し出て、1時間、病院の近所を歩いた。
満開の桜や花が美しくて、何枚も写真を撮った。

ノートを買った。
何かを始めようというとき、私は必ず無意識に、新品のノートを買う。
一目惚れして、一色だけでは可愛くないので、三色買った。
縦長の形が気に入った。
銀色の背表紙も。
厚手のビニールのカバーも。
今月買う予定の、北欧の木のデスクに似合いそう。


病院で、境界性人格障害の症状について訊く。
私の病状は、複雑で難しい、と医師。
確かに、最早私も、一体どこからどこまでが
オリジナルの自分なのか、どこにどの症状が表れているのか、
体調不良一つ取っても、どの病名があてはまるのか、
10近い病名がついている私には、判別できない。

夜、眠れているかと訊かれたので、多分、と答えた。
このところ、規則正しく寝起きが出来ているし、
中途覚醒もなければ、酷い過眠というものも、ない。
ような、気がする。

解離が度々あることは、報告した。
覚えのない買い物が、少し増えていること。


医師にとって、最初から現時点まで、焦点をあてているのは、
この解離についてだ。

人格と名前について、また説明を受けた。
私なりの考えも伝えた。
つまり、病名などどうでもよくて、事実だけを見ようという姿勢。
別人の存在を自分の中に感じること、見えること、
時間が飛ぶこと、覚えのない買い物があること、
感情が自分から離れていくこと、
相変わらず、本名もどの名前も一切自分のものだと思えないこと。

何病でも構わない。
この症状さえ、消えてくれるならば。
症状が残ってもいい。
せめて、オリジナルな人生を送ることができれば。


主治医のN先生は、例え話が的確で、いつもはっとする。
私の中の存在「あや」や、名前がない私、記憶のない幼少期、
これら全てを、一言で表現した。

「蜥蜴のしっぽ切り」

身の危険を感じたとき、敵から攻撃を受けたとき、
せめて本体だけでも生き残ろうと、
自分の体の一部を敢えて切り離す苦肉の策。
いわば、防御本能が生み出した知恵。

「本体だけでも、生き残ろうとしているんです。
本体だけでも、守ろうとしたんですよ」

N先生は、言った。


自分が遠ざかっていくのを感じた。
会計を済ませて、薬を受け取り、外に出て、
帰途についている途中で、段々と実感が湧いてきた。

「あや」は、蜥蜴のしっぽらしい。

色んな意味を含んでいると思った。
私が生きていくために、自分から名前を切り離したり、
「あや」を憎んだり、記憶を手離したり、
それらは、全て、生きるため。
敵の囮として、使うため。

逆説的に考えれば、それらは全て、元々は私の所有物。
私という名を名乗るものたち。


疎ましい「あや」という存在が、何か気の毒に思えた。
敵に晒され、一番に傷つき殺されたのは、あやなのかもしれない。

「私のために、あやは傷ついてくれた」

と、考えられるのなら、どんなにか、いいだろう。

けれど、何かどうしても、私とあやは別人であって、
一緒にされたくないという思いが強い。
私があやに対して何かしてやる義理も恩も関係性もなければ、
あやが私のために何かする義理も恩も理由もない。

完全別種の人間が、私の中に同居している感覚。
あやの考えが、読めない。
そもそも、思考などあるのかも分からず、
でも、たまにあやが見ている夢が、私の中に流れ込んでくる。

もっともっと、それ以前に、
「私のために」の、「私」が誰なのか分からない。
ここで、こうしてキーボードを打っている「私」のことを指すのだろう。
でも、感情がない。
痛覚がない。
悲しみの感覚がない。


通院日から今日まで、ずっと考えるともなく考えていたこと。
蜥蜴のしっぽに、痛覚は宿るのだろうか。
己の運命を嘆く心は、宿るのだろうか。
生き残るための知恵が生み出したシステムなら、
しっぽに痛覚は、必要ないだろう。
だとしたら、感情を持たない今の私は、恐らくしっぽだ。
あやだけじゃない。
私も、しっぽに過ぎないのかもしれない。
生々しい愛情や悲しみを持っているであろう、あやの方が、
それなら本体なのかもしれない。


