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2009/08/14 (Fri) デッサン 梨  ? 油絵を描く日まで ?

20090814.jpg


今年一番の躁状態だった頃、ダンスやバンドと同じく、半ば衝動的にネットで高級油絵セット(天然木箱入り)を買った。サイズ違いのキャンバスまで3枚も同時購入した。あの時は、ものすごいやる気であった。

ダンスとバンドは始めたが、油絵を始めることは出来なかった。
ダンスレッスン代に加えて油絵教室代までは捻出不可能だ。

興味を持った趣味は、大抵独学でやってきた。
というか私は人から物を習うのがあまり好きではなく、習っていても自分の好きにやれなければやる気を失う大人気ない人間なので、油絵も独学でやってやろうと試みたことは何度もあるが、実際の私は油絵セットのセット内容も理解できず、金属のヘラ状のものは何なのか、小瓶に入った怪しげな液体は何なのか、キャンバスをどうしたら良いのか、何一つ分からず見事にお手上げで、せっかくの高級油絵セット(天然木箱入り)は、一度蓋を開き蓋を閉じ、それきり今日までデスクの下で眠り続けてきたのだった。

初手からこんなに敗北感を味わう趣味というのも、これまで出会ったことがない。
油絵は、なんだか今までのようにはいかない敷居の高さを感じた。
移り気なので、そのうち油絵はどうでも良くなり、以前のように見ることだけ楽しんできた。


そんな折、ある展覧会に出かけ、ある画家の先生と知り合い、その先生I氏に、「きみは来年、油絵と写真を出展する」と、強引に決められてしまった。
「写真は出しますが、油絵は描いたことがないので無理です」と言ったにも関わらず、I氏は頑として譲らなかった。「描ける描ける」と言うばかりであった。私の絵を見たこともなければ、写真だって一度も見たことがないし、そもそも私と彼はその日初対面だったのだ。
強引という他、いいようがない。

私は、その日から原因不明の憂鬱さに囚われ、7月の一時期を過ごしていた。
絵なんてクソ喰らえだ。
というまでに、一時期心が荒んだ。何故なのかは分からなかった。とにかく、多少やる気があったのに、画家のI先生と会ってから一切のやる気が失せてしまったのだ。


理由が分からない鬱状態は、非常に疲れる。
というわけで、I先生との事をカウンセラーのM先生に相談した。何日かして、憂鬱の理由を掴んだ。更には、そこから脱する方法をM先生に教えて頂き、それを知った瞬間に私はやる気を取り戻した。鬱状態がリセットされ、絵を描いてみようという気にまでなった。

偶然目にした講座に申し込み、1日限りのデッサン教室に行ってきた。過眠が酷くて、デッサンなど嫌でたまらなかったのだが、遅刻しながらも行って来た。行ってみたら、あまりの面白さにはまってしまった。

冒頭の画像は、私が生まれて初めてのデッサンで梨(多分幸水梨だった)を描いたものだ。
歪んでるやん等という指摘は、間違っている。
モチーフにと渡された梨が、実際歪んでいたのだ。
(影の方向がおかしいやんという指摘は正しい)

真直ぐな線や、まともな円すら描けないのに、いきなり歪な梨を渡され、見ながらデッサンするように言われた。まん丸であれば良いものを、歪な果物は相当に難易度は高かった。

しかし、ああいう先生というのは凄いもので、たった60分の間にデッサンの基礎の基礎が分かったような気分にさせてくれる。一度もデッサンというものをやったことがないのに、教室のその場の空気やら勢いやらで、どうにか梨っぽいものが描けた。
帰りに合流した友達に見せると、「想像してたよりデッサンぽいな」という、褒め言葉なのか何なのか分からないが、まあ悪くない評価だった。
デッサンへの苦手意識はなくなった。お陰でほんのちょっと、油絵への苦手意識も弱まった。今日や明日は無理でも、来年の展覧会の時期には一枚くらい描けていそうな気がしてくるのであった。それは多分、私が調子乗りだからなのであった。


家に帰って改めて見てみると、梨ではなくピーマンに見えた。
何故ピーマンに見えてしまうのか考え、手直ししていると、ピーマンですらない、ただの黒丸に見えてきた。デッサン教室の先生は「まるで本物がそこにあるかのように描くべし」と言っていた。梨に見えなければ、梨を描いたことにはならないではないか。

以来、スケッチブックを常に机の上に広げて、通りがかった時に思いつくまま、ちょこちょこと描き込み始めた。教室でのアドバイスを思い出しては考え込み、消しては描き、消しては描き。
努力の甲斐あって、一応本日、私のデッサン一作目「梨(多分幸水梨)」が完成した。

ど素人なので恥もクソもない。
これがどの程度の完成度なのか私には判別しようがないのを良いことに、完成したことだし公開してみることにした。
そこそこやってきた写真だとか文章だとかダンスだとかなら、恥ずかしくて絶対にやれない暴挙だと確信する。知らないとは幸福なことだ。絵は、自己満足に楽しんで行こうと思う。何も分からず一から挑戦するというのも一興だ。

講師の先生が仰っていたが「デッサン力は筋力と同じ。鍛えたら鍛えた分だけ力がつく」そうだ。しばらく、色んなものをデッサンして、我流で好きなように練習してみようと思う。どんだけ変な絵でも、迷わず載せることにする。どうせドラえもんも満足に描けないマイナスからの出発なのだし、失うものは何もない。
恥はかき捨て。上達の過程(或いは進歩のなさ)を、読んで下さる方と楽しめたらそれでいいなと思う。

果たして来年の展覧会までに私は油絵を一枚でも描くことが出来るのか。
来年もブログを書き続けていることに違いはないので、読み続けて下さる方がいらっしゃれば、どうか生温い目で見守って頂ければ有難い。



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美鳥(みとり)

Author:美鳥(みとり)
被虐待サバイバー。解離性同一性障害、うつ病、対人恐怖症ほか色々闘病中。境界性パーソナリティ障害寛解しました。毎日の光と影を綴ります。生育歴・来歴・病歴・活動はこちらをご覧下さい⇒<はじめに Profile>

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