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2009/03/13 (Fri) 夢の記録<神殿と硬貨の島>2009.3.13

夢を見た。
沖縄にジェットボートで向かっていた。
運転していたのは、誰か私が知っている親しい男性だ。

海は真っ青で、空は晴天、白い波しぶきをあげてジェットボートが凄いスピードで波の上を滑っていく。
向かい側から、赤いボートが同じ位のスピードで向かってきた。
運転している男性は、慣れた手つきでハンドルを切り船と交差した。
男性の後ろにつかまって海上から島を見ていた私は、風で穴があいた巨岩を見た。
その奥に、岩でできた神殿が建っていた。
黄土色の岩の神殿から、水が静かに流れ落ちているのが見えた。
神秘的で興味を惹かれたが、少し怖い気もした。

男性はボートを島に横付けた。
荒っぽい停船のせいで私も男性も、島の砂浜に放り出された。
柔らかい砂が受け止めてくれて、私達は笑った。


砂浜の上にいる人たちが、何か不穏な動きをしている。
自分の足元を見てみると、あちこちに筒状に砂の地面に穴があいていた。誰かが掘り返した跡だ。
砂をかきわけてみると、硬貨が縦に一杯詰まっていた。5円、10円、100円硬貨。それぞれが穴に一列に縦に詰まっている。
皆口には出さないが、誰かに気取られないように取ろうとしている。
私も、隙間に指を突っ込んで手探りで出来るだけ手に入れた。少し後ろめたく、少し楽しかった。
そのうち知人が穴のありかを突き止めるために、薄暗い部屋でダウジングまで始めた。
畳やカーペットの下にも、硬貨は詰まっていた。

私は、パーカーの両側のポケット一杯に硬貨を入れた。
1000円にはなったかも!と男性に言った。それは安い金額ではなく、嬉しかった。
重くなったパーカーのポケットを押さえて、男性のあとについて小さな洞穴を出た。
空が青く、砂は柔らかくて、爽快だった。




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夢記録 | comment(2) |


2008/05/07 (Wed) 枯れよ群青

微熱で、とろとろと炙られる。
血と肉が、蕩けて、うだる。

ふと目をあげると、そこにいる。


小さな古びたアパートの、
カンカンと高い音を響かせる鉄の階段の下、
スカートを広げてコンクリートに座り込み、
冷たい鉄板に頬杖をついて、
段と段の間から、向こう側を、ぼんやり眺めていた。
手が届くか届かないかの距離に、レンガ色の植木鉢が一鉢置いてある。

土は、見えない。
鉢から、柔らかな黄緑色のすすきのような葉が、さやさやと流れている。
中心部から、すっきりと伸びた茎の先に目をやると、
群青色の小さな花と実が、いくつも生っていた。

アパートの影の下、ひんやりとした空気の中に、群青色が深く光る。
さほど太陽を欲しがる植物ではないのだろうと、
氷のように冷たくなっていく肘を感じながら、ぼんやり眺めた。
綺麗。
このまま眺めていようか。
綺麗。
綺麗なものを、眺めていようか。


ふと鉢に腕を伸ばしてみる。
無邪気で無為な思いつき。
階段の隙間から、白い腕が届きそうで届かない。
手を伸ばして、指を精一杯伸ばして、
白い手の甲が、アパートの影の下、ゆらゆら海月のように揺れる。
爪先まで伸ばしたら、薄い貝殻のような爪が鉢に届いた。
遊び心で、ついと押した。
爪先に、植物と土と鉢の重みを感じた。
鉢は、呆気なく向こう側に倒れた。


あと少し、腕を伸ばして鉢を裏返した。
初めて、鉢が、ゴトンと音を立てた。
艶やかな群青色の花びらも、瑞々しい群青色の小粒の実も、
柔らかな葉のしげみも、土と鉢の下敷きになった。

眺めてみた。
愉しみが、できた。

スカートの中に隠した裸の足を伸ばして、
冷たい鉄板に片頬を乗せた。
柔らかい頬が、白く冷たく凍り付いていくようで心地いい。
まぶたを上げて、引っくり返った鉢を眺めた。

枯れるまで、眺めていよう。
このまま手を触れず。


鉢は引っくり返ったまま、植物はひしゃげている。
折れた茎の先に、群青色の実が見える。
綺麗。
音がない。
この世界には、音がない。
綺麗な鉢がひとつきり。


枯れるまで見ていよう。
枯れないのだろうか。

とろとろと、考える。
音がないと、時もない。
鉢は、ひんやりとした空気の底に横たわるだけ。

音も時間もここにはないから、
水に溶け込むように、思いが淡くよぎるだけ。


枯れたらいいな。
思いも、枯れればいいな。
一旦終えるのも、美しいことだもの。

枯れればいいな。



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夢記録 | comment(2) |


2008/03/20 (Thu) 熱唱オレンジ

夫ある女性と、妻ある男性、ひとりの私。
三人は、親友であり、恋人であり、
世界中で一番大切な存在。


三人、それぞれに生きていくことにした。
互いに、決めた。
悲劇的な別れ方じゃなかった。
お互い、愛し合う心に何の偽りもなく、
ただ、みんな、臆病で賢明で自由だった。


けれど、最後に偶然、男性の後姿を見たとき、私は迷った。
一度決めた心を、捨てていいのか迷った。
彼を、見失ってしまう。
私は、感情の何もかもを振り切って走った。
彼を、追いかけた。
地面を蹴って、息を切らせて走った。
彼の姿を探した。
走り続けた。
夢の中で、私がちゃんと走ったのは、初めてだった。
春の柔らかい陽の下、坂を駆け下りた。