明日、私は私でいられるのだろうか。
私は、私のために、私を切り離す。
せめて、死刑執行が、一瞬で終わればいいのにと願っている。
死の世界と、夢の世界は、似ている。
どちらも、痛みや悲しみや喜びを、この体から奪い去る。
感情がないまま、明日を迎えるのか。
体の底には、傷つけたい欲求が疼いている。
私も、誰も、何もかも。
壊れてしまえ、と疼いている。
だから、私は、私を閉じる。
何ひとつ疵付けてはならない、壊してはならない、と
私が、私を制御する。
一匹の蜥蜴に、しっぽが数十本。
それぞれに蠕動し、疼き、
絡み合い、蠢き、長いしっぽをしならせ地を叩き続ける。
鱗を鈍く光らせ、一斉にのたうって、
切り離せ! 切り離せ!
と、口々に喚き散らす。

難聴が、やって来た。
キーボードの音は、ほとんど聴こえないのに、
なのに蜥蜴のしっぽの絶叫は続く。


○コメントくださっている皆様へ○
コメントは、ひとつずつ丁寧に拝見させて頂いています。
いつも、応援くださって、ありがとうございます。
現在、精神状態、体調共に、大変不安定です。
お返事が、遅れます。
申し訳ありません。


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解離性同一性障害 | comment(8) |


2008/04/09 (Wed) モルモットの電気椅子

馬鹿げた話だけど。
急に怖くなったんだ。
頭が、ぼーっとなったんだ。

自分から差し出しておいて、
いざとなったら逃げ出したいんだ。


餌として相応しくないと思ったんだ。
それとも、使い途がないから、せめて喰われようと思ったのか。

よく、分からなくなったんだ。


あやが、また現れて、
今度は、下のほう、私の喉元のあたりにいたんだ。
距離にして、数メートル。
不思議な距離感。
でも、確かな距離感。
あやの意図が、読めない。
そもそも、意志など持っているのか。
怠惰な子供め。
邪魔。邪魔。邪魔。



メールの、たった数行の言葉に、
大人の私はみっともなく慄いて、
ああ、もう駄目だ、と観念したんだ。
差し出さねば、ならない。
差し出さねば。
決行の日が、近づいている。


永久に埋まらない溝を知ったんだ。
どこまで行っても、恰好の屑か塵か餌なんだ。
餌になれるだけ、幸いなんだ。


神への生贄を望んだ人は、最後の瞬間まで
怖気づかなかったのだろうか。
恐怖に、慄きはしなかったのか。
後悔は、しなかったのか。
誇らしく、死んだのか。
涙を流さなかったのか。
痛みに絶叫しなかったのか。
食い破られる己の肉を目にし、
狂おしく心乱れなかったのか。


何かが、死のうとしている。
起死回生。
生きようとも、している。
この体は、ひとつだけ。
できることも、ひとつだけ。

死と生が、同時にやって来る。
宣告の通知が来た。


死刑宣告。
モルモットの電気椅子。
運命を悟って、自ら椅子に駆け上がる、愚鈍なモルモット。
モルモットは、子供に似てる。
無謀で無茶で自棄的行動。
電気椅子のスイッチを、無数の見知らぬ人々が
気まぐれにオンにする。
好奇と期待の目の前で、モルモットは丸焦げに。

そんな想像、したくない。

賢明とは、何だっけ。
知恵とは、何だっけ。

怖い。怖い。怖い。




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境界性人格障害 | comment(4) |


2008/04/09 (Wed) bounce, bounce, bounce.