自宅に入ろうとする男性を、必死に呼び止めた。
私の姿を見て、優しい彼は、嬉しそうに笑った。

彼の家は、彼が設計した最新の美しく住みやすい家だった。
そこで、彼が別れたがっている妻と会った。
小さな男の子とと女の子もいた。
妻は、彼から聞いていたように、料理が上手だった。
そして、清潔で美しくて私は、彼女が嫌いになれなかった。
幸福な家庭に思えた。
なのに、私とアルコールが必要なひと。
ただ、ただ、彼が不憫だった。


妻が作ってくれた料理を、全て食べた。
メニュー一つ残らず覚えている。
きれいに盛り付けられ、工夫された美味しい料理の数々。
妻と、彼と、二人の小さな可愛い子供達。
楽しかった。
けれど、私は倒れた。
食卓での団欒は、私には不可能だ。


彼が私の車椅子を押してくれた。
私のマンションまで送ると、携帯で妻に話しているのを聞いた。
私は、体の自由がきかなかったが、思考は動いていた。
優しい人。
だけど、曖昧な人。
でも、どれも大切。
大切。
優しい人。


彼と二人きりになったとき、私は彼の額に額をくっつけて、
私の最後の願いを届けようとした。
彼は、私がふざけているのかと思ったのか、笑っていた。
くっつけた額が温かかった。
彼を愛している、とまた確信した。
言葉が見つからなかった。
探るように、ぽつぽつと話しはじめた。
胸の中に眠らせていた情熱が一斉に芽吹いた。
柔らかい芽が土を押し上げ、みるみるうちに伸び、
瑞々しい葉を天に向かって伸ばし、つぼみをつけ、
つぼみは綻び、無数の花弁が深呼吸するように大きくほどけ、
この世の美しさとは思えぬ大輪の花を咲かせた。
体に流れる情熱と血の色を、太陽の炎の色で溶いたような赤とオレンジ。

彼が愛しくて愛しくて、独占欲はひとつもなかった。
ただ、彼が生きていること、彼を愛していること、それだけが大切だった。
彼がいるから胸の中に咲く花が、愛しくて愛しくて、
彼が生きているだけで、今や明日や未来がどんな形を取ろうとも、
取るに足らないこと。


温かい彼の額に頬を寄せて、泣いた。
溢れだす想いは、ひとつだけだった。
涙で何も見えないから、瞼を閉じて囁いた。
声が震えた。

私があなたを幸せにしたい。
私にあなたを幸せにさせて。
私にあなたを幸せにさせて。


彼は、泣いた。
男らしい顔を歪めて、震えながら泣いた。
ときどき、私の目をのぞきこんで笑った。
泣きながら笑う彼の目は、涙と優しさで潤んで、
世界中で一番美しい目をしていた。
愛しくて愛しくて、泣きながら笑って、彼を抱き締めた。


愛されたいと思っていたのは、勘違い。
私が彼を幸せにできるのなら、
それ以上何も欲しいものなどない。
答えはいらない。
彼が幸せになるのなら。
彼が彼自身を愛せるようになるのなら。


彼にしか聞こえないように、
大切に囁くのは、ありったけの祈り。
届かなくても、祈り続ける。
生まれたから、祈るだけ。
芽生えたから、花が咲くだけ。
生きているから、唄うだけ。
愛しいことに、理由はない。

胸に咲く大輪の花の花弁は、
炎の色をしているのに、艶やかに瑞々しく、柔らかい。
こんなにも美しく誇らしく柔らかい燃えるような花が、私の胸に咲くなんて。
彼は言葉を忘れた花のように震えて、静かに涙を流し続けた。
私は、愛しくて愛しくて、柔らかくて温かい彼にもたれた。
二人で声を上げずに、静かに泣いた。
もう何もかも満たされた。
これ以上なんにもいらない。




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夢記録 | comment(20) |


2007/10/16 (Tue) 過眠

朝食と昼食の時間以外、延々夢の世界にいた。
弟が途中で寝すぎじゃないのかと心配して
起こしにきた位、ずっと眠り続けていた。
計14時間。
眠りが浅いから、睡眠時間が足りないのだろうと思う。
眠ることは夢の世界へ行くことで、休息にならない。
今日は長すぎるリアルな夢だった。
どこか日本の知らない大家族の後妻になったり、
とある会社の部下になったり、兄弟を養ったり、
二度殺されたり、スポーツをしたり、写真を撮ったり、
東京を飛んで逃げたり、
体を改造されて何度も何度も繰り返し殺し合いをさせられた。

舞台や設定、自分自身の姿さえ定まらないのに
いつも夢の中の世界には統一されたルールがある。
世界が、ルールから決して逸脱しない。
同じ空気感があり、同じ地図上の出来事だと、
私自身が常に認識している。
不思議だ。

今日で持参した薬は全てなくなった。
明日は、待ち続けたサッカーエジプト戦。
時間までには、マンションに帰りたい。
勝ちますように。





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夢記録 | comment(0) |


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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

講演活動・ユーストリーム放送しています。
講演のご依頼ご相談は、当ブログメールフォームからお願い致します。

診断名の有無に関わらず、生き辛さを抱える方々と温かい繋がりを目指しています。ご感想ご意見など、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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