数日前から気づいたこと。
夕飯時になると、動悸が止まらない。
夕方5?6時位から始まり、寝るまで続く。
以前から、この時間帯に体調が悪化することは常だが、
明らかな動悸や吐き気は、このところで最高潮になっている。

安静にしていたら、動悸が治まるかというと、そうでもなく、
どっちにしても動悸がするので、動くことにした。
さっきまでは寝ていたが、これでは、やりたいことが捗らない。

実家に頼んでいた荷物が、届いた。
箱のど真ん中に、デジタルの一眼レフカメラ。
もういいよ、向いてねーよ、と実家に置き去りにしてきたが、
こうして手元に戻って来ると、ズシリと重いカメラが懐かしい。
もう一度、カメラにもチャレンジしてみよう。
持って帰って来れなかった靴が三足、
消しゴムハンコと道具類と、自分で作った写真集と、アルバム。
それから、何着もの服。
朝から捨て魔と化していたのだが、やっと減ったと思ったら、
荷物が届いて、物が追加。
あらためて、自分の靴の多さに驚く。
一時期、靴箱ごと、あらかた捨てたのだが、知らない間にまた増えている。
私は、もしかして靴が好きなのか。
実家に残してきて、一番恋しかった黄色いミュールが戻ってきた。
白と黒のパンプスも。
嬉しい。

バスルームで割れたガラスと砂を、ようやく片付けた。
サハラ砂漠化計画は、頓挫したのだった。
よく考えたら、危ないから。


ああ。
動悸が、止まらない。

昼間、友達と話した。
病気と病名について、話した。
診断名なんて、どうでもいいよね、と話した。
本当に、どうでもいいものだ。
なぜ動悸がするかって。
考えても分からないし、一人で考えることは危険だとカウンセラーに言われている。
安静にしていればいいかというと、そうでもない。

じゃあどうするかって、やりたいことを、やる。
限界が来たら、寝る。
単純なことなのに、難しい。
シーソーのそれぞれの側に、
うさぎのような心と、うさぎのような体が乗っかっていて、
交互にピョンピョン飛び跳ねる。
加速するジャンプに、激しくシーソーが跳ねる。

右、左。右、左。

1,2。1,2。1,2。


動悸が、止まらない。
鼓動が止まるよりは、まし。




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境界性人格障害 | comment(0) |


2008/04/07 (Mon) 腐ってたっぽいサラダ と わたし

この記事はリアルタイム中継のような形を取っております。

私、つい2時間ほど前に
腐ってたっぽいサラダを食べました。
前回の牛乳は、過ぎていたとはいってもチンして火を通したものですが、
今回は、ナマモノです。
前回の牛乳よりハードルの高い実験です。
賞味期限は、1週間過ぎていました。
ペロリと美味しくいただきました。
けれど、文鳥が見に来て、こりゃ腐ってるぜ、と言わんばかりに
首を振った姿が、印象的でした。
生タマネギ、生トマトなど入っていて、どちらも危険度は高いです。
タマネギが、エマージェンシー。
タマネギ、当たると酷いらしいですね。
はらはら。
どきどき。
今のところ、問題なし。
ちょっと吐き気がします。
でも、前回同様、「病も気から。腐れも気から。」
気のせいだと、思います。
暢気に、カフェオレとかすすってます。


こういうアホに走らねば、もうやってられません。
忙しい。
一日48時間くれ!と先月は思っていましたが、
今月に入り、一日72時間くれ!と、従来の三倍増しの願望になっております。
スケジュールが早巻きになり、昨日は頑張れたものの、
今日さっそく、ダウンしました。
大阪は、しとしとと雨だったせいか、低気圧に敏感な文鳥たちは
一日中大人しく、お陰さまで眠っていても、むくに噛まれずに済みました。

怖い夢を見ました。
樹木に、人の大きな顔が実っていて、目を見開いて私を見ている夢。
でも、私は負けなかった。
負けるもんかと見返していた私がいたから、
目が覚めて、今の私の不安も前向きな気持ちも両方を受け止められました。


バスルームは、相変わらずサハラ砂漠となっていて、うんざりです。
サハラ砂漠っていうか、あれくらいだと規模としては鳥取砂丘かな。
何日も経つ気がするけど、時間もなければ、片付ける気力もないです。
いっそのこと、ラクダとかやしの木とか置いて、
バスルームは、もう砂漠にしてしまおうか。
スフィンクスとか、ピラミッドも置いてみようか。


ついこの間まで、食器洗っては寝込み、ブログ書いては寝込み、
散歩したら二日寝込み、をやっていた私に、どっと押し寄せたスケジュールの数々。
こなせると思いきや、睡眠には勝てず、今日は一日寝てたような・・・?
何かしたっけなーと思い返しても、夢の中で木に実ったオッサンと
睨みあってた記憶が一番強烈です。
オッサン、こえぇぇ!

後は、友達と電話で話せたこと!
これは大きい。
リフレッシュでした。
おもろくて、ずっと笑ってました。
人の縁が、本当に本当にありがたくて幸せです。
今日は、私に必要な休息日だったのかな。
うん。
きっとそうだ。
明日は、また活動再開です。


本題に戻りますが、今回のタイトルは、我ながら社会派ですな。
ペコちゃん然り、船場吉兆然り、赤福然り、白い恋人然り。
もはや食品の表示に一切信頼が置けなくなった現代社会において、
鉄の胃腸を自負するこの私が、どこまで腐ってたっぽい食品と対峙できるのか、
どこまで私の胃腸は鉄壁なのか、もしくは、消費期限があてにならないのか、
身を張って情報発信できますことに、深い意義を見出した今日です。
赤福は、私何個食べても吐かない自身があるので、
改竄されていても、販売されれば買って食べます。
赤福は、食べます。


一点、お分かりいただきたいのは、実験のために腐らせているのではないということです。
冷蔵庫に、覚えのない食品が入っています。
解離のせいだと思いますが、最近、ちょっと激しいです。
サラダ買ってたとか、知らなかったもの。
温泉卵を何故3パックも買ってきてあるのかも、謎です。
ある日冷蔵庫を開けたら、入ってました。
好きなのか?私。

活動量が増える、スケジュールを詰めるにつれ、
解離が増えることは覚悟してましたが、ちょっと予想外に増えています。

先日は、銀魂の新刊を買えたのですが、ああ、帰りに買わなきゃ、と思っていたら、
既に鞄に入っていました。
パクッたのかと焦ったけれど、解離しても銀魂をいの一番にどっかで買ったようです。
ついでですが、前巻の銀魂新刊入手時の痛い話はこちら↓
◇すべてはボックスドライバーで報われる
ちょっと自分でも、うわぁ・・・と引くくらい銀魂が好きなので、
解離しても、ちゃんと買ったのでしょう。


前回をご存知の方はお気づきかと思いますが、
賞味期限過ぎた食べ物 v.s わたし シリーズがスタートしております。
◇腐ってたっぽい牛乳 と わたし

食べ物と私の戦いです。
美味しく頂きながら戦うシリーズ。
皆さんは、どうでもいいでしょうが、私個人としては、スリリングで
若干、病み付きになっています。


次回のシリーズ第3弾では、
「芋けんぴ と わたし」 でお送りします。
今のところ牛乳にも勝ち、サラダにも勝つ予定ですが、
芋けんぴには、既に戦いを挑んで玉砕しました。
敗北により、軽いトラウマを残し、
芋けんぴは今年はもう食べることはないでしょう。
手痛い黒星です。

腐る程寝たけれど、また眠いので、そろそろ寝る準備をします。
サラダと戦っただけでも、今日は意義深い日でした。
明日から、また邁進して参ります。
くだらん文章をここまで読んで、後悔した方、すみません。
私が、ですます調で書いている文は、大抵下らぬ駄文です。
そういうことは、一番最初に書くべきですね。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
久しぶりに、まったりと夜を過ごしてみました。
お付き合いくださって、ありがとう。



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プロフィール

美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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